ヒロセマンがフィールドで魅せてくれた、ロックフィッシュ連発劇。
その手にはメジャークラフトの最新ロックフィッシュロッド「ロックライバー5G」。
そしてロックライバー5Gで操った数々のリグ、そしてキャッチした様々な魚種。その模様がこちら!
出典:YouTubeチャンネル「LureNews.TV」詳細ページ
さて、今回はどんなルアー・リグを使ったのか、そんなところに焦点を当ててみましょう。
メインの狙いはオオモンハタ、ゆえにスピニング
ですがその前に、少しおさらい。今一度ロックライバー5Gを確認すると、ハードロックゲームモデル・ライトゲームモデルに大別されます。その内ハードロックゲームモデルにはスピニングとベイトロッドがラインナップされます(ライトゲームモデルはスピニングのみ)。
なぜヒロセマンがハードロックゲームモデルの中からスピニングをセレクトしたかというと(使用したのはRV5-962MH)、今回のフィールドである高知・宿毛エリアでメインターゲットとしたのがオオモンハタだから。
根魚というとやはり根に付く魚のイメージ。それは間違っていないのですが、オオモンハタはかなり遊泳力が高くボトムから離れてベイトを追うことが多い。中層どころか表層付近まで活発に追い掛けてくることもあります。
例えばキジハタ(アコウ)やアカハタは、オオモンハタと比較するとざっくりいえばやはりボトム付近といえる魚たち。そのためボトムコンタクトをさせやすいベイトロッドも重宝します。
一方で、オオモンハタは巻きの釣りでもルアーをエサと認識すればガンガン追ってくるので、遠投から距離を稼ぎリトリーブでルアーを泳がせる(泳いでいるように見せる)のが基本的な攻略法。魚食性の強い魚でもあるから、巻いて見せて追わせて食わす。その際に飛距離などでアドバンテージのあるスピニングを選択したのです。
そして、掛かれば瞬時に根に潜ろうとする瞬発力もあり、ガッツリと潜られる前に耐えられるパワーも必要。そんなわけで「MH」をセレクトしたのです。
ワーミング・ブレードジグ・マイクロ系
さて、オオモンハタを主体にヤミハタ・ガシラ(カサゴ)・フエフキダイ…それから怪獣のような大型エソなんかも釣ったヒロセマン。
前述の通り、リトリーブ主体でオオモンハタを狙い、時に着底即バイトがあったりフォールバイトもあったりと活性の高い魚とのファイトをたくさん見せてくれました。これも先に述べた通り、基本的には巻いて追わせてベイトのように見せて食わせたいからです。
大きく分けるとジグヘッド&ワーム、メタルジグ(ブレードジグ)をメインに組み立てオオモンハタを狙った。また、マイクロ系のルアーとしてマキジグ・マイクロとナノラバ、それぞれ10gではヤミハタやフエフキダイ。こちらの軽量ルアーに関してはライトゲームモデルのRVL5-T782Lを使用。
食わせ力抜群のワームたち
まずはジグヘッド&ワーム。
具体的な組み合わせは、ジグヘッドに「ジグパラヘッド・BUN太」のスイムタイプ、これにワームが「スタビシャッド(SLIMとFATタイプあり)」および「ライブスクイッド」。
BUN太・スイムタイプは、今回のような磯ロックでは遠投性能も加味し大体30~40g程度がメインとなるが、BUN太の「スイムタイプ」の特徴としてはスイム姿勢が安定しレンジキープに優れる点。
基本的にはボトム着底からリトリーブで巻き、その際の安定性ゆえにワームアクションを最大限引き出しやすいクセのないジグヘッド。
スタビシャッドにはSLIMタイプとFATタイプの2種類あり。そしてサイズは3.5インチと4インチの2種。
今回投入したのは3.5インチで、カラーは大人気のライブベイトカラー。魚が好むベイトをイミテートしたリアルなカラーリングが特徴です。
ヒロセマンのスタートは、超実績の高いスタビシャッドFATから。まず波動も強く、オオモンハタに気付かせるアピール力の高いFATという選択。
活性が高く、サイズの大きなオオモンハタを朝イチのタイミングで効率的にサーチするため。朝イチからしっかりと結果を残しつつ、少し飽きられてきたと感じたら目先を変えてみる。飽きさせないローテーションも大事だとヒロセマン。
FATからSLIMに変更し、再びオオモンハタやカサゴ、ヤミハタなどを揃えてくました。少しスレたなぁ~と感じた時に強いのがSLIMタイプで、食わせ要素も高いのが特長。
何より大事なのは、一つのルアーで粘り過ぎないこと。ヒロセマンもスタビシャッドSLIM・FAT、ライブスクイッド、そしてジグパラブレードチューンへと、少しバイトが遠くなったなぁと感じたら早めにローテーションしていたのが印象的でした。また、バイトの深さも見ているヒロセマン。ガッツリ丸呑み系なら合っていると判断したり、そんなところも今適切なセレクトができているか判断する上で大事なポイント。
そしてライブスクイッド。エンペラの動きが「まさにイカ」なリアル系。基本的には魚食性の強い魚だ…と先に述べましたが、やっぱり小さなイカというのは基本的にどんな魚もエサとして好きな場合が多いのでは?
