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ヤマラッピ山田ヒロヒトが「2022夏・秋エギング最新アイテム」を解説【RT IL89LML、新作エギほか】

連載:山田ヒロヒト「ヤマラッピワールド」
寄稿:山田ヒロヒト
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月イチ連載 山田ヒロヒト「ヤマラッピワールド」
ヤマラッピ山田ヒロヒトが「2022夏・秋エギング最新アイテム」を解説

山田ヒロヒト (hirohito yamada) プロフィール

バックドリフト、ノーテンションソフトフォールなど、新たなエギングの扉を開き続けるエギンガー。2016年年末に、それまで23年勤めた会社を退社、2017年よりフルタイムのプロアングラーとしての活動を開始。これまで通りエギング関連アイテムの開発を続けるほか、イカ係長とフィッシングブランド「NUTS & VOLTZ」を立ち上げるなど、活躍の場を広げている。なおアオリイカの自己記録は屋久島ロケ中に捕獲した4280g。1968 年7月生まれ、大阪府出身、奈良県在住。趣味はスノボと一眼レフカメラ撮影。

みなさん今年の春イカはどうでしたか?
厳しかったという人、今年はよかった! という人、十人十色だと思います。

私自身は、今年は例年になく厳しかった印象で、昨年釣れていたエリアに的を絞って釣行計画を立て、釣りを行ったのですが、全体的には渋めな状態でした。
とはいえ遠征系こそイマイチだったのですが、ホームの関西エリアでは、良型の数釣りなど、イイ思いもできました。
まぁ、エギングは毎年、各エリアで釣るタイミング次第で釣果は違いますので、とにかく意欲的に現場に出ていきますよ!

さて、今月の連載は、夏秋エギングシーズンに合わせて続々と登場する新製品の話をしたいと思います。

ヤマラッピワールドINDEX
夏・秋エギング対応! 最新アイテム情報ほか

まずは、2022年7月発売のNEWロッド、ストイストのRTシリーズの追加モデルの話から!

ストイストRT  IL 89LMLが2022年7月登場

待ちに待ったロッド! という人も多いかとかと思います!
今回は私がインターラインロッドとして一番愛してきた、現行モデルのストイストAGS IL 89LMLのRTバージョンが登場します。

ダイワ公式 ストイストRT  IL 89LML詳細ページはこちら

品名 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径
(mm)
元径
(mm)
エギサイズ
(号)
適合ライン
(号)
カーボン
含有率
(%)
本体価格(円)
ストイストRT IL89LML 2.67 2 138 89 1.3/1.9 9.4 1.8~3.5 0.4~1.0 97 81000

このロッドを企画したのは、2年以上も前になるのですが、私自身、かなり思い入れのあるILの番手のRTモデルということで、初期プロトが上がってくる前からワクワクしていました。

がしかし、上がってきたロッドは、想定外のオーバーパワーロッド…。
私の中でRT  ILの89LMLを作る上で、絶対に妥協できない到達点があったので、イチから試作をやり直すことに…。

元々、私の中での89LMLの世界観は、綿密に考えられたティップ部、ティップ部から繋ぎの部分、そこからバットへと、キャストして気持ちイイという感覚。

そしてRT  ILの89LMLで求めたのは、その気持ちイイをさらに超える「何これ」っていう感動を生む反発力。

しなやかさと、反発力というのは相反する部分かもしれませんが、ロッドを作る上でのバランスをしっかりと考えると実現できることは分かっていました。

ちなみに、RTのブランクス素材にはSVFコンパイルXナノプラスを採用、X45X(エックスフォーティファイブ・フルシールド)を加えた強さがあると、さらにその反発力はしっかりと手元にわかるレベルになります。

RT  ILの89LMLのティップは、かなり長くしなやかななのですが、一般的にこのようなティップを使用するとなると、ロッドがパワーロスなく曲がってくれないと2キロ級のアオリイカの引きですらパワー不足を感じてしまうことになります。

