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【2023年版ショアジギング基礎講座】ショアから大物が狙える!エリアセレクトからタックル選びにアクション方法まで徹底解説!

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ジギング特集

堤防やサーフなど身近なフィールドで楽しめるルアーフィッシング、「ショアジギング」。

メタルジグと呼ばれる金属製のルアーを使用し、ブリなどの青物はじめフラットフィッシュやシーバス、ロックフィッシュなど様々な魚種が狙えることでも有名な釣りとなります。

時には大物も掛かるなど、何が釣れるか分からないドキドキも「ショアジギング」の魅力といえるでしょう。

そんな魅力あふれるショアジギングをこれから始めたい、と検討している方も多いことでしょう。でも、いざ始めようにも何をどこで、どのようにはじめればいいか分からない…と悩む方も多いかと思います。

そこで今回は、誰にでも手軽に楽しんでもらえる「ショアジギング基礎講座」と題し、基本的な知識を解説していこうと思います!

エリアセレクトについて

ショアジギングに限りませんが、どの釣りでもポイント選びが重要になってきます!

ショアジギングの代表的なポイントを挙げると「サーフ」、「堤防」、「地磯」の大きく3つ!

サーフ

足場も安全で潮通しが良く、ヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュを中心に青物やシーバスも狙えるエリア。

サーフなので、遠投できるタックルが重要です。キャストにある程度慣れてからエントリーすることをオススメします!

堤防

日本全国沢山あるフィールドで最も手軽にエントリーできるフィールド!

足場も良くて街にも隣接していることが多いので、ビギナーの方にもオススメです。沖も比較的泥底が多いので根掛りが少ないというのもメリット。

地磯

堤防よりエリアは少なめですが、釣りに慣れてきたらぜひ地磯にはチャレンジしてほしいポイントです!

その理由は、ズバリ魚種の豊富さ!

青物はモチロン、根魚なども多く、地形やエリアによっては回遊魚なども狙うことができます。

ただ、根掛りも多いエリアなので対策や操作には注意が必要です。また、足場も危険な場所が多いので安全対策や装備は万全にして望みましょう。

狙うべきエリア

ザックリ場所の説明をしましたが、具体的にどういった場所へジグを投げ込めば良いのか?

イマイチ分からないという方もいると思いますので、上記で紹介したエリアを参考にしていただいた状態で、狙うべきポイントについて解説していきます。

潮通しの良いエリア

回遊魚は「潮通し=海の流れ」が大好き。潮通しが良いエリアというのは必須条件です。

潮通しが良いエリアは、単純に「沖向き」の水深のあるエリア。例え湾や漁港の沖向きであっても、潮通しが良ければ青物は充分に入ってきます。

また、潮目と呼ばれる海流と海流の境目を狙うのもポイント!

潮目は海流がぶつかるポイントなので、ベイトとなるプラクトンや小魚などがたまっていることが多く、そこにフィッシュイーターがいるケースもあります。

 

ベイトの居るエリア

上の条件の場所にさらにベイトが加わると激アツ! 青物の釣れる確率がカナリ上がります! ベイトは昼間より夕方に差してくることが多いので、夕方や朝方に水面付近を群れで泳いでいたら、そのポイントを選んでみましょう。

タックルを選ぼう

場所が決まれば次はタックルを選びましょう。

ロッド

ショアジギングロッドは9から10ftくらいの長さが一般的。アクションさせることが多い釣りになりますので、最初は取り回しの良い9ftくらいにしておくと良いと思います。

慣れてくれば遠くへ飛ばしたくなるので、徐々に長い10ftやそれ以上の長さに挑戦してみましょう。ロッドの硬さに関しては、使うジグの重さに応じて選びましょう。

リール

リールは、スピニングリールの3000~6000番がショアジギングでは一般的。

ジグを速く巻いたり遠投したジグをスピーディーに回収するといったことも多いので、ハイギヤをオススメします。自重は軽いほうが疲れにくいので選ぶ時は軽さも気にしましょう。糸巻き量に関してはとにかく巻ける分巻きましょう。大物にラインが出されたり、ライントラブルなどで切れてしまっても再度使えるようにしておくことが大切。最低でも150~200mを巻けるものにしましょう。

ライン

メインラインにPEライン、リーダーにフロロカーボンラインの組み合わせが一般的。太さは釣り場によって異なりますが、主に使用するジグのウエイトによって決まります。

以下の太さを参考に選んでみてくださいね!

