少し前に、新進気鋭のタックルメーカー「グラスルーツ」の第一弾グライドベイト「グランドエッジ190SF」のカラーが正式決定したことをお伝えした。
そのデビューまであとわずか。今回はおさらいとして、改めてグランドエッジ190SFの特徴を簡単にまとめてみたい。
グランドエッジ190SF
全長:190mm
ウエイト:2オンスクラス
価格:5,800円(税抜)
発売予定:2023年6月予定
出典:YouTube「GRASSROOTS OFFICIAL CHANNEL」
スリット構造によるエッジで意図したままに
グランドエッジ190SFは上記の通り190mm・2オンスクラスのジョイントグライドベイト。SFはスローフローティングを意味する。
改めてのご紹介にはなるが、その特徴は意のままに操れる操作性。そしてその操作性を生む生命線が、スリット構造。
ボディの前後共に上下のスリットが入り、エッジが立つ。
「スキー板がエッジを効かせてカービングターンをするようなイメージ…」
グランドエッジ190SFを手掛けたルアーデザイナー・井佐知之さんは、そんな言葉でその特徴を表す。
それが、水中で。だから意のままに操作できる。
このエッジはロールを抑制する効果も発揮し、姿勢を安定させることができる。そのために思うようにスライド幅を調整しやすいのも特筆すべき点だ。
出典:YouTube「GRASSROOTS OFFICIAL CHANNEL」
スリット構造が生む「カラーマジック」
さらにこのスリット構造は、もうひとつアングラーからの視認性の高さを生む。というのも、スリットに色を入れることでアングラーからは見えるが、エッジが立っているためにバスからは見えにくい。そのためスリットにはアングラーから見えやすいことに重きを置いた配色が可能になる。
フレキシブルとタイト。2モード
そして選べる2モード。グランドエッジのジョイント部のアルミ板に前後の穴が設けられ、ネジを差し直すだけで可動域が変わる。
後ろにすれば可動域の広いフレキシブルモード、前にすればタイトモードとなる。
スリット構造のエッジと2つのモード選択が、自身の理想的な動かし方をとてつもなく精度高く反映してくれるのだ。
2つのモードそれぞれの基本的なアクションの質や出しどころの一部は下記でもご紹介したが、それはあくまで「言葉にするなら」であり、実際にはバスの状態や水色、フィールドの性質によって多岐に渡る。ただ、そうした様々な状況下で、対応するアクションを出せるのがグランドエッジ190SFの強み。
出典:YouTube「GRASSROOTS OFFICIAL CHANNEL」
ディテールには意味がある
さらにはフロントフックは、バラシを軽減するためにローリングスイベルを採用して追従性を高めていたり、各パーツの細かな部分がそれぞれに意味がある。
「すべてのディテールには意味がある」とは井佐さんがよく使う言葉で、まさに。
いよいよ登場迫るグランドエッジ190SF。さぁどう操ってバイトを引き出そうか…なんだかワクワクしますよね。