こんにちは! O.S.Pの“岡田 翔生”です。
今回、ルアーニュースRの「春のバス釣り入門」の記事を配信させていただくということで、計4つの記事を配信予定しています。
そこで、僕が設けたテーマが“春バス攻略ルアー4選”。1記事1アイテムを紹介するという形で、春のオススメルアーについて、特長や使い方などを諸々解説させていただきますので、ぜひ4つの記事ともにチェックしてみてくださいね!
HPFクランクSPEC2【O.S.P】
ま1つ目は「HPFクランクSPEC2」!
O.S.P公式「HPFクランクSPEC2」詳細ページはこちら
こちらは「HPFクランク」のセカンダリーモデルにあたる、固定重心・サイレント仕様のフラットサイドクランクです。私が溺愛するクランクベイトの1つであり、特に近年では沼系フィールドにおいて、毎年春の間、特に春先などはビッグバスを連れてきてくれる最高のルアーとなっています。ではなぜ、春「HPFクランクSPEC2」が有効なのか? その理由と出しドコロを私なりに解説させていただきます。
極めて静かなアクションがスレバスをバイトへ導く
「HPFクランクSPEC2」の、まず最初の出番となる早春。
この時期、イチ早く動き出すビッグバスは、夕方の凪の時間帯や、晴天無風の静かな状況で釣れることが多いです。こうしたタイミングでは、ラトル音や重心移動のあるルアーは嫌われる傾向にあります。そこで威力を発揮するのが「HPFクランクSPEC2」。中層をパタパタとゆっくり泳ぎ、そのアクションは極めて静か。これまでに見せた迷いのないバイトからも、あの泳ぎにはバスを昂らせる“何か”があると確信しています。
ただ、春先だけが有効という訳ではなく、バスが強すぎる動きや波動を嫌うという状況は、全国のフィールドでも増えてきていることでしょう。そんなハイプレッシャーな状況でありながらも、巻きモノのスピード感が欲しい。そんな時にも手放せない存在。それから、後述するアフターシーズンにも非常に有効。その点については後ほど…。
使い方について
使い方はシンプル…ゆっくりと“タダ巻き”。
トゥルーチューンをシッカリ決めて、ロッドとラインの角度を直線気味に保ちながら巻くことで“究極においしそうな動き”が出せると感じています。水深50〜60cmほどの浅場も有効なレンジ。ボトムに触れた感触が手に伝わった時は、一度巻きを止めて浮かせ、再び巻き始める…といった使い方が有効です。
杭の際やチョットしたシェードなど…バスがサスペンドするようなスポットでは、細かいシェイク巻きも有効! 「HPFクランクSPEC2」は、短い距離で明滅ロールアクションを演出。タダ巻き+ピンスポットの“点の誘い”にも対応する万能サーチルアーです。
アフタースポーンにも効く
4月下旬~6月初旬までの、アフタースポーン期にも「HPFクランクSPEC2」は活躍。
この時期は、トゥイッチと浮上を繰り返すアクションが、強烈にハマるタイミングがあります。春だけに限らず、初夏まで視野に入れた一軍ルアーとして活用できます。
推奨タックルとギアセッティング
ロッドは、しなやかなMパワーがベスト。
硬めのロッドでも使用できますが、キャスト時に回転しやすいので、柔らかめのロッドがオススメ。ラインはフロロカーボンラインの12Lbが基準。最大で14Lb、最小で8Lbほどですが、レンジが浅くロングキャストも不要なため、12Lbが最も使いやすいです。
リールはスプール回転が軽いものが理想。ベイトフィネス的なリールも可。私的には、ギア比6.3が特に相性が良く、釣果にもつながると感じています。
“オカショー”的マストカラー3選
最後に、私が信頼を置くカラーを3つご紹介します!
一番の自信カラー。私のリクエストで追加されたカラーで、沼系フィールドとの相性抜群。お腹のオレンジと背中の濃いブラウンが、程よい明滅効果を発揮してくれます。
プランクトンが増えた緑がかった水色にベストマッチ。ハイプレッシャーな状況でも“抑え”として活躍します。
明確な色の境界線と、強いロールアクションによって、バスへのアピール力は抜群。濁りのある晴天無風のタイミングで、バスのスイッチを入れるパワーを持っています。モチロン他のカラーでもOKですが、私的にヘビーローテーションしているのはこの3色。
因みに、もしこの中で1色だけを選ぶのであれば、迷わず“ハニーブラウン P63”です!
「HPFクランクSPEC2」は、春〜初夏にかけての絶妙なタイミングでこそ、その真価を発揮するクランクベイトです。巻きモノへの反応が薄いタイミングでこそ、ぜひ一度このルアーの威力を体感してみてください!