【アブガルシア新製品㊙情報】1gの超軽量ルアーがキャストできるベイトロッドとリールも登場!?
WEB連載「トモ清水のガッ釣りソルト第160回
『アブガルシア新製品㊙情報』
河津桜も咲き、梅の花も満開で、いよいよ春らしくなってきました。気温も一気に上昇し3月に突入していきます。2月と比べて、3月は圧倒的に暖かく動き易いシーズンです。この辺りから本格的に釣りを再開するアングラーも多いのではないでしょうか。
そんなわけで、去年からずっとテストしているアブガルシアの新製品㊙情報をいち早く、今回はお伝えしていこうと思います。
新型ABUリールが発売!?
去年からロッドの開発と合わせて、リール担当と一緒にフィールドテストしているのがこちらの新型モデル。まだ詳細はオープンになっていませんが、海水でも淡水でも両方使用出来るモデルもあります。当然、何機種かロッドもリールも開発しているのですが、1gの超軽量ルアーをベイトタックルで簡単に投げられるリールとロッドが今年デビューします。
アジングやメバリングなどライトゲームにおいてベイトタックルで、よりストレスがなく快適に楽しめることを可能とした、さらに進化したタックルが登場します。
リールは初夏あたり、ロッドは初秋あたりに発売を予定しています。テストではここまで進化したのかと感じる点も多く、例えばベイトフィネスモデルに関しては、1gや2gの軽量ルアーの飛距離が伸びたこと。たとえ1gのルアーであっても低弾道でキャスト出来るようになっています。
あと一番ストレスを感じなかった点は、1gのルアーを足元にフリーで落とした場合のスムーズさ。今までは、どうしてもスピニングタックルと違って、超軽量のルアーのフォールはベイトタックルではストレスを多く感じていました。
スピニングよりフォール中にブレーキがどうしても掛かってしまい、ルアーのフォールがどうしても不自然になりがちだったのですが、今回のNEWタックルはストレスなく自然に1gといった超軽量ルアーを落とし込んでいけます。よって足元にいる様々なターゲットにナチュラルにアプローチ可能なので、釣果アップにつながります。
アジングなどはスピニングタックルだけで十分成立するゲームですが、より引き出しの幅とゲーム性を追求した場合、ベイトタックルの選択はアリで、ルアーゲームをより楽しめるタックルです。
今回のNEWベイトタックル登場で、よりスピニングタックルのフィネスな世界に近づきましたし、ジグ単などのアジングゲームをより快適にストレスフリーで楽しめるのが大きな進化だと感じます。
やはりベイトタックルにはスピニングにはない楽しさやメリットがありますので、スピニングと両方使い分けることで、さらに釣りの幅が広がります。
もう間もなく詳細が発表されるアブガルシアの新作リール。
ベイトフィネス用から〇〇用など、何機種もありますので、自分に合ったモデルが見つかるはず。
なお今回は、巨額な投資がされた新金型を使った、全くの新規モデルとなります。
10年という歳月が経った、ソルトベイトフィネス!
今から10年以上前にソルトのベイトフィネスコンセプトを発表し、業界で初めて量産型のソルト用のベイトフィネスロッドを発売しました。
1本でアジング、メバリング、ライトロック、シーバス、クロダイなど、実に様々なターゲットに挑戦出来て、新たなソルトのシーンを構築してきました。
今ではかなり浸透し、当たり前となったソルトのベイトタックルですが、10年という歳月が経ちましたので、今年発売するベイトフィネスのロッドは新しいコンセプトを持って開発に取り組みました。
10年前と比べて、アジングをベイトタックルで楽しむ方はすごく増えました。今後タックルのさらなる進化と共に、さらにソルトのライトゲームシーンでもベイトタックルの活躍する場はもっと増えそうです。
やはり1g、2gといった軽量なルアーを飛距離出すためには専用のロッドが必要で、スピニングロッドとは違ったテーパー設計、曲がり方がベイトタックルには求められます。
新しいベイトフィネスのコンセプトとは?
今回はより細分化したシリーズに!?
