ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

様々な釣りに対応したオールマイティなベーシックPEライン!ゴーセンの「ROOTS(ルーツ)」シリーズ

  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

ソルトウォーターで使用されることが多かったPEライン。しかし、最近ではその感度の良さ、伸縮率の低さなどからバスフィッシングはじめネイティブトラウトなど、様々な釣りにPEラインが使用されるようになりました。

今回は、そんな様々な釣りに使えるマルチパーパスのPEライン、ゴーセンの「ROOTS(ルーツ)」シリーズをピックアップ。

出典:ゴーセン公式「ROOTS」詳細ページ

「ROOTS」シリーズはトラブルレスを目指して設計された万能タイプのPEライン。各サイズごとでベストバランスが追及されるなど、非常にクオリティも高く、手に取りやすい価格であるのも大きな魅力。

4本編みの「ROOTS PE×4」と、8本編みの「ROOTS PE×8」の2タイプがあり、カラーはそれぞれマルチカラーとライトグリーンの2種類となります。

「高切れ」・「摩擦切れ」・「色落ち」を軽減するトラブルレス設計

PEラインのトラブルといえば、「高切れ」・「摩擦切れ」・「色落ち」の3つが代表的かと思います。

ゴーセンではそうしたトラブルを軽減するため、設計時に直線強力や耐摩耗性・耐衝撃性・感度・高度など8つの設計指標を設定。それを技術的にカバーすることで、トラブルを軽減させています。

出典:ゴーセン公式「ROOTSテクノロジー」詳細ページテクノロジー詳細はゴーセンの公式HPでも公開されています。

ゴーセン公式「ROOTSテクノロジー」詳細ページはこちら

高切れ対策に『MPX製法×HDX製法』

高切れの主な原因は、PEラインの劣化や傷による強度の低下。

これを防ぐのが、「MPX製法×HDX製法」。同じくゴーセンのPEライン「アンサー」シリーズでも採用されているこちらの製法ですが、その最大の特徴は耐摩耗性・耐衝撃性に優れたPEラインに仕上がるというもの。

ショアジギング・オフショアのジギングでも「ROOTS」を使用。 これまで大きなライントラブルはありませんでした

MPX製法はPEラインの基となる原糸を高密度で組み上げる製法で、摩擦や瞬間的な負荷によって、ラインが切れることを軽減します。

対して、HDX製法は密に組まれた原糸を”正確に組む”製法。高密度であって均一性を欠いたラインは大きな負荷がかかった際に破綻しやすく、高切れの原因になることも。

高密度を正確に組むことで、より高い耐摩耗性・耐衝撃性を発揮します。

摩擦切れ対策の「GT加工」

PEラインは一般的に構造上、摩擦に弱いラインといわれています。

その耐摩耗性を向上させているのが、独自の技術の「GT加工」。「GT加工」とは、PEラインの基となる素材を鍛える加工で、これにより作られたPEラインは原糸が強く、耐摩耗性に優れています。

また、強度のほかに耐熱性にも優れ、摩擦による熱での糸切れを軽減します。

マゴチを二連掛けした時も全く問題なし この後エイをかけた際も難なく引き寄せられました

色落ち対策のX樹脂+特殊シリコーン+表面改質

「ROOTS」は色落ちしにくく、毛羽立ちも少ない

色落ちの原因は、PEライン表面のコーティング剥がれによるもの。

実はPEラインは染料で染まらない素材であるため、色をつけるためには顔料を混ぜた樹脂でのコーティングが必要です。さらに非常に接着しにくい性質でもあるため、一般的な接着剤では摩擦で簡単に剥離し、色落ちが発生する要因となります。

コーティングが剥がれると、ライン自体のハリやコシも失われ、その結果、バックラッシュなどのライントラブルを引き起こす原因となります。

記者も愛用している「ROOTS」程よいハリとコシがあり、キャストの時も余分なたるみが発生しない

「ROOTS」に使用されている通称「X樹脂」はPE素材と最も密着性の高い特殊な樹脂。そこにさらに仕上げ材として「特殊シリコーン」を塗布することで、色落ちを軽減し、糸切れの要因となる摩擦熱の低減にも効果を発揮。

また、コーティング前の原糸にも特殊な表面処理を行うことで、コーティングと糸の密着性の向上させるなど、色落ちしにくいラインに仕上がっています。

ちなみにマルチカラーの配色はブルー・オレンジなどメリハリがついたカラーで視認性も高く、5m毎(ブラック)、1m毎(ホワイト)のマーカーが入っています。

以上のように、「ROOTS」では、PEラインのトラブルを軽減するための独自の技術がふんだんに使用されています。

各サイズで、ベストなバランスになるようそれぞれ設計するなど、かなりのこだわりが込められています。

バスフィッシングからソルト・トラウトまで自由度の高いPEライン

出典:ゴーセン公式「ROOTS PE×4 釣種対応表」詳細ページ

上記の釣種対応表でも分かる通り、「ROOTS」の対象は非常に広く、マルチに活躍します。

強度や感度、耐久性などバランスがよく、オールマイティなベーシックPEラインとしていろいろな釣りに重宝します。トラウトやバスフィッシングなど、新たにPEラインを使った釣りに挑戦したいときにオススメです。

