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平村尚也コラム【琵琶湖リサーチ】アオコまじりの泥濁り南湖①

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=濁りの中のハードルアー=

濁りのある状態で、安定的に釣果をもたらすのは波動の強いルアーだろう。マグナムクランク、チャターベイトというのは定番であり、シャローエリアでのチャターベイトゲーム、ミドルレンジでのマグナムクランクというパターンは南湖内で効果的となっている。
特にチャターベイトはカナダモの上でバスを集魚するのに最適であり、北山田、下物、赤野井の東岸、西岸のシャロー全域での釣果が目立つ。
ただ、例年の9月であれば、水温低下でアユが流入していて、追い風が吹く状態でのシャローチャターパターンとなるのだが、8月は水温30度超のシャローでアユが見られないために、チャターでのヒット数はかなり単発パターンとなってしまう。

圧倒的にギルが少ない今年のメインベイトとなるはハス

一方、マグナムクランクは例年ならばギルを捕食する個体を狙うことになるが、今年はギルが圧倒的に少ないために、数の多いハスを捕食する個体を狙うことが多い。ギルの場合は移動が激しくないので、数日間パターンが続くことが多いが、ハスとなると回遊が激しく安定感が欠ける。
ただ、ハスに関しても毎日回ってくるエリアなどが決まっている場所もあり、ハスの多い木ノ浜、赤野井、下物、北山田付近ではハスパターンでのマグナムクランクでの釣果は少しは見られる。
水温30度超の状況でもこうした「巻きパターン」が通用するのが、今年の傾向であり、夏の巻きパターンも視野にいれておきたい。

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