攻めたなぁ~というか、男気あるなぁ~というか。
賑わいを見せた釣りフェスティバル2023。その天龍ブースで、そこ行ったかぁ~と思ったロッドが風来坊。
天龍テンカラ風来坊 32TA
毛針のプリント。日本の伝統、テンカラ竿なのであります。天龍テンカラ風来坊に、新たに追加モデルTF32TAが!
大自然の中、リールを使わないフライフィッシング、古来より伝わる竿と糸と毛針だけで釣るその手法は、どこか憧れるモノがあります。その独自性は海外の釣り人をも、時に虜にするほど。
元々、天龍はこの風来坊をリリースしていてTF39、そしてテレスコアジャスター(TA)という異なる長さで楽しめる機能を搭載したTF39TAというモデルがラインナップされています。
また、過去には風来坊に西陣織カーボンをあしらった「風来坊 別誂」 という限定モデルも(すぐさま完売)。
そうはいってもニッチなところ、さらに常に妥協なし&国産のテンリュウイズムからすると、価格もそれなりになる。果たしてユーザーは手に取るのか? なんて要らぬ心配をするまでもなく、やっぱり天龍は天龍で「より良い竿を必要な方に届けたい」、ただそれだけなんだと思います、ハイ。
シリーズ最短仕舞寸の新作
さて、最新作となるTF32TA。TFは天龍テンカラ風来坊を指し、32はMAXの全長。つまりは3.2m。これにTA=テレスコアジャスター搭載ということで、こちらは2.8⇔3.0⇔3.2mと3種の長さを楽しめる仕様。ちなみに既存機種のTF39TAは3.3⇔3.6⇔3.9mとなる。
その仕舞寸法はシリーズ最短で、なんと25cm! そして16本継ぎと、めちゃくちゃ小継。その性能はいうまでもないが、このコンパクトさはベストやバッグのポケットに仕舞える。だから、例えばトラウトロッドも持っていくけど、ちょっと忍ばせてテンカラもやってみようかな…なんて時に、携行性・実釣性ともに間違いなし。
遊び方の広がり…という意味でも気になるところではあります。
調子としてはレベルラインに対応した調子で、源流から清流域までをカバー。使用するラインの全長は、4.5m以内を推奨とのこと。
追加となるTF32TA含めた全3機種のスペックは以下の通り。
MODEL | 全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞寸法 (cm) |
先径 (mm) |
調子 | ROD WT (g) |
CARBON/GLASS (%) |
PRICE |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TF39 | 3.9 | 8 | 58 | 0.8 | 7:3 | 71 | 83/17 | ¥37,000 |
TF32TA | 2.8-3.0-3.2 | 16 | 25 | 0.8 | 6:4 | 69 | 60/40 | ¥56,500 |
TF39TA | 3.3-3.6-3.9 | 14 | 34 | 0.8 | 7:3 | 77 | 83/17 | ¥57,000 |
天龍公式「天龍テンカラ風来坊」詳細ページはこちら