アンタレス DC MD。

2018年に登場したそのリールは、16アンタレスDCをベースにMD＝モンスタードライブの名の通り、ビッグベイトの釣りをはじめとするストロングな釣りに対応すべく各部を専用チューニングされたリール。

…2023年、5年の歳月を経てフラッグシップ機「アンタレス DC MD」がフルリニューアル。

23アンタレス DC MD

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さらに飛び、より強く

気になるのは、何がどう変わったのか。ポイントとなる機構は大きく２つ。

まず1つ目はスプールに21アンタレスなどにも採用されている「MGLスプールⅢ」を搭載したこと。ストロングゲームに欠かせない20lb×100mのハイラインキャパシティを維持しつつ瞬時に立ち上がり、伸びのある弾道と遠投性能を有すとのこと。また、スプール径は先代と同じく38mmながら、幅はマイナス1mmのナロー化となる21mmに設計。強度を保つ薄肉化を果たすことでより軽量化を図った低慣性スプールとなっている。

ブレーキシステムには数多のテストの膨大なデータをフィードバックし、セッティングを再設計したNew 4×8 DC MD TUNEを搭載。これにより低慣性化を実現したMGLスプール Ⅲに対応、段違いのブレーキ制御精度を実現しているという。バックラッシュを低減しつつ、スプールの回転ロスを最大限に抑え高い遠投性能を実現。フルキャストはもちろん、軽めのキャストでもその効果は感じられるほど…とのこと。

ちなみに内部ダイヤルは内部ダイヤルはF（＝フロロカーボン）、P（＝PE）、N（＝ナイロン）のモードに加え、空気抵抗のある大型ルアー&遠投モードにあたるXBモードの4段階。ここで使用ラインやルアーによってセッティングを決めれば、後は8段階の外部ダイヤルで微調整するだけ。

またベアリング数はこれまでの11個から1つ増え12個に。ドライブギア軸の支持ベアリングが増えていることも特筆すべき点。

村田 基氏のインプレッション

今度のアンタレスDC MDは、DC史上で最も飛ぶリールと言われた16アンタレスDCを遥かに凌ぐ遠投性能に仕上がったと言ってもいい。20Lb×100mを収納する伝統の38mm径のままで低慣性化されたスプールを活かすのは、従来を遥かに凌ぐコントロール精度を備えたNew 4×8 DC MD TUNE。遠投性能、トラブルレス性ともにフラッグシップにふさわしい仕上がり。今までXBモードに設定して、外部ダイヤルを4までしか使えなかった人でも、3まで落として、さらに飛距離を稼ぐことができる。トラブル？　そこは心配ない。この新たなDCが助けてくれるんだから。3まで使えた人なら2まで行ける。つまり、誰でも今までより1つ下のダイヤルで、トラブルなく異次元の飛びを体感できるんだ。遠投した先にあるモンスターの居場所にルアーを近付けることができれば、回転半径の小さい45mmハンドルでHG、XGを生かしたスピード勝負の誘いに持ち込むことが出来る。掛けた後も剛性感の上がったハンドルでもちろん有利。あとは釣るだけです。

出典：シマノ公式HP

スペック

ランナップはHGとXGに、それぞれRIGHTとLEFTの計4アイテム。

その気になるスペックがこちら。

注記 ※HGはハイギア仕様、XGはエキストラハイギア仕様

バスやシーバス、サーフゲーム、ロックショア、世界の怪魚…特にモンスターと対峙するアングラーで気になっている方、多いんじゃないでしょうか。

関連動画

出典：YouTube「SHIMANO TV公式チャンネル」

出典：YouTube「SHIMANO TV公式チャンネル」

シマノ（Shimano）

1921年創業。1970年に「レジャーを通して人々の健康に寄与する 」という企業哲学のもと、釣具事業部が発足。リール、ロッド、ルアー、用品などクオリティの高いアイテムの開発、製造、販売までを行い、釣具の総合ブランドとして、国内外問わず多くのファンを抱えている。独自の技術も数多く、世界に誇るジャパンクオリティを提供し続けている。

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