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どこまでも使いやすいPEライン「ROOTS(ルーツ)」のコダワリ

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まだ寒さを感じる日もあるけれど、確実に季節は春に向かってきています。

メンタル的にも「釣り行こ~」となり、春に活発化する魚種もいます。さぁ何釣ろう?

色々と釣りたい魚種も増えてきたら、万能かつ高性能なPEラインがあると心のお守りに。

写真はゴーセン公式SNSより。フィールドスタッフの山村祐子さん。レッドモンスター狙いの沖縄遠征でアオリイカ、美味なマダイを狙っての和歌山・加太からタイラバ。いずれもラインシステムはPEにROOTS PE×8、リーダーにROOTS FC リーダー。

これは一例だけれど、とにもかくにも様々な釣りに万能に、トラブルレスで快適な釣行をアシストしてくれるゴーセンのROOTSシリーズ。今回はROOTS PEをピックアップ!

ゴーセン公式
ROOTSPE×4詳細ページはこちら
ROOTS PE×8詳細ページはこちら

ROOTS PEはタカ切れ・摩擦切れ・色落ちを抑制し、誰が使ってもトラブルレスなPEラインを目指して作られた。

では、そうしたトラブルを抑えるために施されている技術特性はというと大きく3点。

号数ごとの原糸と素材のポテンシャルを引き出す加工

まずROOTSでは、号数ごとに適正な原糸を選定している。これがなかなか面白いところで、同じROOTSなんだけれど号数ごとにベストバランスになるよう、細番手には太めのフィラメントをセレクトし摩擦や衝撃に対して強く、逆に太番手では細いフィラメントを使用し、しなやかさが出るよう選定されている。

さらに、GT加工というPEラインの強度と耐摩耗性を向上させる加工を施し、そうした緻密に計算された号数ごとの設定の上、さらに素材のポテンシャルを最大限まで引き出している。

MPX製法×HDX製法

そしてMPX×HDX製法。ゴーセンのPEといえば…ですっかりおなじみになった感のある両製法だが、MPX製法とは一般的なPEラインと比較し「組ピッチ」が最大30%高いピッチ数になっているそうだ。

簡単にいうとピッチ数が高く(細かく組む)なれば摩擦や衝撃に強い。けれど実は、それなら細かく組むのが正義!とはならないのがブレイデッドラインの難しいところで、直線強力や感度に関していえば、ピッチを粗く組む方が上がるそうだ。単純に組み方が粗ければ、原糸自体が真っすぐになるため。ただ、言い換えると摩擦や衝撃には弱くなってしまう。

だからMPX製法で高密度ピッチを施したデメリットである感度低下と強力低下を、HDX製法が補う。

HDX製法はテンションを高めて編み込む製法で原糸間の密着性を高め、原糸をたわみなく正確に組み上げることができるのだそう。これにより編み込まれている構造が安定、結果として組み伸びや強力低下を抑えるという。

色落ちがしにくい

△こちらはマルチカラー。ROOTSにはマルチカラーと単色のライトグリーンの2種がラインナップされる

そんなROOTSのもうひとつ大きなメリットは色落ちのしにくさ。PEはそれ自体が染色できないため、顔料を混ぜた樹脂でコーティングし色付けする。しかしながら密着しにくいがゆえに、摩擦などでそれが剥がれる。これが色落ち(色が抜けたように見える)原因。

そこでROOTSでは「X樹脂」と呼ばれる、PE素材と最も密着性の高い特殊な樹脂を採用。さらに、仕上げ材として「特殊シリコーン」を塗布する事で色落ちを抑えている。また、この加工が糸切れの要因となる摩擦熱の低減にも効果を発揮。

それを表しているのが上図となる。号数ごとのベストセッティング、トラブルレス性を追い求めたROOTS PEは、だからあらゆるジャンルで頼りになる。

ゴーセン(GOSEN)

1953年設立、大阪府大阪市中央区に本社を置く繊維ブランド。フィッシングラインの開発から始まり、その後テニスやバドミントンのガットなどを手掛け、現在は世界的に注目されているブランド。 すべての製造工程を自社内でトータルに手掛け、「細くて強い糸」の実現に向け、日々研究開発を重ねている。