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【オリキン式】“折金一樹”が考えるO.S.P「火蓮(カレン)」の良さと使い方について

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ボディ前半がハードで後半がソフト素材。

ハードベイトとソフトベイトのメリットを融合。

O.S.Pから初めてリリースとなったビッグベイト…その名も「火蓮(カレン)」。昨年2023年に登場して以来、カナリ話題になりましたよね。

「ハードとソフトの融合」待望のハイブリッドボディ“ビッグベイト”遂に姿を現す「火蓮(カレン)」

さて、今回は既にお使いの方、もしくはこれから使ってみようとお考えの方に向けて、「火蓮(カレン)」のことを良く知る、オリキンこと“折金一樹”さんに伺った内容をお届け! 魅力や使い方にカラーのことなど、色々教えていただきましたので、記者の質問内容に沿って、皆さんに紹介していきたいと思います!

折金 一樹(kazuki orikane) プロフィール

高滝湖、亀山湖、印旛沼など、千葉県のメジャーフィールドを中心に関東の様々なフィールドを駆け巡る通称「オリキン」。10年チャプター関東Bブロックチャンピオンシップ優勝、11年ブロックチャンピオンシップ東日本優勝。2016年H1グランプリとNAB21で年間総合優勝。さらに2018年H1GPXでは第4戦、5戦を優勝し年間優勝も勝ち取り、数々の高成績を残してきた。得意な釣りはサイトだが、他にもフィネスからパワーフィッシングまでハイレベルでこなす幅広さも併せ持つOSPのプロスタッフである。 最近ではyoutubeにも力を入れており数々のチャンネルに出演しながら、自分自身のチャンネルである、「オリキンちゃんねる」を開設。

特長&気に入っている点を教えていただけますか?

では、早速!

こちらの質問についての回答は「扱いやすい180mmサイズでありつつ、機能満載なビッグベイトというトコロが、特長であり使い続けている理由です」。

機能満載という点についてより具体的に伺うと、まずはヘッドがリップ付きのハードボディ、ボディ後方がソフトマテリアルというハイブリッドボディで、ハードボディの強く水を押すアピール力と、柔らかな水押しやバスを惑わす視覚的効果のあるソフトボディの、唯一無二な融合アクションがカナリお気に入りという。

それからもう1つ、レイダウンや流木など、リップによってフロントフックが後ろに隠れ、スタックを回避してくれるという点も気に入っているとおっしゃっていました。

リアフックは取り外し可能で、取り付ければフッキングアップ、取り外せば根掛かり軽減。オーバーハング奥にスキップも可能。このような高いスナッグレス性能を生かした攻め方ができる点も愛用されている大きな理由。

使いドコロを教えていただけますか?

続いてはこちらの質問!

スポーニング後から初冬にかけて、徐々にベイトを意識して活動を広げる季節。何かしらの原因で、水が濁った時に投入すると期待が持てるそう。

濁りの中でも存在感を際立たせるアピール力、加えて寄せて食わせる事ができるナチュラルさは、秀逸なコンビネーション能力。流れ込み、波風によるバンクの濁り、秋の台風後、ド茶濁り~澄みはじめまで。

カナリの濁りでも水温が低すぎなければチャンスという。流れを避けているのか? 好んでいるのか? “流れの当たり方”を意識しながら攻めるのが有効とのこと。

カレンの基本的な使い方・操作方法を教えていただけますか?

基本は“タダ巻き”。

ボディ後方のテールを振りながら泳ぐスピードが適正巻きスピードの範囲内。止めて食わせるような、デッドスティッキング~スローリトリーブも効果的とのこと。漂いつつも張りがあってナチュラルな誘いが可能という。

また、早巻も得意。「カナリの早巻きでも、ボディアクションが破綻せず泳ぐことは、他ではあまり見ることのできない性能です」というコメントも。

爆釣&デカバス捕獲テクニックを教えていただけますか?

ズバリ!エサが絡む時です」と回答。

ニジマス、鮎、ワタカなどが自然発生的または人為的放流により、大量発生して、バスがそれらを偏食している時。

これら大量に居るエサに対し、フィーディングする場所やそのタイミングについて、的中させることができれば爆釣&デカバスも夢ではないという。その場所やタイミングを見つけ、投げ続けることが大切だとおっしゃっていました。

カラーローテーションについて教えていただけますか?

カラーローテーションについても伺うことに。

カラー選びの基本は、“水の色に合わせる”ことが通常という。

後は、流れや天気などに合わせてローテーションさせていくそう。アピールさせたくないのであれば、クリア系かつダーク系。アピールさせたいのであれば、透け感のない色で白ベースなどを選ぶと良いとコメント。

クリア系かつダーク系

白ベース系

また、ルアースピードによっても考慮することが重要だそう。早く巻くのであれば、バスに気づいてもらえるように、少しトーンアップ。遅く巻くのであれば、ジックリと見られる事が多いので、見きられないようにトーンダウン。

オススメカラー3選を教えていただけますか?

オススメカラーを3つ伺ってみると…。

ブルートラウト K05

亀山湖で2週連続60UPを釣られたカラー。

チャートバックシャイナー K03

透け感とアピール力、視認性などバランスの良いカラー。

ステルスブラック K02

釣れそうなタイミングであっても、色味を抑えてアピール力を調整したい時に使用。

初めて使う方へ一言お願いします

最後、初めて使う方へ一言をお願いすることに。

ビッグベイトというジャンルの中では、難しい調整や操作も少なく、タダ巻きが得意であったり、比較的根掛かりしにくい構造です。ですから、使うことや釣果においてのハードルは決して高くないハズです。気軽に使える上に、記憶に残るようなビッグフィッシュも釣れるかもしれません! 是非使ってみて下さい。

ハード素材とソフト素材の融合。

O.S.P初のビッグベイト「火蓮(カレン)」。是非今回紹介させていただいた内容を参考に試してみてくださいね!

O.S.P(オー・エス・ピー)

2000年6月設立。日本のみならず世界で活躍した並木敏成が代表として自身の経験を活かし、「10 Years Standard(10年基準)」をコンセプトにモノ作りを行う。日々生み出されるルアーは定番となり、多くのバスアングラーから熱く支持されている。