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【実は…このロッドがベストマッチ】ヤマガブランクススタッフ「ブレードジギング」おすすめロッド紹介&徹底解説

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皆さんこんにちは! ヤマガブランクス広報部です。

季節は完全に冬となり、今年も残すところ僅かとなりましたね!海の中も秋から冬に様変わりしつつあるこの頃。晩秋から冬にかけて、身近な湾内のライトオフショアゲームのターゲットとしてサワラやサゴシを「ブレードジギング」で狙う方も多くいらっしゃるかと思います。

今回はその「ブレードジギング」へ流用できるロッドについてご紹介・特集させて頂きます!

ブレードジギングとは?

さて、 “ブレードジギング”とは、一体どういった釣りなのかは、各メディアで特集もたくさん組まれており、もはや説明不要でもあるかと思いますが、念のために軽く説明させて頂きます!

ブレードジグをとにかく高速で巻く

メタルジグのリアアイにブレード付きのフックをセットし、キャストして広い範囲とレンジをただ巻きで探るメソッドです。

潮流や風による船の流れ方や水深、狙いたいターゲットと活性に合わせジグのウェイトを変えたり、リーリングスピード調整などはありますが、釣り方を一言で言えば「シンプルで簡単」。リーリング中に突然「ガツン!!」とくる衝撃的なバイトも癖になり、釣れるのはサワラを筆頭に引き味と食味が共に抜群な魚種が多いもの魅力です。

ブレードジギングにマッチするロッドとは?

YAMAGABlanksのロッドラインナップでブレードジギングに使えるロッドなんてあるの?といった声が聞こえてきそうですが…実はあるんです!

そこで今回は、快適に流用できるロッドと流用するにあたっての注意点を紹介させて頂きます。

BattleWhip OR72/C

ヤマガブランクス公式「BattleWhip OR 72/C」詳細ページはこちら

本来は、ケンサキイカや、スルメイカなどを釣るオモリグ専用のロッド。25~40号の鉛をアンダーハンドでキャストできる強いバットと、イカの繊細なアタリや違和感を伝えるしなやかなティップ、またオモリの高負荷とイカが連発してヒットしても手首に掛かる負担を軽減するために、脇抱えでしっかりとホールドできるリアグリップ寸法を採用した1本となります。(リールフット位置~グリップエンドまで460㎜)

ブレードジギングに流用した際のメリット

このロッド特性、実はブレードジギングに流用すると利点となる部分がかなり多いのです。

①キャストができる

まず広範囲に探るためのキャストに関しては、ジグの30~40gまではオーバーヘッドでキャスト可能で、50~60gまではジグはアンダーハンドキャストで余裕をもって投げる事が可能です。

②ジグをバタつかせない

しなやかなティップは、特にサゴシやサワラ狙いの超高速リーリングに対してもティップが素直に追従。サワラ狙いで重要なジグをバタつかせることなく安定させると同時に、バイトの弾きも低減させてくれる効果があります。

③リーリング重視のファイトが可能

ファイト面においても、負荷が掛かる程に粘るパワーがあるバットはポンピングをせずにラインテンションを緩めないリーリング重視のファイトスタイルにマッチし、緩急あるサワラの引きに対してロッド全体が追随して、ラインテンションが抜けづらく口切れも防いでくれるといった特徴があります。

④高速リーリング&ファイトが安定

そして、何より長めに設定されたリアグリップにより、脇挟みでのホールド性も良く高速リーリングとファイトでの安定性が抜群です。

流用する際の注意点

流用するにあたり一つだけ気になるのが、ガイド径です。

本来のターゲットであるイカの繊細なアタリを拾う為に、小口径仕様となっております。キャスト時におけるラインの抜け、そして太めのリーダー使用時にガイドに巻き込むとリーダー結束部とガイドとの干渉によるトラブルが懸念材料となります。

そこで、安心してキャストするためのライン号数やシステムをご紹介致します。

PEラインは1.2号がオススメ!

メインライン号数は1.2号がおススメ!今回紹介したBattleWhip OR72/Cの推奨ラインは、オモリグ使用時のキャストを想定し、MAX PE1号と表記していますが、ファイトの負荷に対してロッドパワーは十分な余力があります。

サワラや青物を対象魚として想定した場合、安心感とキャスト抜けのバランスが丁度いいところでメインラインPE1.2号がオススメとなります。

リーダーはできるだけ短めに!ガイド内には巻き込まない

リーダーはフロロカーボンの22~30lbまでを使用しますが、このクラスのリーダーを巻き込むと結束部がガイドと干渉しライントラブルやタカ切れ、最悪の場合はガイドの抜けにも繋がります。

リーダーは1mほど取ってライン結束部は極力ガイドに巻き込まず、トップガイドより外に出して垂らしを長めにとったペンデュラムキャストで投げるのがベストです。

ちなみに大型乗合船にてアンダーハンドで投げる場合は、フロロカーボン16lbクラスだとガイド内に巻き込んでもキャスト可能となりますので、16lbを1ヒロ取って、先に歯切れ防止のファイティングリーダーとしてフロロカーボン30lbを20㎝程入れて使用するのもオススメです。

「BattleWhip OR72/C」主に夏場がメインシーズンのケンサキイカをターゲットとしたロッドですが、オフシーズンとなっても、ライトジギングや、今回のブレードジギングでも流用が効き、長い期間を1本で楽しむことができるロッドです。

皆さん、ぜひ試してみてください!

「BattleWhip OR72/C」関連情報

過去の記事はこちら

【検証してみた】専用ロッドは他の釣りに使える?「オモリグロッド」のオフシーズンの使い方

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出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks Product CHANNEL」

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

ヤマガブランクス(YAMAGA Blanks)

釣竿製造の株式会社山鹿釣具のオリジナルブランドとして2008年に誕生したロッドメーカー「ヤマガブランクス」。より良い製品づくりを目指し、工場内で設計者と職人がコミュニケーションを取れるように、また多くのプロトロッドのテスト・改良をスピーディーに繰り返すために、ブランクの設計・巻きつけ・塗装・組み立て・出荷まで全てを国内自社工場で一貫生産し、その高品質なロッドに定評がある。