そこで、しっかりとアオリイカを浮き上がらせるためにVジョイントαを採用し、パワーロスなくバット側とティップ側の相反するパワーを繋ぎとめています。

以上のように、様々な細かな部位にもこだわっていくことで、感動させられるロッドが生まれると思っています。

そんな思いで完成させたのが、RT  ILの89LMLです。

 

エメラルダス STOIST RT IL (インターライン) 89LML【ダイワ】

2022年7月登場

ビンビンな感度のロッドなんですが、89LMLの特長といえるティップのしなやかさは、さらに際立つものとなっています
インターラインロッドをここまで繊細なティップに仕上げるには、量産品としては大きな壁があるのですが、今回もなんとかクリア!

自重自体も20gの軽量化を達成! 最終的には、なんと89gとアンダー90gを実現できました。9ftクラスのロッドで、この重量はとんでもない数値です。手にしたら欲しくなるロッド、インターラインロッドの良さを思う存分発揮してくれます。

春イカにも、これからの秋のシーズンにも3号以下のエギを遠投できるしなやかさは格別のモノかと思います。

品名 全長
(m)
継数
(本)
仕舞
(cm)
自重
(g)
先径
(mm)
元径
(mm)
エギサイズ
(号)
適合ライン
(号)
カーボン
含有率
(%)
本体価格(円)
ストイストRT IL89LML 2.67 2 138 89 1.3/1.9 9.4 1.8~3.5 0.4~1.0 97 81000

長さを活かして、シャローエリアの根掛かりを、エギの跳ね上げで高さをとって回避していくためには、ロッドの長さが必要です。ただ、このロッドは軽さが際立ち、長さを感じさせないロッドになっています!

長く軽いロッドは、様々な面で作るのが難しいのですが、ダイワは自身のテクノロジーでそれを簡単に!? やってのけてくれています。ダイワのテクノロジーの凄さを実感させられるロッドです。

このロッドは、日本全国の春イカ、3.5号のエギを遠投してまったりとゆっくりとした大きなしゃくりでエギを跳ね上げさせることに向いています。ちなみに私は、ステイの3.5号もフルキャストしています。

それと、秋イカ狙いでの3号以下のエギを遠投することに向いていますし、高さを取ってエギを跳ね上げさせてシャローでの根がかりを激減させてくれます。0.4号や0.5号の細PEでの使用はバッチリです!
より繊細にエギを操作して扱うことができるので、RTモデルで89をぜひ使用してみてください

人気なレングスのモデルだけに、気になる人はぜひ、早めにご予約を入れておいてください、やばいと思います!

続いて紹介したいNEWアイテムなのが、新作エギです! それは…

エメラルダス フォールLC ラトル/同 typeS【ダイワ】

2022年8月登場

過去に存在した、エメラルダスフォールが重心移動をひっさげてリメイクされ登場します!

ダイワ公式 エメラルダス・フォールLC(ロングキャスト)詳細ページはこちら
ダイワ公式 エメラルダス・フォールLC (ロングキャスト)type S 詳細ページはこちら

まずは、2.5号と3号から登場ですが、日本海側の秋イカにターゲットを絞ったリリースです。
元々、エメラルダスフォールは安定したフォールでエギを思わず抱かせてしまうエギでしたが、今回は磁着式の重心移動を搭載し、「飛び」と「姿勢の安定」を両立させました!

フォールの速度も、シャローエリアを攻めやすいようにスロー気味に設定しています。

前作よりフリーフォールでやや前傾姿勢となり、食わせの間は、ラインテンションをコントロールできるので、操作感が強くなっています。
まずは、このフォールでこの秋のエギングを満喫してくださいね。

サイズ ウエイト
(g)
フォールスピード目安
(秒/m)
色数 本体価格(円)
エメラルダス フォールLC ラトル 2.5 10 5.5 8 1350
エメラルダス フォールLC ラトルtypeS 2.5 9.5 6.5 6 1350
エメラルダス フォールLC ラトル 3 14.5 4 8 1350
エメラルダス フォールLC ラトルtypeS 3 14 6 6 1350

 

ロッド、エギと新製品をご紹介してきましたが、ここからは、便利アイテム系の新製品をご紹介!

