こんにちは。山浦 良明です。
山浦 良明(YOSHIAKI YAMAURA) プロフィール
私は主に福岡市内の都市型河川でビッグベイトを使用しシーバスを狙っております。
この原稿の執筆時はまさに秋の最盛期であり、メインベイトとなるコノシロが河川を遡上し、シーバスも産卵前の荒食いのためコノシロなどの大型ベイトを捕食している状況です。
しかしながら、ベイト、シーバス共に多く居る中、近年のビッグベイトブームによる影響か、ビッグベイトにスレているように感じ、例年よりやや口を使ってくれない印象があります。
ビッグベイトでハメやすいパターンや傾向やフィールド
福岡などの都市型河川では河川の橋脚が一番の狙いい目。都市型河川は特に橋が多いため、橋を一本一本丁寧に攻めダメならすぐに移動し、ラン&ガンスタイルが適しています。
狙い方としては基本的には通常のシーバス釣りと同じようにレンジ、アクション、スピードを軸にルアーを通すコースとルアーの向きが釣果を左右します。私が主にナイトで使用するビッグベイトはS字ジョイントタイプの「アイスライド187R」とミノータイプの「ゴーラム147F SW」の2つ。
メガバス公式「アイスライド187R」の詳細ページはコチラ
メガバス公式「ゴーラム147F SW」の詳細ページはコチラ
2つのルアーのローテ方
まず最初に「ゴーラム147F SW」を明暗の明を表層引き波で誘い、徐々に明暗境界線へと近づけていきます。なるべくスレの進行を遅らせるためにシーバスに見せ過ぎないよう表層から攻めることが鉄則。(水面爆発バイトというエキサイティングなシーンを見たいためでもある。)
次にレンジをほんの少しだけ入れ「ゴーラム147F SW」が表層寄りの水中を泳ぐスピードで引いてくる。この皮一枚が釣果に大きく左右されることが多く、特に意識して欲しいポイントです。
仕上げは「アイスライド187R」でロッドアクションにより左右にダートするグライディングで逃げ惑うベイトを演出します。ブラックバスもそうですが、シーバスもこの左右に鋭く移動するアクションに弱い魚。ダートのタイミングや強さは、その時の流速や潮色(澄み潮か濁り潮)で変わるため臨機応変にいろいろと試してみてください。
見切られにくく、口を使わせる能力が高いミノー「ゴーラム147F SW」
「ゴーラム147F SW」はピッチの早いロールアクション系ウェイクミノーだが水中に入れたときも同じように綺麗なロールを伴うため、シーバスに見切られにくく、口を使わせる能力が高いミノーだと感じています。ナイトゲームのみならず、デイゲームでもハイピッチロールアクションによる明滅がとても効果的なのでぜひお試しください。
「ゴーラム147F SW」を使うにあたり紹介した都市型河川のみならず大型河川、サーフや清流域でもどこでも使える優秀なプラグです。
重心移動システムのLBOⅡが2個搭載され飛距離も出るため、ポイントに着いた第一投目にぜひ投げてみてほしいです。
個人的にカラーは特にこだわりがなく、強いて言えば自分から見やすいチャートやレッドヘッドが好みですが、先日ナイトでのホログラムの釣果が良かったため明るい色とリアル系の両方をおすすめします。
タックルデータ
タックルは8ftクラスのルアーウェイと150g程度まで投げられるXHクラスのアクションが好ましい。
「ゴーラム147F SW」と比較してオーバースペックに感じるかもしれませんが、ラン&ガンすることと最大でメガドッグまで投げることを考えると1本で広範囲をカバーできるロッドがオススメです。
リールは300番台クラス、ラインが最低でも4号が100m巻けるリール。リーダーは扱いやすさとファイト時のバレにくさを考慮し、ナイロンを40Lb以上を推奨しています。
今後のビッグベイトパターンなどに(晩秋から初冬)
いよいよ後半戦に突入したシーバスゲームですが、水温低下と澄み潮でビッグベイトの釣りも厳しくなってくるが、そんな時こそ表層+デッドスローが効くため、「ゴーラム147F SW」が威力を発揮してくれます。
ビッグベイトの釣りは普段の釣りと違ったエキサイティングな釣り方です。
正直簡単に釣れる釣りではないけれども、釣れた時の感動は人一倍です。そんなツンデレな釣りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
一度釣れればきっと病みつきになると思います。