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異常気象の2018年を降り返る「上半期」①

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2018年も残すところあとわずかとなるが、最後の12月まで異常に暖かいスタートを迎えている。このあと寒波到来で本来の寒さに戻るというが、バスのポジションは異常気象の影響でドシャローにいたり、ウイードのないメインチャンネルからは姿を消したりと例年とは大きく異なる。
2018年は最初から最後まで「異常」と名の付く気象条件が揃い、それにともないパターンが大きく変わった1年となった。今回はその「異常」な気象とパターンを振り返る。

2月豪雪・異常低温

1月27日、琵琶湖も大雪に守山で20㌢の積雪

まず、1月から低温状態が続き、1月22日から23日の未明にかけて南岸低気圧の影響により関東で20㌢以上の積雪となり首都圏がパニックとなった。成田空港が閉鎖となり、空港内で過ごす人がでるなど大きな影響がでた。
さらに2月5日から8日にかけて福井県で豪雪となり、国道8号線では1500台以上の車が立ち往生となり、車が埋もれたことによる死亡事故にまでつながるなど豪雪災害となった。
観測史上初、数十年ぶりという豪雪と低温により、各地で雪害が発生する中、琵琶湖も連日の大雪となり、琵琶湖の水温は南湖で5度台を記録、場所によっては3度台となり、水路内は全面凍結が見られるようになった。
こうした状況により1月から2月にかけては低温による活性低下が起こり、2月後半に水温が再上昇するまでの期間は釣果が見られない時期がでた。

2月には極寒で水温が5度台に。水路は凍結するなど過去最低水温を記録

3月下旬 早い桜開花

3月上旬にプリスポーンのピークを迎えて釣果は早い段階で上昇

2月に豪雪となり3月も寒いと思われたのが一転して、3月は暖冬となった。3月中旬から平年よりも暖かい日が続き、桜の開花が例年よりも1週間ほど早くなった。そのため、各地でお花見の時期が狂い、お花見を見越したツアーなどでは葉桜となってしまうなど影響がでた。
琵琶湖の水温も3月上旬には10度を超えてくるなど、例年よりも早い展開で水温上昇を向かえた為に、プリスポーニングのピークが3月前半となり、3月中旬にはスポーニングがはじまり、バイブレ、スイミングジグのピークは3月となった。
4月にはすでに桜は散りだし、南湖の北エリアでも中旬にはスポーニングとなり、例年の5月に好調となるキャロパターンが4月から使われるなど、パターンの前倒しが発生した。

3月の下旬には木ノ浜の桜も開花。例年は4月10日前後なのに…

4月22日には水温が18度となり、ポストスポーン化。4月後半にはキャロが好調に

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