ダイワのジギングといえば「ソルティガ」が王者として君臨している。けれど、最近は下からの突き上げがスゴいっ(笑)!
今回ご紹介するICカウンター付きベイトリール「ティエラLJ IC」も、ソルティガに肉薄する性能といえるスゴいやつ。間違いなく買い、でしょう!
フラッグシップ「ソルティガ」が突き抜けてきたからこそなんだけれど、その設計思想はほかのグレードにも活かされていて、全体的なレベルがどんどん上がっている。
ティエラLJ IC 4月登場予定
「ティエラLJ IC」の武器はズバリ、圧倒的な巻き上げ性能とドラグ性能。
今回お話を伺ったのはダイワ・岡本靖久さん。例えとして使った言葉が「なるほど」と思わせてくれた。それは「ロープロ版ソルティガIC」だという言葉。
読むより見るが早い…ということで動画をチェックしていただきたい!
まずはティエラLJ ICのスペックを。
ティエラLJ IC (2023年4月登場予定) | ||||||||
モデル | 巻取長(cm/回転) | ギア比 | 自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | 標準糸巻量 PE(号-m) |
ハンドル長(mm) | ベアリング ボール/ローラー |
価格(¥) |
200 | 78 | 6.3 | 370 | 10 | 2-300,3-200 | 75-85 | 7/1 | 54,500 |
200L | 78 | 6.3 | 370 | 10 | 2-300,3-200 | 75-85 | 7/1 | 54,500 |
200H | 91 | 7.3 | 370 | 10 | 2-300,3-200 | 75-85 | 7/1 | 54,500 |
200HL | 91 | 7.3 | 370 | 10 | 2-300,3-200 | 75-85 | 7/1 | 54,500 |
ダイワ公式ティエラLJ IC詳細ページはこちら
ソルティガIC300同様のドラグ力
上記の通り、200番のノーマル(6.3)とハイギア(7.3)がある。そのいずれもドラグMAX10kg! これ、実はソルティガIC300と同等の数字なのです! HYPERDRIVE DESIGN(ハイパードライブデザイン)で磨きをかけたソルティガIC譲りの基本性能の高さを踏襲し、ギアもソルティガICと同じものを使用。それだけで、そのトルクは想像できるのではないだろうか。
手巻きリール初搭載
「電子ドラグサウンド」による滑らかさ
そして、強さだけでなく「滑らかさ」も求めたのがティエラLJ IC。クラス最高の強力なドラグ性能に、滑らかさをもたすためにATDとシンクロレベルワインドはもちろん前提として、引き出しクリック音をやめ、「電子ドラグサウンド」を手巻きリールで初搭載!
ドラグのチチチッと出ていく音。簡単にいえば凹凸をピンが通ることで発生する。物理的な接触であるため、わずかとはいえ抵抗は生まれるわけで、その物理的抵抗をなくした。「電子ドラグサウンド」とは、スプール回転を検知してドラグの作動を「電子音」で伝える機能。つまり物理的接触がない。だからもっと力強く、滑らかに。
また、サウンドは音質の異なる3種から選んで設定可能。自身が聞こえやすい音を選んだり、あるいはテンション上がる音を選んだり? ともかく、選択肢があるのはうれしいところ。
強くありながら、ライトで繊細だ!
そうした強さと滑らかさがありながら、やはりライトさを前面に押し出して感じられるのが「ティエラLJ IC」らしさ。
ソルティガICと比較すると高さとしてはおよそ1cmほどロープロ化されているそうで、握りやすさは繊細さにつながるし、手の小さい方や女性などでも握りやすい。
そして、メカニカルブレーキはクイックタイプを採用。スピニングリールのクイックドラグをイメージしてもらうと分かりやすく、わずかなメカニカルブレーキの作動で、その効き具合は大きいというもの。繊細な調整を瞬時にできるのは、さらなる攻略の幅を広げる手助けとなりそうだ。
単純に強いだけではないのが魅力。扱いやすさの中に、繊細さの中に、強さを求めた現代ジギングシーンにメチャクチャマッチするリールなのでは? 200番でPE2号300m・PE3号200mというラインキャパも含め、「ティエラLJ ICだから気持ちイイ」となりそうなジギングが、すでに頭に思い浮かんでいる方も多いのではないでしょうか?
2023年4月発売予定。