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【春よりも活性が高く、秋よりもサイズがいい】川上 英佑が解説「真夏のエギング~夏イカのススメ~」

寄稿:川上 英佑
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「エギングは春と秋だけの釣り」というのは、もうひと昔も前の話。

年々認知度が高くなっている夏のアオリイカ=夏イカを狙った“夏エギング”。春・秋がメインと言われるアオリイカのエギングですが、日本の広範囲で夏にもアオリイカが狙えることが徐々に知られ、釣り場でもアオリイカ狙いのアングラーを見かけるようになりました。

川上 英佑(KAWAKAMI EISUKE) プロフィール

ショアをメインにオフショアからのエギングにも精通するYAMASHITAエギングマイスター。 エギング歴は20年に及ぶ。エギングが認知されてまだ間もない頃からYAMASHITAのプロスタッフとして活動、その活動範囲は国内外問わず幅広く、東南アジアからオセアニア、ヨーロッパ、南アメリカと世界中に及ぶ。また世界各国でエギングを行い、またエギングセミナーを開催。ロジカルなセミナーは海外でも人気が高い。

そもそも「夏イカ」って

夏イカって何!?という方のために要点をおさらいします。アオリイカはそもそも南方系に生息するイカで、世界でも温暖な気候の赤道付近に生息し、高水温下でも積極的にエサを追い活動することが可能なイカです。

そのため夏でも十分に狙えるチャンスがあり、釣れるサイズは早生まれの個体から1kgを超えるサイズまで。つまり、夏は春よりも活性が高く、秋よりもサイズが良いという実に魅力的なシーズンなんです。

近年、本州太平洋側だけでなく大型アオリイカが北陸~東北、北海道でも釣果が出ており、それが夏の季節に当たることから夏イカを狙えるエリアは年々拡大しています。

夏イカが狙えるポイント

夏イカを狙う際、ポイント選びで重要な点は“潮通し”の良い場所。

磯の先端であったり、堤防の先端、島や沖磯の海峡など、潮目が頻繁に現れる場所が夏イカの回遊量、回遊頻度も多い好スポットとなります。

水深の浅いシャローエリアも餌を追って入り込むことも多く、チェックしたいポイント。また、海藻の茂る藻場も好スポットで、春が終われば少なくなるの藻場のホンダワラに変わり、夏の季節にも茂っているアマモ帯が有望なポイントとなります。

アマモ帯でヒットした1杯

夏イカを狙う時間帯

夏イカは潮が動いていれば日昼でも狙えますが、近年の真夏の日中は気温も高く体への負担も大きくなります。無理して暑さが厳しい時間を狙うよりも、比較的涼しい朝マズメ・夕マズメ~夜間といったイカの活性が高まるタイミングが狙い目です。

夏イカのエギのサイズ

夏はアオリイカが釣れるサイズも小型~大型まで狙えるため、どのサイズのイカもカバーできる3号を主体に、水深・ベイトのサイズに応じてエギのサイズを変えることも有効な手段です。

夏イカはキレのあるアクションにも反応が良いため、エギ王LIVEを主軸に、クイックに動かしやすい3号~3.5号シャローが主体となります。

マズメ~夜の涼しい時間帯で、かつ潮が良く動くタイミングは夏イカが高確率に狙えるチャンスです。曇天や小雨模様なら、1日通して狙えるチャンス。上記を参考に、是非夏イカエギングを楽しんで見てください。

ヤマシタ

「ヤマシタ(YAMASHITA)」は、神奈川県横浜市の老舗釣具漁具メーカー「ヤマリア」のエギング、イカ釣り、タイラバ、タコ釣りなど、海釣り用品に特化したブランド。特にエギングへの造形は深く、エギのスタンダートである「エギ王」シリーズや、「ケイムラ」カラー、「490グロー」カラーなどを送り出し、最新のテクノロジーでエギングの世界を変え続けている。