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平村尚也コラム【琵琶湖リサーチ】滋賀県知事選挙・三日月県政二期目へ

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琵琶湖の健康?と釣り人

6月24日(日)に滋賀県知事選挙が実施された。前回の知事選は自民・小鑓候補(のちに参議院に出馬で当選)と民主・三日月候補(当時は衆議院議員)との戦いとなり、僅差で三日月候補の勝利となり、かなり盛りあがりを見せた。4年前の当時は我々釣り人の関係する業界団体も選挙期間中は右往左往する期間がありました。
しかし、今回の知事選は、現職の三日月候補が自民からも支持を受けたので共産以外の全党が実質相乗りとなり、共産候補との選挙戦が盛りあがらず、実質的には三日月県政の信任投票となった。

そのため、注目点としては投票率がどれぐらい低下するかということとなり、実際には約40%の過去2番目に低い投票率となった。

過去2番目に低い投票率の滋賀県知事選挙、外来魚を駆除しながら釣り人と連携して琵琶湖の環境保全を図るということだが、その「釣り人」とは?

さて、今回の三日月候補のマニュフェストを見る限り、私たちからすれば、「釣り人との連携した琵琶湖保全の取り組み」と「外来魚駆除の徹底」という2点が争点だが、争点になる相手候補がない状態なので、再選後の三日月氏の施策とどう向き合うかとなる。
外来魚を駆除しながら、釣り人と連携して琵琶湖の環境保全を図るという。
一番の問題点は、「釣り人」と称する部分、「釣り人」とは誰のことを指すのか? 誰かが代表として名乗りでても、民主的なプロセスで代表を選出するわけでもないので、「釣り人」の総意としてのコンセンサスを得るのが難しいこと。
また、一期目には「釣り人にもレジャー税等の負担を求めたい」として、検討のための予算を計上している。
釣り人、バーベキューのゴミ問題、琵琶湖ルールなど、予算などの県の出費があることから、県財政がキビしい折、利用者に負担してもらいたいという意図がある。

(選挙公報より)6月24日に実施された滋賀県知事選挙、滋賀県民以外には関係ないことかもしれないが、琵琶湖、外来魚、釣り人という言葉入る選挙公報に注目が集まった

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