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今江克隆のルアーニュースクラブR「史上最大の屈辱!? 初夏&減水下での釣り方の正解は?〜TOP50弥栄湖戦レポート〜」の巻 第1103回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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TOP50第2戦弥栄湖(広島県)が閉幕した。

初日、予期せぬアクシデントによる2尾2,050g、21位と出遅れたが、2日目に単日2位の5尾6,005gをマークし、予選を6位で突破。

優勝も狙える位置までスコアを伸ばしたが、最終日決勝はノーフィッシュ。

賞金圏内落ちを覚悟したが、2日目の貯金が効きTOP50第2戦は、総合12位入賞でフィニッシュとなった。

優勝を意識しすぎるがゆえ、表彰台すら逃したTOP50第2戦弥栄湖。 悔しさだけしかないが、三原直之プロが「アベンタ(クローラー)RS」&「レイジースイマー」で4位、 5位のエバーグリーン吉川プロも「アベンタRS」&「ギルロイドjr.」。 優勝の黒田健史プロまでも「ハドルスイマー3インチ」と、うれしいことにイマカツルアーだけは大活躍だった

優勝を強く意識することが、良いのか、悪いのか……

結果的には、これでAOYランキングは5位にランクアップし、AOY先頭集団で前半戦をクリアすることはできた。

しかし、内容的には微塵の喜びもない、悔しさと情けなさだけが残る結果となった。

その最大の理由は、開幕戦では初日、第2戦では最終日に、昨年は一度もなかった「ノーフィッシュ」を2試合連続で記録してしまっていることだ。

逆に考えれば2度もノーフィッシュを喰らいながら、昨年とほぼ同じAOYランキングで前半戦をクリアしたのは、奇跡かもしれない。

昨年は、絶対に予選落ちしないこと、絶対にシングルゼッケンに戻ることを最優先目標としてシーズンを戦った。

安全策を優先する忍耐の試合が多かったが、結果としてAOY3位に返り咲くことに成功した。

そして迎えた今シーズン、今年の目標は昨年以上のランキングに「優勝」を加えたいと、開幕前にここで表明している。

優勝を強く意識することが良いのか悪いのか、2試合続けて1日で2日分のビッグウェイトを出しながら、ノーフィッシュでそれを台無しにするという荒っぽさが目立つ試合展開になってしまっている。

ビッグウェイトを出しながら、要所でブレーキを掛けられずクラッシュする自分の性格に、今、現在とてもメンタル的に凹んでいる。

結果的に年間ランキングは好位置に付けてはいるが、今後の試合展開をどう方向づけていくか、今一度真剣に反省し、考えなければならない第2戦弥栄湖となった。

予想に反した「減水」

今試合の自分のプランは、増水傾向だったプリプラ時点から完全にアフターのサイト戦一本勝負に絞っていた。

例年弥栄湖はフル満水となる時期でもあり、5月は例年以上に暑く雨が多いとの予報から、「虫」、「エビ」を中心にした水面系フィネスサイトの練習を徹底してプリプラでは行った。

ところがこの予想は完全に裏目に出る。

雨が多いどころか、減水はさらに進み、公式練習の時点で昇降スロープの一つが使えないほどの異例の減水となってしまった。

これによりオーバーハングは皆無の状態となり、剥き出しの湖岸はカバーがほとんどなくなり、ネストはおろかシャローのエビ喰いアフターも激減する予定外の状況に変化してしまった。

TOP50前半2戦の会場は弥栄湖(広島県)。プリプラは無意味なほど激変していたが、 優勝を強く意識した試合だった

減水で岸際を離れたバスが、沖の立木や何もない空中浮揚状態になり、「ライブスコーパー(以下:LSP)」が圧倒的に有利になる状況に変化していたのだ。

「ライブスコープ(以下:LS)」で獲れるバスが増えることは、キーパーサイズのリミットメイク率が上がるということで、戦略に大きな変化が起きる。

それが全体の平均スコアを上昇させることが多くなり、ゆえにシャローで1.5~2kgクラスのビッグフィッシュ2本マストキャッチのサイト勝負で失敗すると、あっさりとキーパーリミット優先型の選手の後塵を拝すことになる。

特にスポーン期には往々にあることだが、2週間前のプリプラクティスは全く参考にならないことがある。

今回もその杞憂は見事に的中することになる。

初日

初日、フライトは31番。

良いサイズのネストフィッシュは全て押さえられてしまったが、一番難しいと思われた2mほどの深さにある小さなオスのそばに浮く巨大なフロリダ系が空いていたのでチャレンジ。

だが、オスが怒り過ぎて「レイジーハード」のフロントフックを運悪く「雷魚喰い」。

フッキングすらしていないのに離さすにも離せず、万事休す……。

途中、立木、岩盤でLSP達がキーパーを手堅く釣るのを横目に、優勝に絡むため本流筋の小瀬川でサイトに徹するが、全くといっていいほど見えバスがいない。

ネストは初日の朝イチで消滅……虫エビ喰いバスは減水で激減……試合時間の半分近くをビッグベイト系に費やしていた

昼前に最上流に到着しようやくサンドバーを回遊する細長いバスを「べビースパイダーエラストマー」のサイトで仕留めるが、55cmほどあるにもかかわらずウェイトは1,500g。

初日、55cm・15,00gをサイトで仕留めたのは「ベビースパイダーエラストマー」のラバーチューン。フックとガードのセッティングに独自のキモあり

最低あと1本釣らなければ予選突破が危ない……と、全く予定していなかった「ライブスコープ」で岩盤、立木のディープを見ると、なんと6~8mの岩のオーバーハング下にバスがウヨウヨいることに、帰着ラスト15分で発見する。

そしてものの数投で600gほどのキーパーを「アベラバ1.2g」&「三原虫」のスイミングで釣るが、もはやタイムアップ。

だが、これで3尾2,700g程度には達したので、首皮が繋がったとひと安心して帰着に急いだ。

まさかのアクシデント発生

しかし、その油断が思わぬアクシデントを起こしてしまう……。

帰着した時には3尾とも元気に泳いでいたのだが、ウェイイン待ちをしていて、いざウェイインに向かおうとライブウェルを開けると、ラスト10分で釣ったバスが完全死魚になっていたのだ……。

死因は全く分からない。

飲まれたわけでもなく、出血もなければエア抜きも一発で処置していた。

昨年最終戦決勝同様の「突然死」としか考えられない。

昨年はすぐに瀕死の事態に気が付いたので蘇生に成功したが、今回は帰着まではまったくその気配がなく完全にバスの体調変化に気が付かなかった自分のミスである。

もっと油断せず気を配っていれば助けられた命、生涯2匹目のデッドフィッシュを出してしまい、順位は予選落ち危険水域の21位に沈んでしまった。

初日、自分のケアレスミスでデッドフィッシュを検量寸前に出してしまい、2本2,050gで21位スタート。このデッドが最後まで響いてしまった

予選突破も危うい……2日以降の展開は?

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