ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

【スタッフ目線が参考に】発売迫る!ヤマガブランクスの2本のロッド「ブルーカレント・プラグモデル」コンセプト解説/2022年2月登場予定

  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク

どうもこんにちは! ヤマガブランクス広報部です。

いよいよブルーカレント・プラグ2機種がこの2月にリリースされます。本来ならば2021年秋にリリース予定でしたが、諸事情により2022年2月まで発売が延期されてしまいましたので、私たちにとっても満を持してのリリースとなります。

 

ブルーカレント・プラグモデルというロッド

2022年2月登場予定

「BlueCurrent 610 Plug Quickness : TZ/NANO」

「BlueCurrent 73 Plug Seamless : TZ/NANO」

製品ページはこちら

これまでにもプラグ使用を重視したモデルがブルーカレントシリーズにはありましたが、クロダイやシーバスと言ったターゲットをメインに沿えていました。そして、今回の「610 Plug Quickness」と「73 Plug Seamless」はアジ・メバルのマイクロプラッギングに特化したモデルとなり、シリーズでは初のコンセプトになります。

他のジグヘッドモデルでマイクロプラグを使用することは可能なのですが、アジ・メバルをマイクロプラグで狙うゲームは特殊な状況下で繊細な操作性を要求されることも多く、プラグ使用に重きを置いたロッドがあれば、より奥深いライトゲームの世界を楽しめるというのが、開発コンセプトです。

とは言え、やはりアジ・メバルのライトゲームと言えばジグヘッド単体が基本ではありますので、常にプラグの方が釣れるというわけではありません。ただ、プラグの方が有利な状況というのは確実に存在します。これがアジ・メバルというターゲットの奥深さであり、ライトゲームをやりこむ上で非常に大きなポイントになるのは間違いありません。

 

マイクロプラグを使いたい状況

マイクロプラッギングが有利な状況でまず頭に浮かぶのは、特定のベイトを偏食して魚が浮いている状況です。小魚だったり、プランクトン系のアミを偏食している場合は、レンジとリトリーブスピードは非常に重要になります。

ジグヘッドではどうしても表層から中層にかけてのレンジキープが難しく、ウェイトを軽くしてスピードを調整すると飛距離も出しにくく、また風などの影響を受けやすくなりルアーを止めることが難しくなります。こういった状況下では飛距離を出しやすく、またルアーの引き抵抗をしっかり感じつつレンジキープがしやすいプラグが有利になります。

一例としてアミパターンを考えてみると、水面で漂うルアーにしか反応しないことが多く、またメバルなどは食っても反転せずに咥えたままで動かない、なんてこともあります。こういった状況ではジグヘッドには全く反応せず、トッププラグやフローティングミノー、シンキングペンシルの「デッドスローリトリーブ」や「ほっとけ」が効くことが多いです。

特にメバルに関しては落ちていくものには反応しづらく、上がっていくものや水平に移動するものに興味を示しやすい傾向がありますので、こういった状況ではそれは顕著になります。

アジに関しては落ちていくものに反応しやすい面がありますが、アジ自体の遊泳力も高いので、小魚を追い回しているような状況では広範囲を的確に探る必要があります。そういった状況でも遠投が効き、かつレンジを調整しやすいプラグは非常に有効な選択肢となります。

 

誘いとアワセを突き詰めるゲーム

通常、ボトム付近に魚が居る場合はジグヘッドでの探りが効果的なので、アジでもメバルでも基本はジグヘッドを使いつつ、状況に合わせてマイクロプラグに切り替えることが効率の良いゲーム展開です。

ヤマガブランクスのブルーカレントシリーズでは、ジグヘッドモデルが「ジグ単メイン、サブでプラグ」という感じで、新製品のプラグモデルは「プラグメイン、サブでジグ単」というイメージです。

そして、ブルーカレントのプラグモデルで求めた性能は、キャストフィールや遠投性能はもちろんのこと、研ぎ澄ましたプラグの操作性とフッキングスピードです。その上で、アジ・メバルのマイクロプラッギングには様々なパターンが存在するので、特性の違う2機種を用意してあります。

