タイラバシーンも成熟し、バーチカルだけでなくキャストから広く探って掛けていく、あるいは潮が流れない時に投げて自ら斜め引きする状況を作り出すことで釣果を得ていくというのも多くの人が行うようになりました。

そこで重宝されるのがタイラバスピニングロッド。今回は天龍のレッドフリップからRF672S-ML/CKをピックアップ。

出典：天龍公式レッドフリップ詳細ページ

レッドフリップ672S-ML/CK

MLクラスのCK。CKというのはC＝キャスト・K＝掛けを表しており、キャストして掛けていくのに向くロッド。

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テンポよく拾う時にも、渋い状況を打破するにも

672S-ML/CKは前述の通り、キャストし着水点から広く探れることが利点となります。ひとつよくある状況として、比較的浅場でマダイが中層でベイトを追っているような時、キャストからの斜め引きで横方向の釣りをするとスイッチが入ってヒットするというパターンがあります。こうした場合に、このロッドは非常にマッチ。

△C・N・Tももちろんコンポジット

実は前作レッドフリップにはRF682S-MLという機種があり、今作はさらにバットパワーを持たせて大型への対応力がさらにアップしています。意外と中層ベイトを積極的に追うようなパターンでガツンと大型がヒットしてくることはあり、それにも対応してくれます。

また、ティップ部は繊細であり挙動を伝えてくれます。このバランスがよく、違和感を素早く伝えて、掛ける時にはバットが作用します。まさにK＝掛けという感じのテイスト。

△ガイドはステンレスフレーム・SiC Kガイド

活性が高い、ベイトを追っているようなマダイをキャストから狙える一方で、単純に潮が流れないという時にも重宝。

ドテラで流すのか、船を立ててバーチカルに狙っていくのかは、フィールド状況や潮況などによっても異なりますが、例えばドテラだけれど船が流れない…という自然状況の時、自ら投げてその状況を作りだすことができます。

△VSSリールシートを採用

基本的には、タイラバはベイトタックルであるのは事実で、けれども「それだけではどうしても無理…」という時にあると助かる、名脇役？　672S-ML/CKはそんなロッドなのではないでしょうか。

また、昨今は「あってよかった」なシーンが増えているような気も…。というわけで、スピニングタイラバ用としてひとつ持ち込んでおくと安心感があるロッドなのでは？

レッドフリップは、その他にも細分化されたタイラバにマッチする機種が揃います。あわせてチェック！

天龍（TENRYU）

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量＆高感度のＳＷライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。

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