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キムソウ木村壮大に訊く!ウェーダーの「ソール」の話

寄稿:木村 壮大 ( キム★ソウ)
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どうも!Bluestormテスターのキムソウこと木村壮大です!!

木村 壮大 ( キム★ソウ)(Soudai Kimura) プロフィール

釣果より知識欲を原動力に釣行する変態系マルチアングラー ライトゲームが大好物な自称・孤高のマイノリスト(※変わり者) 趣味はキャンプと珈琲と渓流釣り、1982年生まれ、横浜在住 《サポートメーカー》ブルーストーム・ジャクソン・MTCW・ハピソン・スタジオコンポジット

さて、今回はウェーダーの“ソール”について解説してみたいと思います。

ここで解説するのはウェーダーのソールとしてスタンダードなラジアルソール・フェルトスパイクソール・フェルトソール、そしてソックスウェーダーです。中にはアルミバーを使用したソールやスパイクなどのソールもありますが、一般に使用されることが多く、釣具店などでもよく目にするであろう4種類に絞って紹介します。

アナタの釣りに合うソールはどのソールなのか…迷っている方は必見ですよ!

ラジアルソール

ラジアルソールはラバー製のソールで、複雑な沢山の溝が彫られたソールを指します。

通常のスニーカーなどのソールと比較するとグリップ力はありますが、磯などのような海藻や藻の生えた足場ではスリップの危険性があるソールですが、フェルトなどのソールに比べ耐久性が高く、サーフや干潟などの砂地での使用に適しています。

フェルトのように砂で目詰まりを起こすことがないので、安定した歩行性能が持続します。

BSJ-SWD1R エルヴェガスト ラジアルブーツウェーダー

ブルーストーム公式「BSJ-SWD1R エルヴェガスト ラジアルブーツウェーダー」詳細ページはこちら

ブルーストームにもラジアルタイプのウェーダーがラインナップされています。「エルヴェガスト ラジアルブーツウェーダー」サーフでの歩きやすさ、快適性が考慮された仕様となっていますので、サーフゲームがメインの方はぜひチェックしてみてください。

フェルトスパイクソール

フェルトの中にピンが埋まっているタイプのソールで、フェルトスパイクやフェルトピンなどと呼ばれるタイプのソールです。

フェルトがつぶれるとピンが効くような構造なので、フェルト単体では苦手とされている毛足の長い海藻や藻のエリアでも安定したグリップ力が得られ、使用率の高いソールですが、逆にツルツルした岩などではソールとの接点がピンだけになり、接地面積が少なくなることで滑るなどのデメリットも発生します。

とはいえ、バランスの取れた性能で、渓流や海など干潟など広いエリアで使用できるオールマイティーなソールなので、迷ったらコレといったタイプのソールになります。

BSJ-SWD3R エルヴェガスト フェルトスパイクブーツウェーダー

ブルーストーム公式「BSJ-SWD3R エルヴェガスト フェルトスパイクブーツウェーダー」詳細ページはこちら

汎用性の高いフェルトスパイクも同シリーズにラインナップ。耐久性にもこだわっておりますので、気になる方はぜひチェックを。

フェルトソール

もうひとつ、ウェーダーとしてブルーストームのラインナップにはありませんが、フェルトソールタイプもあります。これは厚みのあるフェルトを貼り付けたソールを使用したタイプのもので、毛足の短い藻の多いエリアで高いグリップ力を発揮するソールなので、渓流や小磯で使用されることの多いソールです。

フェルトの種類も化繊のものからウールのもなどがありますが、化繊を使用したものが安く一般的。海苔のような少し毛足の長い海藻などや、フェルトの目が詰まった状態ではグリップ力がガクンと落ちるので、フェルトソールを使用する際は過信しないようにしましょう。

ソックスウェーダー

ご紹介したどのソールの特徴とも組み合わせることができるのが、便利なソックスウェーダーです。

ソックスウェーダーは足先がネオプレンのソックスが付いた状態で、ウェーディングシューズを着用して使用します。その為、着用するシューズを変えることで、ラジアルやフェルトスパイク、フェルトといった様々なタイプのソールに変えることができます。

もし、色々なフィールドで使用するアングラーさんであれば、ブーツタイプのウェーダーよりもソックスウェーダーを選ぶのも賢い選択と言えるでしょう。どの道具が合っているかは十人十色、自身のスタイルに合わせたものを試行錯誤して選ぶのも釣りの楽しさです。

BSJ-SWD2R エルヴェガスト ソックスウェーダー

ブルーストーム公式「BSJ-SWD2R エルヴェガスト ソックスウェーダー」詳細ページはこちら

ブルーストームにはソックスタイプのウェーダーもラインナップ。その使い勝手はもちろんのこと、シリーズを通してBluestormで販売中のレインウェアとのマッチングも意識したカラーリングとなっているのもポイントです。

このフィールドにこのソール

結論としては、干潟やサーフといったエリア中心ならラジアルソール、磯などをメインにするならフェルトスパイクソール、渓流や小磯ならフェルトソール。そして、色々なフィールドで使用されるならソックスウェーダーを選択するのがエリア別のベストな選択肢といえます。

また、ソックスウェーダーはフィールドに応じたシューズをセレクトする必要があり、それぞれの釣りを1本のウェーダーで広くカバーしたいという方には“フェルトスパイクソール”がオススメです。それぞれのエリアに合わせたものより快適性は落ちますが、どのエリアでも必要最低限の安全性を確保してくれるのがフェルトスパイクソールの魅力です。

いずれにせよ適材適所。こちらの内容を参考に、自分に合ったウェーダーを選ぶ参考になれば幸いです!!

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ブルーストーム

2002年に高階救命器具株式会社のアメリカ現地法人TAKASHINA U.S.Aにて立ち上げられたブランド。 自社内で開発、設計、製造ができるメーカーとして、ファミリーからプロフェッショナルまで愛される製品を輩出中。 また2021年には「よりフィッシングシーンにマッチした製品を届けたい」という想いからブランドロゴが変更となり、太軸の釣針をモチーフにしたデザインとなっている。