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オリムピックのアジングロッドのフラッグシップモデル「コルト・プロトタイプ」がフルリニューアル!

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オリムピックのアジングロッドの上位機種、「コルト・プロトタイプ」が2023年にフルリニューアルされることが発表されました。

「コルト・プロトタイプ」は2021年にリニューアルされ、カーボンリールシートやオリジナルDPSダウンロック式グリップを纏い軽量化を実現するなど、「強さ」・「感度」・「軽さ」に優れていることでも知られていました。

そんな、最先端技術をふんだんに使用した「コルト・プロトタイプ」でしたが、23年モデルはより近代のアジングにあわせてブラッシュアップされているのだそう。

23コルト・プロトタイプ【オリムピック】

23年にフルリニューアルされる「コルト・プロトタイプ」は6機種がラインナップ。

「23コルト・プロトタイプ」のコンセプトは、操作感度と反響感度の両立。今作は相反する操作感度と反響感度を高次元で融合させ、“高感度特性”に磨きを掛けているとのこと。

近代アジングでは、軽量リグへの対応力が必須と言われています。

ハリ感を若干抑えられたブランクにより操作感度が向上し、ライトラインへの負荷を軽減。より軽量リグの扱いが快適になったことで、僅かなアタリも明確に手元やティップへ伝達し反響感度も向上しているのだそう。

オリムピック公式「23コルト・プロトタイプ」詳細ページはこちら

以前の紹介記事はコチラ

【約6gの軽量化】独自カーボンリールシートの新採用で“感度&剛性”爆上がり!フルリニューアル「23コルト・プロトタイプ」を遂に公開

長尺パワーモデル「22GCORPS-782ML-HS」をピックアップ

非常に注目が集まる「23コルト・プロトタイプ」ですが、今回は中でも22年9月に登場した「22GCORPS-782ML-HS」をピックアップ。

「22GCORPS-782ML-HS」はハードソリッドティップ搭載の重量級フロートやキャロ専用の長尺パワーモデルです。

ハードソリッドティップは、超先調子のパリッと感でバイトを拾うセンサーソリッド。フロートリグの遠投による沖のシモリやブレイクへのアプローチはもちろん、キャロでのディープ攻略まで視野に入れたパワー設定になっているとのこと。

リールシートには、軽量・細身なIPSリールシートをダウンロック方式で採用。シッカリ握り込めるので、遠投の際でもしっかりと振り抜くことが可能。

また、グリップ部分もブランクタッチしやすいフロントグリップレス仕様になっているほか、リアグリップ部も最小限の大きさにすることで軽量化を実現。繊細なリグの操作ができるように工夫されているとのこと。

ヘビー級リグにメリハリをつけてアクションできるレスポンスと、ロングディスタンスでもアジのアタリをしっかり感じとれる繊細さを併せ持つロッドに仕上げられています。

「22GCORPS-782ML-HS」のスペック
Lenght
(m)
Power Action Weight
(g)
Close
(cm)
Top Dia
(mm)
Section
(pcs.)
Lure
(g)
Line
PE(号)
Price
(JPY)
2.34 ML Fast 70 119.7 0.8 2 MAX20 MAX0.6 46,000

「23コルト・プロトタイプ」の注目ポイント

「23コルト・プロトタイプ」は冒頭でもふれたように、より近代アジングに対応すべくブラッシュアップされた上位機種シリーズ。

そのため、最新の素材やテクノロジーがふんだんに使用されています。

ブランク素材には最新のカーボンプリプレグ「トレカT1100G」を採用

なかでも注目なのが、ベリーからバットセクションに採用されている最新マテリアル。

航空・宇宙、ハイエンドスポーツ用品といった分野で要求される極限性能を実現する、引張強度と耐衝撃性を両立したマトリクス樹脂技術「ナノアロイル技術」をメインに、最新のカーボンプリプレグ「トレカT1100G」が採用。

