「タイドリフト」といえば、メジャークラフトのシーバスブランド。
そのタイドリフトからは、現在「5G」と「1G」ロッドが発売されている。今回はタイドリフト5Gをピックアップしたい。
タイドリフト5G
タイドリフト5Gは、ほかの5Gシリーズ同様の、超高感度&軽量設計を持つロッドでブランクのメイン素材には、「東レT1100Gカーボン」を採用。
これに独自のR360製法。R360製法は、カーボン繊維の向きを「ストレート(縦)」「フェード(右斜め)」「ドロー(左斜め)」「サイド(横)」方向に配置する製法。
軽く、感度よく、それだけでなく非常に破断強度の高いロッドになるのが5Gの特徴だ。
シーバスの場合
まず、基本的にはタイドリフト5Gは、ショアからのシーバスロッドとしてリリースされている。
そのため、各種ルアーのキャスト時には、軽快な振り抜き感で飛距離がしっかり稼げることが大事になる。
その点で、上記のような素材と製法で作られた5G仕様のタイドリフトは非常に気持ちがイイ。
もちろん、その投げた先ではバイトはもちろん、そもそも潮の流れや、それによってルアーがどうなっているか…そんな情報をロッドを通して伝えてくれるとゲームが組み立てやすい。
その情報伝達能力にも長けているのがタイドリフト5G。
そうして実際に掛かると、バットパワーは十二分でタメが利いて安心してファイトしやすい。
そうでありながら、バリバリに硬いわけではなく追従性も高いから、最後のランディングまで気の抜けないガチャガチャしたフィールドであっても、ロッドが仕事をしてくれてキャッチ率も高くなる。
5Gの軽くて強くて、気の利いた適度な追従性、驚異の粘りは、シーバスにはかなりドンピシャ。
ちなみに、一応シーバスを主軸に置いてはいますが、かなり様々な魚種を楽しめちゃうのがホントのところ(笑)。そんな使い勝手抜群のロッドでもあるのです。
ラインナップ
全4機種となりますが、非常に分かりやすい機種展開。
港湾部の繊細な釣りには862L/ML、ウェーディングゲームの中核962ML、広大なエリアで活躍する962M、サーフや足場の低い磯で取り回しの良い1002Mとなっていて、選ぶ際に迷わないのもうれしいところ。
Model | PRICE (税込価格) |
全長 (ft) |
継数 (pcs) |
ルアー (g) |
ライン (lb) |
PE ライン (号) |
アクション |
TD5-862L/ML | ¥28,000 (¥30,800) |
8’6″ | 2 | 5-30 | 6-16 | 0.6-1.5 | RF |
TD5-962ML | ¥29,500 (¥32,450) |
9’6″ | 2 | 7-35 | 8-16 | 0.6-1.5 | RF |
TD5-962M | ¥31,000 (¥34,100) |
9’6″ | 2 | 10-45 | 10-20 | 0.8-2.0 | RF |
TD5-1002M | ¥32,000 (¥35,200) |
10’0″ | 2 | 10-45 | 10-20 | 0.8-2.0 | RF |
8.6フィートで「L/ML」表記は、ティップセクションがL、ベリーからバットにかけてはMLを意味する。7cmミノーや5g程度のジグヘッドなど、軽量ルアーをテクニカルに操る性能に長け、かつベリーからバットにかけての強さは20g以上のプラグや28g程度のメタルバイブレーションまでこなせる「港湾部お任せ」の1本。
飛距離と操作性を高バランスで担う中核をなす1本。広大な干潟や河口部などのウェーディングゲームで、持ち運ぶルアーも限定的になりがちな状況でも、さまざまなルアーの飛距離を最大限に発揮するモデル。
96MLと同様、飛距離と操作性に優れるモデルで、Mアクションということで足場の高い堤防や波の穏やかなサーフでのプラッギングを取り回しよく操作できる1本。30gを超える大型ミノーなどを安心して振り切れるシャープなブランクが特長。
シリーズ唯一の10フィートで、サーフや足場の低い磯でのプラッギングで活躍するモデル。12cmクラスのミノーから40gを超えるビッグミノーなどを感度良く操作できるスムーズなレギュラーテーパー。また、波打ち際や磯際での最後のランディングでもパワーと粘りが、安定感をもたらすモデル。
トレカT1100Gの採用など価格もグッと上がりそうなところながら2万円台後半から3万円台前半という、お得感も無視できないところ。
5Gの世界、踏み入れてみてはいかが?
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