さらに今回のフィールドでは、朝イチポイントから移動後は比較的シャロー。そして子イカが隠れられるような地形でもあり、投入するとドンピシャ。
ちなみに、サイズは4インチが先行して発売され、今では3.5インチも加わり2サイズとなりましたが、今回はより小さなイカをイメージして3.5インチ。たかが0.5インチの差ですが、写真を見ると結構シルエット感に差があるのが分かると思います。
そのあたりのサイズ選びもポイント! こちらも基本的にはキャストから巻くだけでOK!
ジグパラのブレードチューンで
ジグヘッド&ワームとともに持っていて損ナシなのがジグ。今回はジグパラショートのNEWカラー(写真はプロトタイプのもの)に「簡単ブレード」を装着! ジグパラ・ブレードチューンで投入しました。
これもやはり、基本的には着底からリトリーブ。ある程度巻いたら一旦沈めて、再びリトリーブ…という繰り返しで誘う。
その理由も、泳いでいる魚に見せるために。そしてその時に簡単ブレードが高回転でフラッシング。波動もあることでオオモンハタのスイッチを入れてくれます。また、ある程度リトリーブして再度沈める時にも回転に優れたブレードがアピール。落ちている時もしっかり誘ってくれるので、フォールバイトにも要注意!
また、基本的にはリトリーブで狙いながらも、巻きで反応がなければジグを揺らす程度のジャークでアクションに変化を付けてみるのも手。
実は撮影時も巻きでヒットし、その後少しバイトが遠のき、そこでヒロセマンは小幅なジャーク。決してジグを飛ばすためでなく、直進的に来ているジグがフワッと軌道をズラすような…その程度のイメージ。そんなジャークを入れるとヒットすることも。
ジグヘッド&ワームはもちろんですが、やはりメタルジグは万能。かつオオモンハタにはブレードチューンが必須といえるレベルで、着脱簡単な「簡単ブレード」は忍ばせておいて間違いないのでは?
時にはマイクロなルアーを
基本的には超テッパンのジグヘッド&ワーム、そして相互にフォローできるメタルジグ(ブレードジグ)がオオモンハタ狙いでは軸になってきます。そして活性が高い場合はアピール力の強いルアーから入っていった方が効率的に大型のヒットにも巡り合えるのでは!?
とはいえ、小さなルアーにバイトがある場合も。ということで、ひとしきり釣った後にヒロセマンが投入したのがナノラバとマキジグ・マイクロの10g。
ナノラバはマイクロタイラバといった形状で、今回使用した10gが最大ウエイト(1.5~10g)と非常に軽量なルアー。堤防などで落として巻くだけ、ちょっとしたボトムバンプなどでも釣れると人気の高いルアー。
今回は例に漏れず、オオモンハタをメイン魚種として据えただけにキャストして着底したら7~8回ほど巻き、再び着底。それを繰り返す。それだけ…ナノ! ナノラバは基本的に余計なアクションをしないことが最大の誘いになるので、安心して信じて巻くべし!
マキジグ・マイクロにはヤミハタがヒット。「マキジグ」にはマキジグ・スロー&マキジグ・ジェットというアイテムがありますが、スローは20~60gでジェットは30~60gのラインナップ。
こちらのマキジグ・マイクロは、3~15gというまさにマイクロなウエイト。とはいえ、マキジグゆずりの巻くだけカンタンな扱い(ちなみにライトゲームに使うのであればジャークやリフト&フォールも全然アリ)とブレードの回転による誘いが特長。
小粒なのにアピール力ありなブレードジグ。オオモンハタも想定するならやはりタダ巻きをメインに組み立てたいですが、器用なルアーなのでもし本命不在でも遊べる魚種を広げる、という意味でも持っておきたいアイテムです。
このナノラバ&マキジグ・マイクロで使用したロッドがロックライバー5Gのライトゲームモデルの「RVL5-T782L」。
繊細さや軽量ルアーをしっかりと飛ばせる飛距離はもちろんなんだけれど、スレンダーな見た目に対して想像以上に粘りがありフエフキダイやヤミハタをキャッチ。大型メバル狙いにもマッチすると思うのですが、それだけじゃもったいない。
しっかりとパワーのあるロッドだけに、様々な魚種で遊んでみてはいかがでしょうか。
今回は遊泳力があり魚食性の強いオオモンハタを軸に話を進めてきましたが、ロックフィッシュは種類やフィールドも豊富。ロックライバー5Gには、多くの機種が揃っているのでぜひぜひチェックを!
オオモンハタ狙いの場合は、「パワー」も大事…です(笑)。
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