エギングマイスター川上英佑 直伝「秋のアオリイカに効くエギ」
9月に入り、九州から北は北海道まで秋エギングの釣果が聞かれ始め、盛り上がっている今シーズンの秋エギング。
アオリイカのサイズも週を追うごとに平均サイズも良くなり、10月に入れば型と数の両方が狙える秋の好シーズン。今回は秋のエギングに有効なエギのタイプとアクションをご紹介します。
秋に「一番長い時間」投げるエギ
私自身、春同様に秋もエギ王の“黄金ローテーション”である「エギ王SEARCH」からスタート。
エギ王SEARCH
次は「エギ王LIVE」。
エギ王LIVE
最後に「エギ王K」…というローテーションが基本です。
エギ王K
そして、その中でも特に一番投げている時間が長いのが「エギ王LIVE」です。
まずはアピールの高いエギ王SEARCHで探り、キャッチした後・もしくは追尾を確認してヒットに持ち込めなかった際に投げるのがエギ王LIVE。秋エギングのシーズンに“ある程度の規模の群れに出会った際に連続ヒットに持ち込みやすい”という特性もあります。
エギ王シリーズでシリーズNo.1のアピール力を搭載したエギ王SEARCH、安定フォールに特化したエギ王K…実は両タイプ共にボディが若干ファットな抵抗系のエギです。一方で、アクションのキレに特化し、縦横のアクションとエギの基本性能を一番備えているのがエギ王LIVEです。
左：エギ王LIVE 中：エギ王SEARCH 右：エギ王K
効くアクション
秋のアオリイカは産卵活動に向け、その体を大きくするために大量の餌を摂らねばならないため、疑似餌であるエギへの反応も非常に良いのが特長です。
特にダート系と言われる、アクションの初速・キレを生むタイプのエギは、秋エギング時にアオリイカ自体の活性を高める役割を持っており、初速の速いキレのあるアクションは同じ群れのアオリイカを、体色をどんどん変化させながら追ってくるような状態に持っていくこともできます。
サイトフィッシングでアオリイカの反応を見ていると、ロッドを素早く鋭くジャークし、短い距離でクイックにアクションさせた際に、明滅しながらエギを追うスピードを速める個体を目にすることがあります。
最初はゆっくりとしたスピードでエギを確認しにきたアオリイカが、目の前からエギが消えるような初速の速いアクションによって「気になるけど確認できない→そのまま逃げてしまう！」というイメージでしょうか。どんどん活性が高まっている状態なのではと感じます。
もちろん、群れの規模や外敵・水温・天候の状態でアオリイカが低活性状態のときはこの限りではないですが、平均して秋シーズンのアオリイカはこの「初速の速い、キレのあるアクション」が有効であると感じています。
先日の広島呉エリアとしまなみ海道エリアでの実釣も、エギ王LIVEのダートアクションで秋序盤の良型をキャッチすることができました。間もなく盛期を迎える秋エギングシーズン。エギ王LIVEのキレのあるアクションを是非お試しください。
