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平村尚也コラム【琵琶湖リサーチ】南湖はミッドスポーン真っただ中①

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水温急上昇でミッドスポーン期に突入!! 今回の大潮でデカメスが炸裂したのは下物の南北コーナー部分

桜の開花も早く、例年は4月5日前後に満開となる南湖西岸も今年は3月28日頃で満開に

3月最終週の5月並の暖かさにより水温は一気に上昇して、南湖南エリアでは14度を記録した。プリスポーン期の水温は8度から13度、ミッドスポーン期の水温が13度から15度、ポストスポーン期の水温は16度から20度というのが一般的な目安となっており、完全にミッドスポーン期を迎えたこととなる。
実際に湖上で釣りをしていても、3月26日頃からオスの威嚇行動的なバイトが多発し、ショートバイトでフックが外掛かりするような事態も多発した。大潮となったのは週末の30日頃であり、その前はオスがスポーニングベッドを作りはじめ、その周囲でメスが釣れるようになった。
このタイミングこそが琵琶湖南湖の春で一番釣れるタイミングとなり、オスが作るスポーニングベッドの位置が特定できたら、あとはメスのあがってくるルートを特定して、コンタクトスポットでまとめ釣りするというのが50cmUP連発への道となる。今回の大潮でその場所となったのは、南湖の下物エリアであり、その南北の沖側のコーナー部分だった。
下物の南側は六本柱の北側のウイードエリアが越冬バスを大量ストックしており、ストックされたバスは冬の初期段階ではウイードに居付き、その後のウイードの枯れにともない下物の浚渫内に入りだした。そのバスが水温上昇ともに動きだし、2ケタ水温を越えた段階から釣れだし、スポーニングのために集中してベッド付近へと動きだしたタイミングで50cmUP連発モードへと変わったのだ。

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