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JBトップ50の2018年の年間チャンプが決まる最終戦直前特集!第4戦までのウイニングパターンを振り返ります

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さて、4戦を終えての年間争いの暫定順位は…

 

日本のバストーナメントの最高峰シリーズ「JBトップ50シリーズ」も全5戦のうち、第4戦までが終了、最終第5戦を残すのみ。

その第5戦の開催日は2018年10月12日~14日と目前へと迫っています!

 

そこで注目の年間争いの状況をおさらいしておきます!

現在第4戦を終えての暫定年間順位は下の表のとおり!

第1戦優勝の早野剛史がトップ! つづいてわずか7ポイント差で第3戦優勝の藤田京弥が追う展開。

ちなみに藤田京弥選手は今年のJBマスターズの年間チャンプAOYを決めており、実力+勢いのある選手で、注目を集めています。

暫定順位 氏名 ポイント計 重量計 1位との差
1位 早野剛史 180p 41,301g 0p
2位 藤田京弥 173p 39,111g 7p
3位 黒田健史 162p 35,698g 18p
4位 篠塚亮 152p 35,468g 28p
5位 佐々一真 150p 33,721g 30p
6位 川口直人 138p 30,535g 42p
7位 三原直之 138p 30,175g 42p

出典:JB/NBCニュース

 

さて、そんな最終決戦を控えている2018年トップ50シリーズだけど、今回は最終戦目前特集と題しまして、今年のトップ50第4戦までのウイニングパターンを集めてみましたあ

【以下、本文・解説・取材レポート=柳生豊志】

第4戦 桧原湖(福島県)優勝 西川慧 選手のウイニングパターン解説


出典&アイキャッチ出典:JB NBCニュース

2018JBトップ50第4戦in桧原湖
最終成績表 上位7傑

ゼッケン 氏名 重計 Day1重 Day2重 Day3重 獲得p
1 ニシカワサトシ 西川慧 10,245g 3,348g 3,032g 3,865g 50p
2 コバヤシトモヒロ 小林知寛 9,754g 3,388g 3,288g 3,078g 49p
3 ミハラナオユキ 三原直之 9,438g 4,910g 3,202g 1,326g 48p
4 ハヤノタケシ 早野剛史 9,432g 2,620g 3,240g 3,572g 47p
5 フジタキョウヤ 藤田京弥 8,968g 2,182g 3,036g 3,750g 46p
6 ミナミカズキ 南一貴 8,848g 2,842g 2,824g 3,182g 45p
7 タケダハルキ 武田栄喜 8,796g 3,238g 2,576g 2,982g 44p

出典:JB/NBCニュース
最終成績の全記録は以下参照
https://www.jbnbc.jp/_JB2018/view_result.php?t_id=10040&page=result

 

シザーコームのライトキャロの「巻きキャロ」とナカタジグのカーブフォールが荒効き

 

本戦2週間前のプリプラクティス段階では、長期間降雨のない影響で過去最大規模の減水となっていたが、直前に台風21号が近くをかすめても雨はほとんど降らず、風の影響で濁りのみが拡散するというあまり例のない状態であった。しかもターンオーバーも湖全域で発生しているというレイクコンディションの中、第4戦の火蓋は切って落とされた。

例年安定した釣果をもたらすワカサギを基準としたディープフィッシングは今年は不調で、毎年船団ができる月島周辺も今年は北側にのみパラパラ、過去には毎年優勝者を輩出した早稲沢沖にはボート皆無という状態で、今年は何がキーになるのか全く読みにくい展開であった。

その読みにくさの通り、優勝の西川選手のパターンはコレという絞り込みをあえてせずに、直感でバスの好みを取捨選択していくという、典型的な「今を釣る」パターン。

 

基本的には濁っているのでバスがルアーを見つけてくれれば食ってくれるだろうとの考えで、馬の首エリアの岬、フラット、ハンプをシザーコーム3.2inchの2.7gライトキャロで、止めずに誘う「巻きキャロ」、さらにナカタジグ3/8ozを垂直系岩盤や各岬でカーブフォールで誘ったり…

とにかく「広く浅く」探るという作戦。

水深も3㍍から8㍍という、直感にまかせた自由なものだった。

初日は3348㌘

 

2日めは3032㌘

2日めまでの予選を4位で通過したが、暫定首位の三原選手とは1732㌘というスモール戦では大差だったため、普通の釣りでは逆転は不可能。

 

しかし決勝は終了1時間前まで2500㌘しかウエイトがなく、勝つには絶対に一発逆転が必要な状況だった。

キッカーはウイードエリアのメディス攻め

そこで弧鷹森の放水路ワンドで勝負しようと決意し、一気に南下。桧原湖で一番濃いウイードエリアをスピナーベイト・メディスで1300㌘(終了30分前)とキロフィッシュ(同15分前)をキャッチ。桧原湖では不可能と思われたウエイト差を、冴え渡った直感で暫定4位からの大逆転劇で締めた。

最終日は3865㌘の単日トップウエイトで逆転優勝を果たした

 

㊨シザーコーム3.2㌅(ジャッカル)、フック:ワーム321#4(がまかつ)、シンカー:カラーパレットシンカー2.7㌘
㊤メディス3/8㌉(アユカラー)※シルバーブレードチューン(ジャッカル)
㊦ナカタジグ(ジャッカル)+ブルフラット3㌅(デプス)

 

【巻きキャロ用】
ロッド:ポイズンヘリテージ・ザ・シューティン61HS(ジャッカル)
リール:ヴァンキッシュ2500S(シマノ)
ライン:レッドスプール2㍀(ジャッカル)
【スピナーベイト用】
ロッド:ポイズングロリアス170HSB(ジャッカル)
リール:メタニウムHG(シマノ)
ライン:レッドスプール14㍀(ジャッカル)
【ラバージグ用】
ロッド:ポイズングロリアス166M(ジャッカル)
リール:アルデバラン51HG(シマノ)
ライン:レッドスプール8㍀(ジャッカル)

 

実は西川選手、桧原湖の経験は今年で5年め。スモールマウスはトップ50戦でしか経験がないというが、5戦中3戦を最終日トレーラーウエイインという上位5人に与えられる権利をもぎ取っているという桧原湖の女神に見初められた色男。昨年は暫定トップで予選を通過するも、総合3位と僅差に泣いた。今年は見事に雪辱を果たし、トップ50初優勝をその手でしっかりとつかんだ。

 

また西川選手のウイニングパターンは動画でも公開されているので、ぜひチェック

祝!初優勝!西川慧プロが優勝パターンを完全公開!

出典: 秦拓馬☆俺達。チャンネル

 

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