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【メーターオーバー巨サワラ登場】そのロケで使用した、たった1つのジグ「リアルブレードTG」

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ブレードゲーム特集

先日、後迫正憲さん・鳴瀬雄太さんという豪華ダイワテスター陣と山口県岩国沖へロケに。

後迫 正憲(Ushirosako Masanori) プロフィール

アジングを中心に、ライトゲームやタイラバゲーム、アユ釣りなどに精通するエキスパートアングラー。 中国地方を中心に活動し、座右の銘は「見魚必釣」。大きくても小さくても喜びと感謝は同じ、という1匹の魚と出会うまでの過程を心から楽しむアングラー。「チャージ」という愛称でも親しまれている。1966年3月21日生まれ。広島県在住。

鳴瀬 雄太(Yuta Naruse) プロフィール

幼少期より釣りに親しみ、現在は玄界灘・響灘を中心にスーパーライトジギングのエキスパートとして活躍しているサラリーマンアングラー。 休日はほぼ釣り場へと出掛けている。愛称は、なるちゃん・海坊主などなど。 1985年生まれ。福岡県出身  福岡県在住。■ダイワ SWチームテスター

SLJ(スーパーライトジギング)のエキスパートと、凄腕ライトゲーマーのお二人。得意ジャンルは違えど、もともと仲は良いそうでロケでは初共演という。

そして、釣りモノは岩国沖と言えば…サワラ! そう「ブレードジギング」のロケだったんです。ブレードの付いたジグをとにかく早く巻いて、サワラを狙って釣るという全国的に流行しているスタイル。結果から言うと、メーターオーバーのサワラを皮切りに、ほんとよく釣れた楽しいロケでして。

で、そのタックルの先にぶら下がってたのがこんなジグ。

リアルブレードTG

ダイワ公式「リアルブレードTG」詳細ページはこちら

使用ジグは1種類のみ

毎回ロケとなると、どんなルアーを使うんだろう?どんなルアーが出てくるんだろう?なんて、楽しみだったりする訳です。

ただし今回はシンプルもシンプル。お二人が使用したルアーは1日を通して1つだけ。そのジグ、「リアルブレードTG」。2022年11月にダイワから登場したばかりのタングステン製のジグで、30gと40gの2つのウエイトがラインナップ。カラーは定番カラーからアピール系、グロー系まで全8色がラインナップ。

高比重のタングステン素材ならではの、イワシを好んで捕食しているサワラに照準を当てたコンパクトなサイズ感が、見るからに…な感じ。コンパクトで重い=当然飛距離も出るのです。

釣ったサワラが吐き出したカタクチイワシと思われるベイト

水深や潮の流れによって2つのウエイト「30g・40g」を使い分けたり、時間帯によってカラーこそ変えたりはしたものの、あくまで使用したのは1種類。サワラや青物が、これだけ当たってこれだけ釣れていれば、あえて変える必要もないか…なんて納得の釣果ではあったんですが、やっぱり釣れるには他にも理由がある。

そこで、お二人になぜ釣れるのかイロイロ聞いてみました。

①絡まない

まずお二人が口を揃えたのが「絡まない」ということ。

トラブルが極めて少ないんです、このジグ。横で見ていてもほとんどトラブらない。フックがラインに絡まない(エビにならない)んですね。その理由が独特なテールフィン。

独自のフィン構造でフックの上方向への可動域を狭めることで、キャスト&フォール時のライントラブルを回避。さらに飛行機の羽のような横方向のフィンがフォール時の姿勢を安定させることでさらに絡みにくくなっていると。

②姿勢がブレない

下方重心のシルエットに加え、テールフィンによりボディの回転を最大限抑え、高速リトリーブ時も姿勢がブレない。

そもそもサワラと言う魚は、体の構造上“直進性”には優れているものの、急な方向転換などは不得意な魚。ここがハマチなどの青物と異なる点で、ジグを止めたり、シャクリを入れると青物が釣れるというのはこれが理由。要は、追いかけているジグが急に方向を変えても、ハマチなどの魚はそのジグを食える。もっと言えば、それが捕食しやすいタイミングでもある。

一方のサワラは真っ直ぐに早く泳ぐことに長けている。だからノーアクションの早巻きでサワラが狙って釣れる。つまりブレの少ないボディであることが、結果サワラのミスバイトを防ぎ、フッキング性能を向上させると。

③アピールとフッキング

続いてはアピールとフッキングについて。

ブレードはカタクチなどのメインベイトの泳ぎにアジャストさせることを意識。レスポンスが良く、大きな波動でアピール力のある薄いコロラドタイプを採用。さらに、ボディに対しかなり大きなイメージのあるフックは掛け重視の中軸フックを採用。高速でブレードとともに回転することをと、掛かりの速さ、しっかり口を貫ける強さを兼ね備えたフックとなっています。

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