15g前後の軽いジグ…メインライン【0.4~1号】+リーダーが【12~16Lb】

20~60gのジグ…メインラインが【1~2号】+リーダーが【20~40Lb】

60~100gジグ…メインラインが【2~3号】+リーダーが【40-80Lb】

ちなみにリーダーの長さはロッドの長さの2/3程度取るのがオススメ。

ジグ選びについて

メタルジグも種類が色々あります。

一見同じように見えますが、素材や形状などが異なります。まず大きく素材は「鉛タイプ」と「タングステン」の2タイプ。一般的なのは「鉛タイプ」。鉛は鉄の中でも比較的軽いので、フォールも若干スロー気味。それに対してタングステンタイプは、鉛より形状はコンパクトですが、比重は重いので素早くフォールします。

タングステンタイプのジグはこちら

そして、形状も一般的なスタンダードモデルから、ワイドな形状。また、細長いタイプまで様々。では、ジグの形状とその特長について紹介していきます!

ショート(スタンダード)タイプ

サムライジグR【ダイワ】

あらゆる状況下で対応、最も使用頻度の高いショアジギングのド定番な形状。鉛素材でフックは前方と後方に装着されているのが標準装備。初心者の方はこのタイプから試してみては!

ロングタイプ

ビッグバッカージグ スライドスティック【ジャッカル】

ロングタイプは、名の通りボディが長いメタルジグ。長くなったボディにより、幅広いスライドアクションをするのが特長。また、比較的長細いベイトが多い状況下でも有効です。また、シルエットが大きくアピール力が高いのもロングタイプならでは。

スロータイプ

ジャックアイグロッキー【ハヤブサ】

平べったい形状になっているのが特長のスロータイプ。主にフォール速度を落としてじっくりジグを見せたい時に効果的。元々、オフショアで行われていたスローピッチジャークからきています。ショア用に作られたジグなら岸からスロージギングが楽しめますよ!

ブレ―ドジグ

また、近年シャクらなくてもターゲットを誘うことができるとして人気のブレ―ドジグも常備しておいてほしいトコロ! タダ巻きで操作が簡単だけでなく「釣れる」ということで、多くのショアジガーも愛用中。

メタルバイブレーション

ビッグバッカー107 鰤カスタム【ジャッカル】

メタルジグではありませんが、メタルバイブレーションも持っておくと役立つアイテム!

こちらも投げて巻くだけで、ブレ―ドジグよりさらに強い波動で遠くから青物をおびき寄せてくれますよ。

基本動作

タックル一式揃えば、釣り場へ向かってショアジギング開始!

アクション動作は以下のような感じ

①フルキャスト

慣れれば70m以上飛ばすこともできます! キャストの際は後方に人がいないか必ず確認。

②ジグを着底させる

ラインに指を軽く当てて少しずつラインをだすのがコツ。

③シャクリ続けるのみ

シャクる動作は慣れるのみ。中層までシャクり上げてきて落とすのも良し。表層をシャクるのも良し。メタルジグは表層からボトムまで色々な層を探ることができるルアー。また、慣れない動作で集中力が切れた時は、先ほど紹介したブレードジグに交換するのも1つの手段だと思いますよ!

YouTubeチャンネル「LureNews.TV」でもショアジギ動画が上がりマクリ!

出典:YouTubeチャンネル「LureNews.TV」

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身近なフィールドで手軽に楽しめる「ショアジギング」。これからがハイシーズンですので、ぜひお楽しみください!