皆さんこんにちは! KEYSTONE(キーストン)スタッフの“堤 洋一”と申します。
少し前にはなりますが、今回は3月上旬に行った釣行の様子をお届け。何故あえて、その時期の話題なのかを説明させていただくと、エギングを行う中でディープとシャローを上手く釣り分けなければならないシチュエーションが、オールシーズン少なからず存在すると思います。そんな釣りで特に釣果として差が生まれやすい季節である“早春”。
そう、この季節にディープとシャローを上手く釣り分けることができれば、他の時期にも応用が効くということで、今回は普段どのような釣りを展開しているのかについて、釣行レポートを通じて、皆さんにこの場でお届けしたいと思います!
堤 洋一(Youichi Tsutsumi) プロフィール
舞台は長崎県
今年は暖冬と言われ、例年より水温の落ち方はやや緩やかな感じでしたが、北東の風が強めな日も多く、ショアラインの水温が不安定な場所も多い印象。
デイにおけるアオリイカの釣果はまだ聞こえていないタイミングでしたが、過去のデータや経験を参考に、確率の高そうな長崎県へ出撃してきました。
水温が高くて安定しているエリア選びを
一年で最も水温が下がると言われるこの時期…九州北部では15~16℃程度。
オールシーズンに言えることで、特に低水温期は大事と言える“水温”。ポイントを選ぶ上で、水温の低い時ほど、他のエリアより少しでも水温の高い所、それから安定しているのか? してないのか? を見つけるのが大きなカギに。
深場の居着きに対してはどう狙う?
前日は風が強かったため、シャローエリアの水温は安定していないだろうと思い、水深のあるポイントからスタートすることに。
沖はブレイクになっていて流れも速く、ボトム付近に居着いているイカに対して、通常のエギでは攻めることが難しい。そこでダイレクトにイカの居る所に攻め込める「デイブレイク」のプロトモデル2.7号を投入。ボートティップラン用のエギではありますが、自重25gと“ショアティップラン”でも使えるエギに。去年受注生産された商品で、改良版はまだ未定ですが、再販できればと思っています。
KEYSTONE(キーストン)公式「デイブレイク」詳細ページはこちら
沖の落ち込みにキャストして、着底後5回シャクってからサビいていると、待望のアタリが! フッキングを決めると500gほどのサイズを連続でキャッチ。
開発中の2.7号…本当に勝負が早いんです。コンパクトなボディゆえに飛んで、沈下速度が速くて、良く動いてバツグンの安定感。シャクった後に横へサビき、人為的にドテラ状態にして、アタリをとることがショアティップランの醍醐味。
水温上昇とベイトフィッシュの確認によりシャロー攻めにシフト
昼過ぎになり、日照でシャローエリアの水温が少しは上がって来たかなと…。
シャローポイントへ移動。まだまだ水温は低いですが…ベイトを追って浅場に差してくるヤル気のある個体を狙います。遠浅のエリアで平均水深5mの場合は「エギシャープ」(V0+)が最適。キビナゴらしきベイトが沢山見えます。
KEYSTONE(キーストン)公式「エギシャープ」詳細ページはこちら
REVOLT受注生産カラー“五島灘ソルティブルー”でテンポ良く広範囲を探っていると、シモリ付近でヒット!
この釣果で確信…水温は安定しているようです。
水温の低い時期であれば、今回のように流れがあって水温が安定している深場から探りを入れ、逆に水温が高かったりシャローにベイトが差しているなど、やる気のあるイカが浅い所を回遊していそうな状況では、シャローから攻めるという選択肢もアリだと思います。とにかく“水温とベイトの存在”が大事。
春サイズも登場!
上げ潮進行で潮位も上がってきたタイミング。
回収しようと早巻きをしていると、何やら大きな影が追って来ました。ピタっと止めると触腕が伸び、エギを抱え込みました! 1650gの立派なオス。
積極的にベイトを追わない水温ですが、シッカリとチェイスしてきてくれました。このカラーがイカを引き寄せる片鱗を垣間見た瞬間です。
【REVOLT受注生産カラー】五島灘ソルティブルー
今回の釣行で活躍してくれた“五島灘ソルティブルー”。
こちらは“REVOLT受注生産カラー”となっております。
REVOLTはKEYSTONE(キーストン)のオンラインストア「キーストン・ダイレクトショップ」が展開しているオリジナルブランドで、量産前段階のプロトモデルや、受注生産カラーや数量限定カラー…いわゆる“量産の難しいアイテム”を中心にラインナップ。
メキシコRBを下地に全体をブルーで施し、トップ(背中)ブルーの上にはギャラクシーグロー(点夜光)を搭載。
恵み豊かな五島灘の潮色に合わせた、濃いブルー基調としたカラーに仕上げました。見る角度で変化する、色味が玉虫色みたいで芸術点の高いカラーに仕上がっています。
早春の釣行レポートに沿う形で、ディープとシャローの釣り分け方と釣り方を簡単に紹介させていただきました。解説させていただいた内容は早春のパターンにはなりますが、意識すべきことは、他の季節でも共通箇所も多いハズ。
ぜひ参考にイイ釣りを満喫してみてください!