ルアーフィッシングのトピックをこまめにお届けする釣りの総合ニュースサイト

LureNews.TV YouTube Channel

【ソフトとハードの2層構造】着水音を抑えてメバルのスレを軽減!考案者「去川直稔」に聞いたジャッカル「ミュートボール」の開発秘話&特長

  • X
  • Facebook
  • Line
  • はてなブックマーク
メバリング特集

メバリングの面白い季節。

食い渋り時やピンスポ攻めで比較的活躍する「ジグ単」、広いエリアをスピーディーにサーチしてくれる「プラグ」。アングラーによって好みは色々だと思いますが、どちらの方でも使いこなせそうなルアーが、ジャッカルからつい最近リリースされたことはご存知でしょうか?

 

ミュートボールミノー38F
ミュートボールペンシル38F【ジャッカル】

ジャッカルから少し特殊なメバルプラグが登場。その名も「ミュートボール」。プラグの着水音を嫌うメバルを攻略するために生まれた新発想ルアーで、ミノーとペンシルの2タイプがラインナップされています。

ジャッカル公式「ミュートボール」詳細ページはこちら

 

 

この投稿をInstagramで見る

 

LureNews(@lurenews)がシェアした投稿

 

インパクトのある見た目をしていることもあり、メバリング好きの記者からすれば気になることだらけ! 色々詳しくルアーの特長を知りたいと思っているトコロ、先日「ミュートボール」を使った実釣ロケに行ってきました! 今回お話しを伺ったのはミュートボールの考案者である「去川直稔」さん。「ミュートボールはどんなルアーなのか?」について色々聞いてきましたので、これから伺った内容を織り交ぜながら開発秘話や特長などを、詳しく紹介していきたいと思います! メバリングのハイシーズンでもあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

去川 直稔(Naotoshi Sarikawa) プロフィール

広島県をメインにメバリングをはじめ、ショアジギングやチヌゲーム、そしてバスフィッシングまでも得意とする超マルチアングラー。多彩な釣りで得た知識と経験によって釣りの腕前も超一流。ジャッカルのメバルプラグ「ミュートボール」の考案者でもあり、今注目されている若手アングラーの1人。

 

開発秘話

では、早速「去川直稔」さんに伺った内容をお伝えしていきます。

まずは、開発秘話について。そもそもメバルは「着水音に凄く敏感」。メバルプラグを投げ重ねることで、着水音にスレて口を使わなくなることが非常に多く、前々から去川さんも気づいていたそう。

そんな時、プラグの着水音を抑えることができれば、メバルの警戒心を軽減でき、もっと釣れるようになるのでは? と感じたことが「ミュートボール」を開発するキッカケだったそうです。

 

ミュートボールの始まりは「活虫」

開発したいと思っても急に出来上がるわけでもなく、「去川直稔」さんはこのルアーを提案する前から形が出来上がるまでの間、バス釣りの虫系ルアーとして知られているジャッカルの「活虫」を使っていたそうです。ワーム素材なので着水音でメバルがスレることも少なく、ワーム素材を浮かすとメバルがカナリ高反応を示すことから「活虫」を多用。

 

ただ、普通にフックを装着して使うのではなく、「活虫」に「おゆまるくん」というプラスチック粘土を入れて色合いを調整したり、「ジェリーサーディン」のようにフックとラインアイを通したりするなど、色々手間を加えながらオリジナルのチューニングを施していたそうです。そういう経緯から、「ミュートボール」のボディ形状も丸型なんだとか。

 

「ミュートボール」の特長

では、ここからは特長について。

ミュートボール」は名前の通り、着水音を軽減してメバルをスレさせないことが最大の特長。ソフトとハードの2層構造によって静かな着水音とフックとボディの干渉音を抑え、メバルに警戒心を与えにくい作りに仕上がっています。

 

生命感溢れる2層カラーリング

2層構造によるメリットはもう1つあり、見た目がカナリ立体的であるということ。

プラスチックのプラグだと、1つのデザインで視覚的アピールを演出しますが、「ミュートボール」はソフト素材のカラーリングが表側にあり、透き通ってその奥にプラスチック素材のカラーが写し出されているデザインになっています。ですので、これまでには無いカラーリングでメバルにアピールすることができるので、一般的なプラグでは見切るようなメバルをバイトに持ち込むことが可能。実際にロケで動画を撮影していた時も、「ミュートボール」は2タイプ共に止めている時のバイトがとても多く、それが常夜灯下の明るいエリアでも関係ないことが記者自身もビックリしたポイント。普通のプラグだと常夜灯下でステイさせてしまうと見切られてしまいますよね。

 

2タイプがラインナップ

ミュートボール」にはミノータイプとペンシルタイプの2タイプがラインナップ。状況に応じてこの2つを使い分けることで、バイトが長続きするというメリットがあります。実際に釣りを見ていても、ローテーションの頻度もカナリ多く、2投してバイトが無ければ交換というケースも。とにかく飽きられたら交換を繰り返しながらその時メバルが反応するタイプを見つけ出すような使い方をしていましたよ。

 

ミュートボールミノー38F

Name Length Weight Type Hook Quanity Price
ミュートボール ミノー38F 38mm 2.7g Floating #10 1(+スペアボディ×1) ¥1,188

ジャッカル公式「ミュートボールミノー38F」詳細ページはこちら

 

ミュートボールペンシル38F

Name Length Weight Type Hook Quanity Price
ミュートペンシル38F 38mm 2.7g Floating #10 1(+スペアボディ×1) ¥1,188

ジャッカル公式「ミュートボールペンシル38F」詳細ページはこちら

 

水抜き穴が搭載!スペアボディも付属

他にも色々な特長を秘めています。

まず、ボディに水抜き穴が搭載されているので、水が浸入してもボディを軽く押せば水が抜けてくれる仕組みになっています。

 

スペアボディが付属

また、長持ちするようにスペアボディが付属でついてきます。複数匹釣ってソフト素材が傷んでも予備があると安心ですよね。

1 / 2
次へ