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平村尚也コラム【琵琶湖リサーチ】例年より2週間早い季節進行②

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瀬田川堰の放流量の減少とともにアユの減少

瀬田川堰の放流量が低下すると、南湖の水質悪化と同時に水温も上昇する。水温が25度以上になると、それまで南湖内に滞留していたアユの群れが、北湖や瀬田川、流入河川の上流へと移動する。
南湖内からアユが減少してくると、バスはギルを捕食するようになるのだが、現実には沖にギルの数が例年よりも少ない。ここが今年の南湖の釣果を下げている根本的原因である可能性が高い。
昨年はウイードエリアにギルが多かったので、そのギルを捕食するパターンで瀬田川堰の放流量の低下時にも釣果を下げることなく、パンチショットリグ(リーダーレスダウンショット)、あるいはマグナムクランクなどのギルを中心としたパターンが炸裂となり、南湖の釣果は下がらず、むしろ上昇した。

鍵を握るウイードエリア

さて、こうした状況の悪化の原因を探ると、今後は水位の増加に期待したくなるが、その望みは薄そうなので、いかにギルやほかのベイトフィッシュを探して釣っていくかという課題に直面する。
沖のウイードエリアにギルのストックが少ないので、沖のパターンが炸裂する可能性も高くはない。シャローにストックされているギルからパターンを求めていくと、エビモパッチ、ヒシモなどのエリアが狙いめとなってくる。

カナダモが急成長する六本柱北エリア。あとは水面まで伸びてパンチショットリグ(リーダーレスダウンショット)が炸裂するのか?

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