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「アブガルシア 2021年人気ロッドランキング結果発表」~2022年新製品ロッド情報も!~

連載:トモ清水「ガッ釣りソルト」
寄稿:トモ清水
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WEB連載「トモ清水のガッ釣りソルト」第158回
「アブガルシア 2021年人気ロッドランキング結果発表」~2022年新製品ロッド情報も!~

トモ清水(Shimizu Tomo) プロフィール

20年以上ロッド開発者として釣り具業界に携わるスーパーマルチアングラー。ロッド開発を手掛けたブランドは、国内、海外、自社、OEM問わず、20社にも及ぶ。現場主義、実績主義をモットーに全国各地、世界各地、釣りに飛び回るガッつり系。常に自然と魚をリスペクトし、次世代の楽しいものづくりに挑戦し続け、世界トップクラスのロッド開発者を目指す。1977年9月生まれ。本名は清水智一(しみず・ともかず)

前回の連載では、船シリーズの黒船ロッドのランキングを発表しました!

ルアーマンもハマる!? 船釣り用ロッド人気ランキング

で、今回はAbugarciaのルアーロッドのランキングを発表していきたいと思います。

前回もお話しましたが、売上を牽引しているのはXROSSFIELD(クロスフィールド)やZOOM SAFARI(ズームサファリ)シリーズで、1本で何でも出来て、コスパが高いリーズナブルなロッドが売れ行き本数を伸ばしています。

クロスフィールドは2014年に発売されて以来ロングセラーで、未だに勢いが止まらず売れています。
まだ3年後先くらいの話ですが、10年目の節目でフルモデルチェンジしたいな、と考えています。まだまだ現行で発売を継続していく予定です。

クロスフィールドの製品ページはこちら
ズームサファリの製品ページはこちら

ズームサファリは発売されて間もないですが、クロスフィールドの売上本数を抜かす勢いで人気が出ております。

こちらはモバイルロッドの構成で、クロスフィールドシリーズには無かった短めのレングスのラインナップと、レトロな感じのデザインが特徴です。キャンプなどアウトドアで使用するにも違和感の無い、自然にマッチするデザインで、コンパクトでどこでも持ち運びが楽になっています。

普通は各メーカーさん、どのモデルが売れたのか詳細なデータはあまり公開しないと思いますが、ここでは内緒で実際にどのモデルが去年売れたのか、本数ベースでランキングしていきたいと思います。このデータは購入する際の参考になればと思います。

では結果を、みていきましょう。

2021年、Abugarciaルアー用ロッド売上ランキング結果発表

去年人気でよく売れたモデルはこちらです!
売上金額ではなく本数になります。

順位 モデル
第1位 ズームサファリZMSS-505L
第2位 ズームサファリZMSS-404L
第3位 クロスフィールドXRFS-832M
第4位 クロスフィールドXRFS-962M
第5位 ズームサファリZMSS-605L
第6位 クロスフィールドXRFS-1032M
第7位 クロスフィールドXRFS-902ML
第8位 クロスフィールドXRFS-862ML
第9位 ズームサファリZMSC-464L
第10位 ズームサファリZMSC-565L
第11位 クロスフィールドXRFS-702L
第12位 クロスフィールドXRFS-835M-MB
第13位 ズームサファリZMSC-665M
第14位 ズームサファリZMSS-705ML
第15位 クロスフィールドXRFC-702M

結果、上位15位すべてズームサファリクロスフィールドで占める結果となりました!
やはり金額ベースではなく、本数ベースですので、リーズナブルなロッドが数が出る当たり前の結果となりました。

 

ランキング結果の考察
1位、2位のズームサファリショートレングスモデルについて

ズームサファリは昨今のアウトドアブームが後押しとなり、キャンプのついでに使える短めのモデルが人気。
4フィート、5フィートのロッドは小さな川にもってこいですね。こちらのモデルが1位と2位をおさえる結果となりました。

順位 モデル
第1位 ズームサファリZMSS-505L
第2位 ズームサファリZMSS-404L

ズームサファリはこのように基本パックロッドです。

この結果から分かるようにズームサファリは、どちらかというと淡水の釣りで多く使われています。もちろん海水でも使用出来ますが、近所の河川や野池、ちょっと旅行へ行った際にちょこっと使う、といったスタイルも多いのかもしれませんね。

 

ズームサファリはなんといっても、こういったネイティブなシーンによくマッチするデザイン。ヤマメやイワナ、ニジマス狙いにピッタリです!

