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メバルの当たり年!? 今どきのメバリングロッドに必要な要素とは!?

連載:トモ清水「ガッ釣りソルト」
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WEB連載「トモ清水のガッ釣りソルト」第155回
『メバルの当たり年!? 今どきのメバリングロッドに必要な要素とは!?』

トモ清水(Shimizu Tomo) プロフィール

20年以上ロッド開発者として釣り具業界に携わるスーパーマルチアングラー。ロッド開発を手掛けたブランドは、国内、海外、自社、OEM問わず、20社にも及ぶ。現場主義、実績主義をモットーに全国各地、世界各地、釣りに飛び回るガッつり系。常に自然と魚をリスペクトし、次世代の楽しいものづくりに挑戦し続け、世界トップクラスのロッド開発者を目指す。1977年9月生まれ。本名は清水智一(しみず・ともかず)

こんにちは、トモ清水です。いよいよ秋も終わり、本格的な冬の到来です。昨日、関東ではみぞれ交じりの雨が降り、昼でも5℃という寒さに。

毎年、この時期になると注目なのがメバル。メバルの産卵は1月前後。この12月はその産卵に向けて荒食いするプリスポーンの時期でもあります。その産卵の個体、プリプリなビッグママを求めて12月下旬あたりから1月上旬に狙いに行くことが多いのが例年の動きです。

イチョウの葉もほぼ完全に落ち切って、まっ黄色の絨毯を形成していました。冬を感じます

さてそんな愛して止まないメバルのシーズンに突入したわけですが、いつもの関東三浦方面へ、メバルを狙いに行きましたので、今回はそのご報告も兼ねてお伝えします!

 

結論から言いますと、今シーズンは当たり年か⁉︎というくらいメバルが釣れました。
まずは夕方の短い時合を狙って、アジを釣り、暗くなってからは、色々なポイントをランガン。

どのポイントもメバルのバイトが多発。
1g前後のジグヘッドにガルプ!のベビーサーディンという王道なセットで、メバルを連発。

「コンっ」「ココっコン」という明確なバイトを楽しみながら、魚体の大きさにしては強烈な引きを楽しむことが出来ます。今回は何と言っても連続ヒットが楽しめたことがうれしかったですねぇ。

一時はメバルの個体数も少なくなっていましたが、今年は、過去を見てもこれほど釣れる年はないな、と感じるほどメバルの魚影が濃い気がします。

ただ数は釣れるのですが、う~んサイズがちょっぴり小さいか…。

 

メバルは1.5gのジグヘッドを基本とします。
それにガルプ!をセットすれば最強です(笑)

 

メバルは目張と書くくらい目が大きいのですが、その目がほんと愛くるしく、綺麗な目をしています。
暗くても小さな餌をその目でしっかり捉えているのでしょうね。

 

今回、トップも少しやってみたのですが、トップに出たのは一回のみ。
ライズも無かったので、メバルは表層を意識していなかったのかもしれません。

 

ただアベレージサイズが小さいなぁ〜と感じてたら、ラストにビッグママ!
もちろん優しくリリースです😊

計測してみると25cmのナイスメバル。

ただ見ての通り、お腹の中には産卵を控えたメバルの子供がたくさん入っているので、今後もメバリングを楽しむためにも、極力リリースを心掛けたいですね。

産卵に関係のない個体を刺身用に2尾だけキープして、あとは全てリリースしました。メバルは釣った分だけ居なくなる魚なので、出来れば優しくリリースをお願いいたします。

以上が、釣行のレポートでした!
いやぁ本当に一番好きかもしれないメバルのシーズンにいよいよ入りましたね♪

 

メバルロッドに必要な要素とは!?

さて本題に入りますが、今どきのメバルロッドに必要な要素は何だと思いますか?
今どき軽くて感度が良いロッドは当たり前ですよね。それに加えてとても大事な要素があります。

いよいよ来月2022年1月にデビューする10年ぶりに新しくなるソルティーステージプロトタイプのメバルモデル

例えば上写真のソルティーステージプロトタイプ メバルXMBS-762ULSSというモデル。こちらの自重は何と61g。
前作のSXMS-762XULSS-KRは80gですので、約20ggの軽量化に成功しています。

ちなみに今回のソルティーステージ プロトタイプには前作のソルティーステージにはなかったスローテーパーモデルも新たに加わり、合計4機種がラインナップされます。

そのスローテーパーモデルのXMBS-732XULT-STの自重は、何と53g!
かつてのスローテーパーロッドは重くてダルいというイメージを、TAF製法によって完全に払拭された、かつてないメバルロッドに仕上がっています。

