「ジョイントミノーは飛距離がなぁ…」なんて、誰もが一般的に抱く懸念点を解消したルアーが、トレフルクリエーションのミラージュJT128S。
そんな独創的なプラグを輩出するトレフルクリエーションの次なるプラグが10月から順次登場予定と、何やら慌ただしくなってきた。
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トレフルクリエーション・RAFALE (ラファル)が登場予定
それが「RAFALE (ラファル)」シリーズ。まず93mmサイズの「ラファルJT93S」が10月に、そして79mmサイズの「ラファルJT79S」が11月に登場を予定しているという。
ボディ長 | 重量 | タイプ | フックサイズ | 発売予定 | |
93mm | 14g | シンキング | #8 | 2023年10月 |
ボディ長 | 重量 | タイプ | フックサイズ | 発売予定 | |
79mm | 12g | シンキング | #10 | 2023年11月 |
ジョイントルアーのもう一つの可能性
ラファルJTは「リップ付きジョイントミノー」ということでかなり興味が沸くし、ミラージュJT128Sと異なりサイズとしても一回り小粒なラファルが揃うことで、本当に欲しいところになると思う。そこで今回はラファルについて、色々とお話を伺ってみたことをまとめてみたい。
まず気になるのは、ラファルJTの全体的な特長。それは次のようになるという。
①リップ付きジョイントミノーながらよく飛ぶ
②スローリトリーブでも安定した強波動で泳ぐ
③流れの速い中でも飛び出すことなく泳ぎ続ける
④シンキングルアーなのにシャローでも使える
もちろんシーバスにも効く。けれどそれだけではなく、多くのシチュエーションや魚種に対応した、まさにバーサタイル(万能)なミノーに仕上がっているのが特徴だという。
なぜラファルJTはミノーなのにジョイントなのか?
では、上記のような特長をもたらす上で、なぜジョイント構造としたのか? 言い換えればジョイント構造にすることで生まれるメリットを訊ねてみた。
こちらに関しても回答は明確。
スローリトリーブ・ファストリトリーブ、どちらでも安定した泳ぎが可能となる。
ジョイント構造にすることで水の抵抗を抑えられ、シンキング仕様でも立ち上がりが早くなる。着水後にすぐ泳ぐ=魚へのアピールできる距離が長くなる。
ジョイント構造により個々のボディ(前後のボディ)が小さくなるので水押しが弱くなる半面、泳ぎのピッチをバイブレーション並みに仕上げることができ、強波動で泳ぐことが可能となる。また、ジョイント部分がぶつかり合うことで起きる音で、さらに魚にアピールができる。
話を伺ってみて、なかなかに面白く〝早く使ってみたい〟と思わさました、ハイ。
まずバイブレーションのようなハイピッチな強波動で泳がせることが可能な点。であれば、バイブレーションでよいのでは?と思うのですが、ラファルはスローでもスイムアクションが破綻しないそうだ。
つまりはリトリーブの速度域問わずに、速い・遅いそれぞれのピッチで泳ぐことが可能で、それが大きなメリットになりそうだ。もちろんジョイント構造ならではのジョイント部分が当たることでの「音」によるアピールも興味が沸くところ。
さらに、ファストリトリーブであっても水面を割りにくい設計としているそうで、扱いやすさにも期待が持てる。ハイピッチに泳がせれば、適度なピッチが伝わることで、釣りを始めたての方でもルアーがしっかりと泳いでいることも分かりやすいという。細かくピッチを刻みながらアピールし、かつジョイント構造ゆえに適度に水を受け流しながら、魚にはアピールしながら過度な巻き重り感はない、それでいて釣り人側がルアーの存在感をイメージできる…。だから、それゆえに、ラファルJTはミノーでありながらジョイント構造を採用したといえる。
THE万能
さて、先に述べた通り、そんなラファルJTだけにシチュエーションや魚種を限定しないのも強みだ。
トレフルクリエーションのスタッフによれば、「見た目からは想像できないハイピッチアクションで、開発段階からシーバスはもちろんのこと、近年流行のクロダイや、マゴチなど様々な魚種を魅了し、釣果を上げてきました」とのこと。
まさに「どんな場所で釣りをするか」「どんな魚を釣るか」は釣り人が決める。
トレフルクリエーション・スタッフからは次のような言葉を頂いた。
「釣り人がワクワクするバーサタイル(万能)なミノー、それがラファルシリーズなのです」
発売は10月を予定。皆さん、ラファルJTでワクワクしてみませんか?
さて、ラファルJTの大まかなコンセプトをお伝えしました。そして今回お伝えしきれなかった、ラファルJTの飛距離の大きな要因「雪崩式可動域制御システム」については、次回に詳しくご紹介します。お楽しみに!