 

近所の川など、どこにでもいる鯉。こういった身近な魚種をターゲットとするのも面白いですよね。

 

ズームサファリはもちろん海水にも使えます。今のシーズンだとメバルがメインターゲットですね。

 

アジングにも

 

もちろんエギングにも!

 

ランキング結果の考察
3位、4位のクロスフィールドのロングモデルについて

続いてクロスフィールドのロングモデルが人気でした。

832Mはエギングやシーバスなど、ソルトで何でも使用出来るモデル。962Mもシーバスやライトショアジギングなどに使え、やはり人気モデルです。この8ftと9ftのモデルが3位と4位という結果となりました。

でも結果から分かるように、長めのモデルが良く売れており、クロスフィールドはズームサファリと違って海水の釣りで多く使用されていることが分かりますね。もちろん海水以外にもトラウトやバス釣り、エサ釣りにも何でも自由に使えるのがクロスフィールドならでは!

1本で自由に何でも使える、というのは気楽で良いですよね。

あと評価が高いポイントは、安くてもロッド自体が軽く仕上がっているところとデザインのコスメもしっかりしているところ。あとロッドアクションも尖っていなく、誰でも扱い易いテーパーが受けています。

青木プロもクロスフィールドでナイスバスGET!!
クロスフィールドをバスフィッシングに使用している方も非常に多くいらっしゃいます。
バスの場合、6フィートのモデルが人気です。

 

クロスフィールドは年々、コンパクトなモデルが人気

クロスフィールドは年々、コンパクトなモデルが人気となっています。モバイルやテレスコモデルもラインナップ。

【クロスフィールドMB(モバイルパックロッド)】1本で色んな魚種に使えるパックロッド

やはり上位のほとんどがスピニングモデルという結果になりました。スピニングの方がベイトモデルより使い易い、初心者にはまずスピニング、といった感じでしょうか。

順位 モデル
第1位 ズームサファリZMSS-505L
第2位 ズームサファリZMSS-404L
第3位 クロスフィールドXRFS-832M
第4位 クロスフィールドXRFS-962M
第5位 ズームサファリZMSS-605L
第6位 クロスフィールドXRFS-1032M
第7位 クロスフィールドXRFS-902ML
第8位 クロスフィールドXRFS-862ML
第9位 ズームサファリZMSC-464L
第10位 ズームサファリZMSC-565L

クロスフィールドにしても、ズームサファリにしても、これから釣りを始めたいという方にピッタリです。

クロスフィールドの製品ページはこちら
ズームサファリの製品ページはこちら

 

ちょうどこの原稿を書いている時に、一般のお客様から電話での問い合わせがあり、ズームサファリのZMSS-805MかクロスフィールドのXRFS-864ML-TEのどちらかを購入するか迷っている、とご質問を頂きました。

電車での移動なのでコンパクトなロッドを希望なのと、シーバス狙いで使いたいとのことですが、結論から言いますと、どちらでもご使用になられます。あとはグリップの材質や形状も、コルクやEVA、ストレートグリップかセパレートグリップ形状かの違いなど、好みで選んで頂ければ全く問題ないかと思います。

このお客様は実家に帰省した時だけ使いたい、とのことなのでこの価格帯はピッタリなのかもしれませんね。

amazon販売ページ(クロスフィールド

amazon販売ページ(ズームサファリ

2022年、今年も新製品が続々と!

そして現在、人気のクロスフィールドズームサファリを超えるべく、新しい新製品のロッドを開発中。水面下でテストしており、初回のモデルはほぼ開発が終了。今年の8月か9月にラウンチ出来そうです。

まだ詳細は公開出来ませんが、新しい3本の柱となるべく、とても良い仕上がりになっています。こちらもクロスフィールドに負けない売上本数を目指すので、価格はかなりリーズナブルな設定。期待して頂ければと思います。詳細はまた追って公開していきたいと思います。

ライト系のモデルももちろんランナップしています

 

ベイトモデルもラインナップ。とても良い仕上がりになっています!

今年もAbugarciaから新しいロッドを続々と発表していきますので、乞うご期待くださいませ!

トモ清水でした!
See you next time!

 

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トモ清水「ガッ釣りソルト」