アザーセルフテープの新色「黒の迷彩」

テーピングなどで有名なアザーセルフ。私の釣りをサポートしてもらっているのですが、今回、アザーセルフテープの新色、黒の迷彩」が登場! 手首のサポート、足の疲れ、肩と、様々な部位のサポートには欠かせないアイテム。痛めてからもそうですが、痛める前にやることが大切です!

 

ダイワとグレゴリーの新作バッグ

最近、愛用しているポーチなのがダイワとグレゴリーの新作コラボバッグ!
かなりシンプルでオシャレ! あとサングラスケースなど色々とオプションもあり!

ダイワとグレゴリーの胸アツ! コラボバッグシリーズ第2弾!数量限定生産で2022年6月に6アイテムが登場

 

以上、今回はいろんなNEWアイテムをご紹介させていただきました!
続いて、近況報告を!

オンラインサロン・交流会レポート

少し前に、オンラインサロン「ヤマラッピタイムズ」のメンバーとの交流会を行ったのでご報告します!

ちなみに、このオンラインサロンは有料ではありますが、私とメンバーの方が直接触れ合う、交流会が企画されていたり、随時疑問や質問にお答えすることができるサロンとなっています
今年の春で、開設3年となりましたが、徐々にではありますがメンバーも増えており楽しませて頂いております。

オンラインサロン「ヤマラッピタイムズ」詳細はこちら

さて、6月11日には、オンラインサロンの交流会を行いました。
場所は、山口県・長門市で、メンバー13名が集結。
「渡船・沖千鳥(おきちどり)さんにお世話になり、沖磯エギングを楽しませていただきました。

 

今年は例年と比べて渋い状態ではあったようなのですが、2キロ近いサイズも出る感じで、メンバーも楽しんだようです!

沖磯エギングがはじめての方へのアドバイスを行ったり、釣り方もレクチャーさせていただきました!
またメンバー同志でも様々な濃い内容の情報交換・共有もあり、有意義な時間に!

釣り終了後は、沖千鳥さんにて、皆で食事会、そして宿泊させていただきました!

大盛り上がりで、初参加のメンバーはこんなに楽しいのだったらもっと早く参加すれば良かったと言ってもらえたくらいでした!

なおメンバーの山崎くんの誕生日でもあったので、ケーキも用意!
今回は、佐々木くんが一人で全て仕切ってくれたので、大変だったかと思います!
楽しい時間をありがとう! お疲れ様でした。

さて、サロンの方ですが、随時、メンバーは募集中です。
今年の春は、私が沖縄でのレッドモンスターチャレンジ交流会を企画し、大成功!
今後も交流会を増やしていきたいと考えています!

オンラインサロンに興味がある方は、ぜひ一度、問合せしてみてください。
私のHPにも詳細は記載しています
https://yamarappi.com/yamarappitimes/
料金の支払方法が増えて、入会しやすくなっていますので、よろしくお願いします!

オンラインサロン「ヤマラッピタイムズ」詳細はこちら

ヤマラッピ・最新動画情報

エギングに関する色んなテクや最新アイテムについては、YouTubeチャンネル「ヤマラッピちゃんねる」でもガンガン紹介していってますので、チェックしてもらえるとウレシイです!

なお、YouTube「ヤマラッピちゃんねる」のチャンネル登録はこちら

[エギング]ヤマラッピに聞く!ダイワ ストイストRT全機種の使い分け&スタイル別おすすめロッドは?!

【復活!?】2キロアップ連発!?ヤマラッピ&タマちゃんのエギング大好きっ?

 

WEB連載 山田ヒロヒト「ヤマラッピワールド」
毎月20日 配信!

過去の連載記事はこちら