ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

【投げて巻くだけ】ショア“ブレードゲーム”の魅力/幸田樹典

寄稿:幸田 樹典
  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク
ブレードジギング特集

皆さんこんにちは! “幸田樹典”です。

ここ近年、ショアジギングやサーフゲームにおいて人気に火が付き始めているブレードジグを用いた“ブレードゲーム”!

オフショアでサワラを狙った釣りが一躍大ブームとなり、ショアからでもサゴシやサワラをはじめ、メジロやハマチといった回遊魚を簡単操作のタダ巻きで、なおかつ効率良く狙えるメソッドとして定着しつつあります。僕もここ近年、ホームの七里御浜(しちりみはま)などを中心にイイ釣りができています。

さて! 今回はそんなブレードゲームの魅力や、アクション&アプローチ方法、使用ジグ紹介など…僕なりの考えを元に、解説させていただきたいと思います!

幸田 樹典(Shigenori Koda) プロフィール

紀東~紀南エリアをメインに、ロックフィッシュやメバル、チヌなどのSWターゲットをはじめ、ネイティブトラウトやナマズにバスなど...、様々な魚種と日々奮闘を続ける年間釣行300日以上のスーパーマルチアングラー。ニックネームは「シゲちゃん」。1983年3月生まれ。

ショアで行うブレードゲームの魅力について

ブレードゲームの魅力。

まず挙げられるのは“とにかく簡単”ということ。青物などの回遊魚が射程範囲内に回っていればの話ですが、特別なアクションを必要とせず、投げて巻くだけで誰にでも簡単に楽しむことができます。

とにかく“遠くへ飛ばして巻き続ける”ことが釣果へ繋がる1番の近道。場所も問わず僕はサーフで行うことが多いですが、堤防や地磯など、本当にどこでも手軽に楽しめて、そして大物が狙える夢のある釣りでもあります。

釣れる魚種が豊富

上記写真でもお分かりいただけると思いますが、釣れる魚種がカナリ豊富です。

サゴシやサワラ、ハマチ&メジロ系だけだと思われるかもしれませんが、ショアジギングと同様こちらもアプローチ次第で、様々な魚種に出会えます! 投げて巻くだけで色々な魚種が釣れる、しかも釣れると大体が良型…チョットやってみたいと思いませんか?

投げて巻くだけの中にも色々な誘い方が

投げて巻くだけの簡単操作。

という風に前述しましたが、その動作の中でもトレースさせる水深や巻き速度などを、その日の状況やターゲットの活性に応じて合わしてあげることが大切。

ただ、初めて間もない方からすると、イメージし辛い場面も多いかなと。そこで基本的なアプローチ方法について、これから簡単に紹介していきたいと思います!

着水後10秒前後沈めてから巻く

僕なりのアプローチの基本は着水後10秒前後沈めてから巻く。

巻き速度は、早く巻いたりゆっくり巻いたり…その日の反応次第で変えていくので、一概にコレッ! とは言えませんが、目の前でナブラが起こっていれば高速巻きが効果的。それ以外でも、青物などの回遊系の魚が回っていれば、小魚を捕食していることが大半。

そういった魚種を狙う場合は、早巻き・高速巻きを軸にしてあげると良いと思います。

その時々で反応する釣り方を見つけるのも楽しみの1つだと思いますので、ターゲットやベイトの有無に天気など…日替わりの状況変化に対応できるように頑張ってみてください。

ベイトに着いている魚を狙う時やナブラが発生しているような時が、ブレードゲームが最も成立しやすいと思っていますが、あえてスローに引いたり、着水後のカウントを増やしてみたり、ボトムを重点的に攻めてみると、アカハタやオオモンハタといった根魚もブレードジグに食って来ることも良くあります!

このようにキビレが釣れることも

バイトがあれば巻き合わせで対応

バイトはカナリ明確!

巻いている時に食ってくることが多いので、ほとんどが引っ手繰るようなバイト。ロッドを大きく曲げて“巻き合わせ”で対応してみてください。

オススメブレードジグについて

さて、最後にショアからのブレードゲームで多用しているブレードジグを紹介。普段、アブ・ガルシアの「スキッドブレード」を使うことが多いです。

イワシなどに似たリアル系なカラーから、アカキン系やミドキン系など…色も豊富でフックもカナリ丈夫。多少強引なファイトをしても曲がったり折れたりすることもなく、ブレードとフックの交換もワンタッチで行えるトコロが気に入っているポイント。

製品名 ウエイト カラー 入り数 メーカー希望本体価格(税抜)
スキッドブレード 30g、40g 8 1 30g(¥850)40g(¥900)

アブ・ガルシア公式「スキッドブレード」詳細ページはこちら

スペアフックもアリ

スペアフックの「ブレードチューンフック」も常備しておけば、現場でスグに交換可能。どうしても長く使い続けていると、例え気を付けていたとしても、サビや障害物への接触、魚の口に何度も貫通したりして、針先が鈍ってくるので、常にフックポイントをチェックして少しでも鈍ってきたなと感じたら、交換してあげましょう。

製品名 カラー 入り数 メーカー希望本体価格(税抜)
ブレードチューンフック ゴールド、シルバー ¥800

アブ・ガルシア公式「ブレードチューンフック」詳細ページはこちら

新作ブレードジグも登場

今年2024年は「ナッツブレード」というコンパクト&ファット形状の新タイプのブレードジグも登場します。今後上手く使い分けれるように、多用していきたいと思います。

少し前まではナブラが発生している時や、ターゲットが中層より上のレンジを回遊している時など、プラグで狙っていましたが、状況によっては飛距離が…なんて時もありました、そんな時でもブレードジグであれば飛距離もカナリ稼げて横に引くことができる。

まだ試されたことのない方は、一度試してみては如何でしょうか?

ピュア・フィッシング・ジャパン( PureFishing Japan )

アブ・ガルシア、バークレイをはじめ、ペン、サベージギア、プラノ、ハーディなど世界的に有名な各ルアーブランドの企画・製造・販売を行っている総合ルアーメーカー。取扱っているアイテムはリール、ロッド、ルアー、アパレルほか多岐に渡る。