 

プラグの細かいアクションとフッキングスピードを求めるならば「610 Quickness」

BlueCurrent 610 Plug Quickness : TZ/NANO

Spec / Lure: Plug 1.5~6g / JH 0.5~5g Line: PE 0.1~0.4

■ロッド全長: 2100mm (仕舞寸法: 1075mm) ■ロッド自重: 64g  ■ガイド: TZチタンフレームKガイド仕様(Fuji) ■継数: 2pcs(逆並継) ■リールシート: VSS16(Fuji) ■適合リール目安 D: LT1000~2000 / S: 1000~C2000
■価格:39,900円(税抜)

アクション時のプラグの移動距離を短くしながら、細かくアピールさせ、ショートバイトをしっかりとフッキングに持ち込むためのハイスピードモデル。高反発・高感度でありながらファイト時は柔軟に曲がるブランクはミノーのトゥイッチングにも適し、動から静のタイミングを自在に作りやすい「掛け」重視のモデル。ジグ単メインで考えるならば張りは強め。

フィールドスタッフによる解説動画もご覧ください。

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

 

プラグ&ジグ単をバランス良く使い分け、オートマチックなフッキングを求めるならば「73 Seamless」

BlueCurrent 73 Plug Seamless : TZ/NANO

Spec / Lure: Plug 1.5~6g / JH 0.3~5g Line: PE 0.1~0.4

■ロッド全長: 2220mm (仕舞寸法: 1135mm) ■ロッド自重: 67g  ■ガイド: TZチタンフレームKガイド仕様(Fuji) ■継数: 2pcs(逆並継) ■リールシート: VSS16(Fuji) ■適合リール目安 D: LT1000~2000 / S: 1000~C2000
■価格:40,900円(税抜)

弱い吸い込みバイトにも対応する柔軟な乗せ重視のティップが特徴で、ベリーからバットに掛けてはしっかりと残るので、シャープなキャストフィールとルアー操作性も持つ。プラグの引き抵抗を感じつつ、デッドスローリトリーブやシンペンの送り込みなどを駆使しながら、微弱なバイトを拾えるモデルで、プラグとジグ単を一本で使い分けるスタイルにマッチ。

こちらも、フィールドスタッフによる解説動画もぜひご覧ください。

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

 

ジグ単を軸にプラグで広がるゲームスタイル

厳密に言うとアジとメバルは当然ながら全く別の魚であり、特性も大きく異なります。釣れるフィールドの特性やシチュエーションも異なります。更に、それぞれにベイトパターンやレンジも変化していきますので、この2種のターゲットを狙うには無数といっていいパターンが存在し、答えも一つではありません。

ブルーカレントのプラグモデルは、決してプラグの方が釣れるという理由でラインナップされたのではなく、マイクロプラッギングの利点を最大限に発揮することでライトゲームの幅を広げるためのモデルとして生まれました。

ブルーカレントの新しいプラグモデルは2機種とも使用感は異なりますが、ジグ単ゲームも楽しめますので、新しいゲームスタイルを突き詰めるアングラーには是非、使って欲しいモデルです!

 

ヤマガブランクス最新情報はこちらからチェック→「YB BASE 2021
実釣動画ほかスタッフさんによる製品紹介番組「YBBC」も随時配信中→YouTube チャンネル「YAMAGABlanks

ヤマガブランクス(YAMAGA Blanks)

釣竿製造の株式会社山鹿釣具のオリジナルブランドとして2008年に誕生したロッドメーカー「ヤマガブランクス」。より良い製品づくりを目指し、工場内で設計者と職人がコミュニケーションを取れるように、また多くのプロトロッドのテスト・改良をスピーディーに繰り返すために、ブランクの設計・巻きつけ・塗装・組み立て・出荷まで全てを国内自社工場で一貫生産し、その高品質なロッドに定評がある。