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【静寂なアクション】スレた春バスに効くO.S.P「HPFクランクSPEC2」何故釣れる?/岡田 翔生

寄稿:岡田 翔生
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春のバス釣り入門

こんにちは! O.S.Pの“岡田 翔生”です。

今回、ルアーニュースRの「春のバス釣り入門」の記事を配信させていただくということで、計4つの記事を配信予定しています。

そこで、僕が設けたテーマが“春バス攻略ルアー4選”。1記事1アイテムを紹介するという形で、春のオススメルアーについて、特長や使い方などを諸々解説させていただきますので、ぜひ4つの記事ともにチェックしてみてくださいね!

岡田 翔生(SHOKI OKADA) プロフィール

O.S.P勤務の若手オカッパリアングラー。オカショーという愛称で親しまれ、並木敏成のアシスタントを日々務めながら、毎週末フィールドに出てバスフィッシングを楽しんでいる。地元である千葉県の印旛新川、高滝湖のようなマッディシャローでのオカッパリスタイルを得意とする。

HPFクランクSPEC2【O.S.P】

ま1つ目は「HPFクランクSPEC2」!

O.S.P公式「HPFクランクSPEC2」詳細ページはこちら

こちらは「HPFクランク」のセカンダリーモデルにあたる、固定重心・サイレント仕様のフラットサイドクランクです。私が溺愛するクランクベイトの1つであり、特に近年では沼系フィールドにおいて、毎年春の間、特に春先などはビッグバスを連れてきてくれる最高のルアーとなっています。ではなぜ、春「HPFクランクSPEC2」が有効なのか? その理由と出しドコロを私なりに解説させていただきます。

極めて静かなアクションがスレバスをバイトへ導く

HPFクランクSPEC2」の、まず最初の出番となる早春。

この時期、イチ早く動き出すビッグバスは、夕方の凪の時間帯や、晴天無風の静かな状況で釣れることが多いです。こうしたタイミングでは、ラトル音や重心移動のあるルアーは嫌われる傾向にあります。そこで威力を発揮するのが「HPFクランクSPEC2」。中層をパタパタとゆっくり泳ぎ、そのアクションは極めて静か。これまでに見せた迷いのないバイトからも、あの泳ぎにはバスを昂らせる“何か”があると確信しています。

ただ、春先だけが有効という訳ではなく、バスが強すぎる動きや波動を嫌うという状況は、全国のフィールドでも増えてきていることでしょう。そんなハイプレッシャーな状況でありながらも、巻きモノのスピード感が欲しい。そんな時にも手放せない存在。それから、後述するアフターシーズンにも非常に有効。その点については後ほど…。

使い方について

使い方はシンプル…ゆっくりと“タダ巻き”。

トゥルーチューンをシッカリ決めて、ロッドとラインの角度を直線気味に保ちながら巻くことで“究極においしそうな動き”が出せると感じています。水深50〜60cmほどの浅場も有効なレンジ。ボトムに触れた感触が手に伝わった時は、一度巻きを止めて浮かせ、再び巻き始める…といった使い方が有効です。

杭の際やチョットしたシェードなど…バスがサスペンドするようなスポットでは、細かいシェイク巻きも有効! 「HPFクランクSPEC2」は、短い距離で明滅ロールアクションを演出。タダ巻き+ピンスポットの“点の誘い”にも対応する万能サーチルアーです。

アフタースポーンにも効く

4月下旬~6月初旬までの、アフタースポーン期にも「HPFクランクSPEC2」は活躍。

この時期は、トゥイッチと浮上を繰り返すアクションが、強烈にハマるタイミングがあります。春だけに限らず、初夏まで視野に入れた一軍ルアーとして活用できます。

推奨タックルとギアセッティング

ロッドは、しなやかなMパワーがベスト。

硬めのロッドでも使用できますが、キャスト時に回転しやすいので、柔らかめのロッドがオススメ。ラインはフロロカーボンラインの12Lbが基準。最大で14Lb、最小で8Lbほどですが、レンジが浅くロングキャストも不要なため、12Lbが最も使いやすいです。

リールはスプール回転が軽いものが理想。ベイトフィネス的なリールも可。私的には、ギア比6.3が特に相性が良く、釣果にもつながると感じています。

“オカショー”的マストカラー3選

最後に、私が信頼を置くカラーを3つご紹介します!

ハニーブラウン P63

一番の自信カラー。私のリクエストで追加されたカラーで、沼系フィールドとの相性抜群。お腹のオレンジと背中の濃いブラウンが、程よい明滅効果を発揮してくれます。

オリーブダズラー L55

プランクトンが増えた緑がかった水色にベストマッチ。ハイプレッシャーな状況でも“抑え”として活躍します。

K.O.ダズラーチャート PL07

明確な色の境界線と、強いロールアクションによって、バスへのアピール力は抜群。濁りのある晴天無風のタイミングで、バスのスイッチを入れるパワーを持っています。モチロン他のカラーでもOKですが、私的にヘビーローテーションしているのはこの3色。

因みに、もしこの中で1色だけを選ぶのであれば、迷わず“ハニーブラウン P63”です!

HPFクランクSPEC2」は、春〜初夏にかけての絶妙なタイミングでこそ、その真価を発揮するクランクベイトです。巻きモノへの反応が薄いタイミングでこそ、ぜひ一度このルアーの威力を体感してみてください!

O.S.P(オー・エス・ピー)

2000年6月設立。日本のみならず世界で活躍した並木敏成が代表として自身の経験を活かし、「10 Years Standard(10年基準)」をコンセプトにモノ作りを行う。日々生み出されるルアーは定番となり、多くのバスアングラーから熱く支持されている。
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