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春の琵琶湖で何を巻く?新製品ヘッドスイマーリベロ10・14gの「リベスイング」を巻く!

寄稿:近松 卓二
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春めいてきた琵琶湖。

南湖と北湖の温度差が無くなってくると、いよいよ北湖からスポーニングの準備するバスが南湖へやってくるので、南湖のバスの密度が一時的に濃くなります。

このバスの移動説はチカマッチャンネルにて。

出典:YouTube「チカマッチャンネル」

そもそも北湖のバスにとって南湖は浅く、そして温まりやすいのでスポーニング場所として最適。それにスポーニング前に餌を食べる場所としても、南湖はウィードがある為バスがウィードの中に身を隠すことができ捕食しやすいので、スポーニング前の高カロリーな餌を食いたい魚にとって非常に好都合な場所なんです。

近松 卓二 (Takuji Chikamatsu) プロフィール

レイドジャパンプロスタッフ。琵琶湖の人気プロガイドとして活動しながら、多くのトーナメントにも参戦。TBC(利根川)や琵琶湖のBATNET(バスアングラーズトーナメントネットワーク)のトーナメントで入賞多数。

ウィードとベイトの存在

そんな南湖攻略で非常に重要なのはしっかりしたウィードとベイトの存在

まだ三寒四温がある状態なので、基本的にバスはメインチャンネル伝いを意識して動いている状態です。具体的にいうと3月前半は木浜沖、アクティバ沖、赤野井沖、下物沖など南湖の半分から北エリアに魚が濃い印象。3月中旬になると次第に南湖南エリアでも魚が釣れだすのが定番のパターンかと思います。

狙い目はやはり水温が安定しやすいメインチャンネル隣接のウィードの帯で、特に今年は特にウィードが多く、流れがヨレる為プランクトンが溜まりやすくモロコの群がそのようなウィードの上を回遊していきます。バスたちはそのモロコを食べるために広大なウィードエリアに身をかくしているので幅広いエリアを効率よくサーチするのが必須。

使うルアーは「リベスイング」

そこで使うルアーとしてオススメなのが今月末発売予定のヘッドスイマーリベロ10・14gのシャッドテール部分を外し、トレーラーにフルスイング4インチを付けたリベスイング!!

なぜリベスイングが効く?

リベロヘッドにフルスイング4インチをトレーラーにする事で、ぷっくりと卵を持ったモロコをイミテートできるので非常に反応が良いです。フックは5gや7gについていた小型フックではなく4/0近いフックが付いているのでフルスイング4インチをつけてもベストマッチ。また、リベロヘッドのアイポジションはウィードも抜けやすい角度に設定してあるのと、程よいガード力のブラシガードが付いているので枯れウィードエリアでもストレス無く引くことが可能です。

そしてスカートが無いリベスイングは抵抗が無い為飛距離が出せて、なおかつ動きの邪魔になるスカートも無いのでリベロの頭を中心にロールがより綺麗にハイピッチに動くことで、頭の良い大型もメスも反応させることが可能です。

ブレードは状況に応じた使い分けがキモ

リベロヘッドの下についたブレードをつけたままでも釣れますが、ワームの動きの邪魔になるので自分は根本から折って使用しております。水が濁ってきたりした時はブレードアリの方がアピールするので使い分けるのがコツですね。

一定ペースで巻いてくるだけ

使い方は、とにかくメインチャンネル近くの水深3〜4.5mで、ウィードが50センチくらい生えている場所に思いっきり投げる。ボトムをとってからウィードのツラに当てながら一定ペースで巻いてくる…以上。

スイムジグと一緒で“ロッドをできるだけ寝かせて一定速で巻く”ことでレンジコントロールがしやすく、さらにノーマルギアのリールを使用すればより一定層を巻くことが可能です。

バイトは「コン!」とハッキリとロッドに伝わるバイトもありますが、多いのはまるでギルバイトのような小さなバイト。集中してリーリングすることが重要です。また、バイトを感じてから即合わせは厳禁で、かならず違和感を感じたら竿に重さが乗るまでゆっくりとスピードを上げての巻き合わせフッキングが必須です。

ちなみにウエイトの使い分けは、基本14gを標準として2〜2.5mの浅いレンジは10gがオススメ。ロッドは個人的にはデュフューザーが非常に使いやすく、脇に入るグリップエンドでリトリリーブが安定して巻ける為、バイトが出やすいです。

このパターンはウィードが伸びてくる4月中旬ぐらいまで続くので今のうちから身体を慣らしておくのが重要ですね。

今しかできない、フルキャストしてから巻いていくウィードを絡ませた琵琶湖らしい春の釣りなので、リベロ10g・14gが発売したら是非試してみてください!

レイドジャパン(RAID JAPAN)

2011年設立、岡山県を拠点とするタックルメーカー。 ロッド「グラディエーター」シリーズをはじめ、各種バスルアーを輩出。 代表はカリスマアングラーとして知られる金森隆志氏。 「常に釣り人であれ。」という観念のもと、岸釣りのレベルとステイタスを押し上げるべく、現場主体で日々開発・研究を重ねている。