 

「トレカ®T1100G」は、東レの最高強度を誇る炭素繊維であり、ナノレベル(10億分の1)で繊維構造を緻密にコントロールする焼成技術によって、高強度と高弾性率化を両立させた素材。

ちなみに、シリーズ唯一のチューブラーモデル「23GCORPS-612L-T」にのみ「トレカM40X」が採用されているとのこと。

「トレカM40X」は、T1100Gよりも高弾性な炭素繊維であり「トレカ®MXシリーズ」の最初の品種。繊維強度と弾性率の両方を極限追求されており、従来の炭素繊維と同等の弾性率を保持したまま、強度を約30%向上させることに成功したとされる最新の炭素繊維になります。

『スーパークワトログラファイトクロスLV』×『G-MAPS製法』

メイン素材にはオリムピック独自の最軽量4軸カーボン「スーパークワトログラファイトクロスLV」を採用。それを、捻れ剛性に優れたオリムピック独自手法「G-MAPS製法」によって仕上げられていることで、粘り強くてブレないブランクスを実現。

「23コルト・プロトタイプ」は以上のように最新の素材や技術、製法を用いることでより完成度の高いアジングロッドに昇華されています。

そのほかにも注目の機能・性能が凝縮

そのほかにも感度を数値化した「O.S.S.(OLYMPIC Sensitivity System)」のほか、トップガイドにはチタンフレームSiC-Sリングガイド、ティップ・ベリー・バットには軽量なチタンフレーム・トルザイトリングガイドが採用。

ロッドの持ち重りを軽減に加え、より正確な感知力を備えています。

ジョイントは印籠継を採用

ジョイントは高精度なスピゴットフェルール(印籠継)を採用し、スムースなベンディングカーブを実現。

高感度特性を支えるリールシート

12月に先行して登場する「22GCORPS-782ML-HS」と「23GCORPS-672L-HS」は、ダウンロック方式のIPSリールシートが採用されていますが、そのほかの4機種には新たなリールシート「OP-01リールシート」が採用されています。

「OP-01リールシート」は、高強度・高弾性を有したカーボン30%を含む“PA610”という素材を使用した、軽量化・剛性・感度の全てが向上したリールシート。「23コルト・プロトタイプ」のためにオリムピックが独自で開発&設計したのだそう。

デザインは、手のひらの懐にフィットするラウンドバック形状により、力まずに包み込むようなホールド感を実現。大胆に肉抜きすることで、ブランクタッチしやすく感度アップと軽量化にも大きく貢献しているとのこと。

他社製品と硬度の比較でも同じたわみ量を得るのに必要な力は、1.85倍もの差があり、優れた高硬度特性を示しています。

採用機種は、「23GCORPS-552UL-HS」・「23GCORPS-602L-HS」・「23GCORPS-612L-T」・「23GCORPS-642UL-HS」の4機種。

「23GCORPS-552UL-HS」と同レングスの「21GCORPS-552UL-HS」や「23GCORPS-552UL-HS」の自重を比較してみても約6gほど軽量化が実現しているとのこと。

「23コルト・プロトタイプ」は、「22GCORPS-782ML-HS」をはじめ、非常に注目の機種が多数登場します。

フラッグシップにふさわしい、技術とテクノロジーがふんだんに使用されています。

また、今作は近代アジングに欠かせない軽量リグをより意識した設計になっています! ぜひチェックしてみてください!

OLYMPICフィールドテスター藤井大介氏によるインプレッション
23コルト・プロトタイプ「642UL-HS」の実釣動画はコチラ!

出典:YouTubeチャンネル「OLYMPIC TV」詳細ページ

オリムピック(OLYMPIC)

ブランクス性能と品質に徹底的にこだわった老舗「ロッド」メーカー。和歌山県すさみ町に4000坪という広大な工場を有し、あらゆるジャンルのロッドを生産、販売している。