スローテーパーとは、上写真のようにバットから満月状にロッドが曲がるのですが、かつてのメバルロッドといえば、このように曲がるロッドが主流でした。

しかしスローテーパーのロッドは、グラス素材も使われていることも多く、重くてダルい、ボヨンとしたのが特徴で、その後、繊細さをさらに求められるメバリングには不向きなロッドとして、徐々に姿を消していった経緯があります。

そして時代は超軽量、掛け調子のファーストテーパーが好まれ、繊細なソリッドティップも好まれるようになりました。

ただティップは細く繊細でも、ベリーからバット部はパワーがあるので、小さいメバルを掛けた場合は、やはり小さな引きをスポイルしてしまい、スローテーパーのようなバットから曲げて一匹ずつ楽しむような釣り味があまり味わえないのがファーストテーパーの難点。

そして「重い、ダルい、感度が悪い」といったスローテーパーのデメリットを何とか無くしたい、という形で開発されたのが、TAF製法を採用したリアルフィネスシリーズ。

こちらのスローテーパーロッドでは、かつてのスローテーパーロッドではなく、これらのデメリットを限りなく排除して完成した、アジングの掛けも出来るロッドとして人気を博しました。

やはり皆さん、コアなアングラーはスローテーパーを求めていたのですね!
スローテーパーの楽しさ、メリットは非常に大きいのです。

そんなハイエンドのロッド、リアルフィネスシリーズのTAF製法ブランクスを今回のソルティーステージは採用しているので、ソルティーステージシリーズでも、そのデメリットを排除したモデルを投入することが可能となりました。

 

メバルロッドに必要な要素とは!?

まとめると今どきのメバルロッドに欠かせない要素はこちら

・軽さ
・感度
・スローテーパー
・コスパ

軽さ、感度は最低条件。

それに加えて重要な要素は、いかに釣りを楽しめるか、いかに気軽に楽しめるか、という点が今どき、とても大切な求められます。

いくら軽くて感度が良い素晴らしいロッドでも、価格が高いと中々手が出ませんよね。コスパが高く、誰でも手が届く価格帯が必要です。

また釣るだけでなく、1尾ずつしっかり楽しみたい! たとえ魚が小さくても遊べる、という要素もそれ以上に大切で、それがスローテーパーのロッドだと可能です。

これらの全ての要素を高次元で、叶えてくれたのが、まもなく発売されるソルティーステージプロトタイプ・メバルモデル。

 

100%国産のカーボンプリプレグを採用したTAF製法でも実現出来たロープライス。
よくお客様に聞かれるのですが、「どうしてアブはそんなに安く出来るのか?」

これは私達ピュアフィッシングジャパンはグローバル会社で、世界規模ではトップクラスの釣りメーカー。そのスケールメリットを活かして、大幅なコストカットが可能だからなんです。

例えば少量のカーボンや部品を仕入れるのと、大量に仕入れるのでは、一個あたりの単価が大きく違います。当然大量に仕入れる方が安く出来ますよね。それが世界中で展開している私達の強みです。

ソルティーステージプロトタイプ メバルはこちらの4機種をラインナップ。

その4本がどんなロッドなのか? ご紹介します!

ソルティーステージプロトタイプ・メバル
XMBS-732XULT-ST

7フィート3インチ、スローテーパーのエクストラウルトラライトアクション、メバル専用モデル。原点回帰。メバルロッドと言えばスローテーパー。しかしスローテーパーにありがちな重くてダルく、感度が悪いといった短所も。これらのデメリットをTAF製法で全て解決。スローテーパーでありながら、プラッギングだけでなくジグヘッドのリフト&フォールの掛けのスタイルに使用出来る軽さと感度を実現。


スローテーパーの特筆すべき点は、日本海など潮が緩いシチュエーションで最もメリットが際立ち、プラグや軽量ジグヘッドを操作しやすく、魚のアタリはもちろん、緩い潮でも水圧や水流変化、地形変化を感じやすく、さらにはブランクス全体の反発力を活かせるので、小型プラグはもちろん、1g以下のジグヘッドの飛距離も伸ばすことが可能。スローテーパー特有の粘りで魚の口切れを防ぎ、ショートバイトさえフッキングしなくともアタリを乗せてしまう実力はマジックとしか言いようがないほど。魚を掛けてからフルベンドで一匹ずつ楽しめる要素も魅力。メバルといったメインターゲットから、アジ、メッキやショゴ、カマスといった小型回遊魚をまで様々な魚種を楽しむことできる。ただし強風下、激流、ディープエリアを苦手とするが、それを十分に補えるほどの魅力が詰まっている。