4本編みと8本編みでそれぞれ釣種対応表が公開されているので、ぜひ参考にしてみてください。

ゴーセン公式「ROOTS PE×4 釣種対応表」詳細ページはこちら

ゴーセン公式「ROOTS PE×8 釣種対応表」詳細ページはこちら

「ROOTS PE×4」のスペック

マルチカラー100m

号数 (ポンド) 最大強力
0.8 (14lb) 6.5kg
1 (17lb) 7.9kg
1.5 (23lb) 10.6kg
2 (31lb) 14kg
マルチカラー150m
号数 (ポンド) 最大強力
0.6 (12lb) 5.2kg
0.8 (14lb) 6.5kg
1 (17lb) 7.9kg
1.2 (21lb) 9.6kg
1.5 (23lb) 10.6kg
2 (31lb) 14kg
マルチカラー200m
号数 (ポンド) 最大強力
0.4 (8lb) 3.6kg
0.5 (10lb) 4.4kg
0.6 (12lb) 5.2kg
0.8 (14lb) 6.5kg
1 (17lb) 7.9kg
1.2 (21lb) 9.6kg
1.5 (23lb) 10.6kg
2 (31lb) 14kg
3 (40lb) 18kg
マルチカラー300m
号数 (ポンド) 最大強力
0.4 (8lb) 3.6kg
0.5 (10lb) 4.4kg
0.6 (12lb) 5.2kg
0.8 (14lb) 6.5kg
1 (17lb) 7.9kg
1.2 (21lb) 9.6kg
1.5 (23lb) 10.6kg
2 (31lb) 14kg
3 (40lb) 18kg
4 (46lb) 20.9kg
ライトグリーン150m

号数 (ポンド) 最大強力
0.6 (12lb) 5.2kg
0.8 (14lb) 6.5kg
1 (17lb) 7.9kg
1.2 (21lb) 9.6kg
1.5 (23lb) 10.6kg
2 (31lb) 14kg
ライトグリーン200m
号数 (ポンド) 最大強力
0.6 (12lb) 5.2kg
0.8 (14lb) 6.5kg
1 (17lb) 7.9kg
1.2 (21lb) 9.6kg
1.5 (23lb) 10.6kg
2 (31lb) 14kg

ゴーセン公式「ROOTS PE×4」詳細ページはこちら

「ROOTS PE×8」のスペック

マルチカラー150m

号数 (ポンド) 最大強力
0.6 (14lb) 6.4kg
0.8 (16lb) 7.3kg
1 (20lb) 9.1kg
1.2 (25lb) 11.4kg
1.5 (30lb) 14kg
2 (35lb) 15.9kg
マルチカラー200m
号数 (ポンド) 最大強力
0.6 (14lb) 6.4kg
0.8 (16lb) 7.3kg
1 (20lb) 9.1kg
1.2 (25lb) 11.4kg
1.5 (30lb) 14kg
2 (35lb) 15.9kg
3 (45lb) 20.4kg
マルチカラー300m
号数 (ポンド) 最大強力
0.6 (14lb) 6.4kg
0.8 (16lb) 7.3kg
1 (20lb) 9.1kg
1.2 (25lb) 11.4kg
1.5 (30lb) 14kg
2 (35lb) 15.9kg
3 (45lb) 20.4kg
4 (55lb) 25kg
ライトグリーン150m

号数 (ポンド) 最大強力
0.6 (14lb) 6.4kg
0.8 (16lb) 7.3kg
1 (20lb) 9.1kg
1.2 (25lb) 11.4kg
1.5 (30lb) 14kg
2 (35lb) 15.9kg
ライトグリーン200m
号数 (ポンド) 最大強力
0.6 (14lb) 6.4kg
0.8 (16lb) 7.3kg
1 (20lb) 9.1kg
1.2 (25lb) 11.4kg
1.5 (30lb) 14kg
2 (35lb) 15.9kg

ゴーセン公式「ROOTS PE×8」詳細ページはこちら

ゴーセン(GOSEN)

1953年設立、大阪府大阪市中央区に本社を置く繊維ブランド。フィッシングラインの開発から始まり、その後テニスやバドミントンのガットなどを手掛け、現在は世界的に注目されているブランド。 すべての製造工程を自社内でトータルに手掛け、「細くて強い糸」の実現に向け、日々研究開発を重ねている。