今までのソルトのベイトフィネスと言えば、1本で何でも楽しめるバーサタイルのロッド、というのがアブガルシアから提案してきたコンセプト。
冬にはメバル、夏にはメッキやショゴなどの小型回遊魚、秋にはライトロックという風に一年を通じて、様々な魚種をターゲットとし、それらを1本で楽しめました。
そんな中今年、ソルティーステージ・プロトタイプのシリーズからTAF製法が採用されたソルト用のベイトフィネスロッドがフルモデルチェンジされます。
ソルト用のベイトフィネスロッドがフルモデルチェンジ!
今回はなんと9機種ものベイトフィネスロッドがラインナップされます
今回はなんと9機種もベイトフィネスロッドとしてラインナップされます。しかしその9機種の中で同じベイトフィネスでも細分化されたという点が今回の大きく変わったコンセプトになります。
どういうことかと言いますと、クロダイ、アジング、メバル、ライトロック、キャスティングと9機種の中で5つのジャンルに分かれているという点で、よりそのジャンルに特化した仕様になっており、専門化しているのが特徴です。例えば今までライトロックのシーンで、大型の根魚狙いでベイトフィネスを使用する時、リーダーをある程度太くせざる負えないため、従来のベイトフィネスロッドではガイド径が小さ過ぎました。しかし今度は大きくし過ぎると、アジングやメバリング時においては大き過ぎるという問題がありました。
よって今回は使用用途においてガイド径も細かく設定されて径が違うし、テーパーも細かく設定しています。1本で何でも使用出来るコンセプトは残しつつ、よりそのジャンルに特化して、より使いやすく、ゲーム性を高められる最高のスペックで設計しています。
写真はプロトタイプのものですが、最終的にはメバルモデルは7フィート4インチのレングスになる予定。
スローテーパーなので、1gの軽量ジグヘッドの重みもしっかりロッドに乗せてキャストすることが可能。毎回、気持ち良くキャスト出来る使用感もこだわったところ。
ライトロックモデルも登場
ライトロックモデルは、よりガイド径を大きくして太いリーダーが扱い易いように。40cmオーバーも狙えるバットパワーも特徴。もちろん小型のライトロックも楽しめる仕様です。
ライトロック用は、2機種ラインナップ。特に77のミディアムライトのモデルは大型の根魚を獲るための特殊モデルです。一方の6フィート台のロッドはランガンにも向いた機種で、小型の根魚も十分楽しめるモデル。
NEWソルトベイトフィネスロッドは全9ラインナップ
全9ラインナップ、このようになっています。
品名の最後のBFがベイトフィネス対応のモデルとなります。
8フィートを超えるキャスティングモデルは、サーフでのフラットフィッシュゲームやマイクロショアジギングやエギング、シーバスやクロダイなど、特に遠投を必要とするシチュエーションで役に立つモデルです。
アジングには5フィートのショートレングスモデルも用意され、繊細にかつ楽しめるモデル。ベイトフィネスならではの手返しを活かして、数釣りも可能。
ガイド径もマイクロガイドで感度も抜群。品名語尾のTはチューブラモデル、Sはソリッドティップモデルとなっています。
続いてズームサファリのNEWモデルや新型リールについてもご消化し!
同時に淡水のテストも実施中!
ソルト用とは別に淡水がメインで、ソルトにも使えるという人気のズームサファリ。前回はソルトでのテストの様子をレポートしましたが、もちろん淡水メインのロッドなので、エリアトラウトでもテストしています。装着しているリールも新型で開発中の試作品。
ズームサファリは気軽に遊べるロッド。それゆえストレスのないように調整。
来年のモデル! ?の試作品のスピニングリール。まだ仕様など詳細は非公開ですが、ロッドのテストと合わせて開発、テストしています。
こちらズームサファリのテレスコピックタイプの試作モデルと開発中の新型ベイトリール。3g以下のスプーンや小型のプラグも楽々遠投。ストレスのないベイトリールに仕上がっています。
というわけで、まだまだここには書ききれない程の新製品の開発をしており、徐々に詳細をお伝えしていきたいと思っています。もちろんロッド、リール以外にもルアーや新しいラインなども開発しており、さらに充実した製品を今年2022年、これから発表とリリースをしていく予定です。
トモ清水でした! See you next time!
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