アイテム 予定発売時期 税別価格 継数 自重 g パワー テーパー レングス 仕舞寸法 ルアーウエイト PE Line wt リーダーライン Carbon
ft cm cm Max(g) Max(号) (lb)
XMBS-732XULT-ST 2022年1月 ¥26,500 2 53 XUL スロー 7’3″ 221 113.2 0.2 ~ 14.0 0.1 ~ 0.5 1.5~5 100

 

ソルティーステージプロトタイプ・メバル
XMBS-762ULSS

ショートソリッドティップ、エクストラファーストテーパーのメバル専用モデル。レングスも最も扱い易い定番の7フィート6インチ。TAF製法でブランクスがさらなる進化を果たし、エクストラファーストテーパーで超ショートバイトも積極的に早掛け可能。またウルトラライトアクションながらTAF製法で操作性やベリーからバット部はLクラスのポテンシャルを秘めた超攻撃系ロッド。

ジグヘッドのただ巻き攻略が得意とし、1g前後のジグヘッドが扱いやすいモデル。取り回し抜群なグリップ長と、無駄を極限まで削ぎ落したグリップ形状で高感度を実現し、メバルの数釣りに向いている。

アイテム 予定発売時期 税別価格 継数 自重 g パワー テーパー レングス 仕舞寸法 ルアーウエイト PE Line wt リーダーライン Carbon
ft cm cm Max(g) Max(号) (lb)
XMBS-762ULSS 2022年1月 ¥27,000 2 61 UL エクストラファースト 7’6″ 228.6 117 0.2 ~ 8.0 0.1 ~ 0.5 1.5~5 100

 

ルティーステージプロトタイプ・メバル
XMBS-792ULT

TAF製法100%フルカーボンの高感度チューブラティップで、繊細なアタリを瞬時に捉える高感度メバル専用モデル。ファーストテーパーの掛け調子アクション。TAF製法でさらなる遠投性と操作性の両方を高次元で兼ね備えたスタンダードレングス、7フィート9インチ。

さらに遠投したい、足場が高いシチュエーションに最適。1g前後のジグヘッドはもちろん、ミノーやトップウォータープラグ、シンキングペンシルなどのハードルアーに最適。メバルだけでなく、アジ・カマス・メッキ・ショゴ・カサゴといったライトソルトゲームにも相性抜群!

アイテム 予定発売時期 税別価格 継数 自重 g パワー テーパー レングス 仕舞寸法 ルアーウエイト PE Line wt リーダーライン Carbon
ft cm cm Max(g) Max(号) (lb)
XMBS-792ULT 2022年1月 ¥27,500 2 61 UL ファースト 7’9″ 236.2 120.8 0.5 ~ 12.0 0.1 ~ 0.5 1.5~5 100
ソルティーステージプロトタイプ・メバル
XMBS-832LT

8フィート3インチ、ライトアクションのチューブラ仕様のロングレングス、メバル専用モデル。ロングロッドにありがちな重くてダルいデメリットをTAF製法で排除、自重85gを実現している。

ロングレングスながら1g前後の軽量ジグヘッドも軽快にキャスト可能。かつ10g以上のリグ、プラグも遠投可で、フロートリグ、ライトキャロ、ジグヘッド、プラグ、マイクロジグ・鉄板、カブラなど、多彩なメソッドに高次元で対応。足場の高いポイントや磯場でも重宝し、尺メバルに照準を絞った大型狙いにも最適なモデル。

アイテム 予定発売時期 税別価格 継数 自重 g パワー テーパー レングス 仕舞寸法 ルアーウエイト PE Line wt リーダーライン Carbon
ft cm cm Max(g) Max(号) (lb)
XMBS-832LT 2022年1月 ¥29,000 2 85 L ファースト 8’3″ 251.5 129 0.5 ~ 15.0 0.1 ~ 0.5 2~8 100

 

各モデルのグリップレングスはこちらを参照ください

ソルティーステージプロトタイプ・メバルの特長

エンドキャップにはアブガルシアとTAFのロゴが刻印されています。

 

ガイドは前作と同様にKRコンセプトガイドシステムを継承

 

センターカットの2ピース仕様で、継部には織クロスカーボンで補強されています

SaltyStageプロトタイプ・メバルの製品ページはこちら
https://www.saltystage.jp/mebal_rod/

 

さて、これからさらにメバルが熱くなるシーズンです。
今年はひょっとして当たり年かもしれないので、自然と釣行回数が増えそうです♪

トモ清水でした!
See you next time!

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トモ清水「ガッ釣りソルト」