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【秋の河川はテンポが重要】レイドジャパン和田 真至「@wada_kun」の秋の河川攻略法

寄稿:和田 真至
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レイドジャパンロコアングラーズの和田真至(ワダマサヨシ)です。

今回ご紹介させていただくのは…“秋の河川の攻略法”です。

和田 真至(Wada Masayoshi) プロフィール

岡山県の河川、倉敷川をホームフィールドに日々修行中のレイドジャパンロコアングラー。 ストロングな釣りを中心にフィネスまで使いこなすマルチな一面も。

 

秋の河川はここを釣る

カバーやカレントに固執していた魚も、秋が深まって水温が適水温(20°前後)になるにつれて、どこにでも居られるようなります。

沖から岸際であったり、高気圧が張り出したタイミングであればカバー際であったり地形の変化など、様々な場所に散っていきます。

 

インサイド?アウトサイド?

これから季節が進むにつれて、河川は水位を落としていきます。その為、水深が安定する”インサイドとアウトサイド”の複合するストレッチがオススメです。

ここでの狙い所は…

「水位が上がれば”インサイド”」「水位が下がれば”アウトサイド”」

これくらいシンプルでオッケー。どの水位でも安定して魚が居ることが可能な場所で、更にベイト等が絡むとより魚がストックしているエリアとなります。

 

釣り方と狙い方

まずは巻き物から…

様々な場所に散っている季節ですので、巻き物をベースにテンポ良く釣っていくことをオススメします!

そしてこの時期は、カバーを絡めつつレンジを自由自在に操れる「ヘッドスライド+フルスイング4inchの組み合わせがGOOD。特にカバーを絡ませることで、より深い本気食いのバイトを貰うことが可能になりますので、「ガンガン入れ込みながら仕掛けていくこと!」がワンポイントアドバイスになります。

 

テンポはそのままにスローダウンできるリグといえば…

晴れた時など、巻き物で反応が無い時はスローダウンすることも必要です。僕が使うのは「リーダーレスDSリグ」

使用する理由は、テンポが良いから。速やかにボトムに着底させることが可能で他のリグより圧倒的にテンポが良いです。

リーダーレスDSリグはエグチャンク4inchと組み合わせることで、遠くから魚を呼ぶことが可能で、秋の河川を攻略する上でオススメです。

秋は泳ぎまわっている魚が増えていく季節感ですので、テンポ良く釣っていくことが重要になってきます。

 

落としてリフトして回収…以上!

使い方ですが、めちゃくちゃ簡単でして。

キャストしてフォール、2回リフトしてまたフリーフォール。この繰り返しで釣っていきます。

キモは着底後1秒〜2秒止めること。これで、食わせの間を与えてやります。”しっかり止めること”を意識してアプローチしていきましょう。

 

渋い時の必殺技

何をしても反応がないときは…必殺技 G.I」の水中ドッグウォーク

巻きでは追い付けない魚や何をしても反応がない時は、移動距離を抑えたアプローチの”水中ドッグウォーク”がオススメです。

優しいトゥイッチで”チョンチョン”とすれば動かせますが、イメージで言うと…“ルアーを動かせるのではなく…ラインを左右に捌くイメージでアクションさせる” と上手くドッグウォークできるかと思います。

他のルアーで例えるならば、ペンシルベイトを扱うようなイメージでアクションしてみてください。

 

G.Iのセッティング

セッティングについてもキモと言えばキモ。

フックはフェザードピアストレブル(RYUGI)へ変更しています。フロントは3番、リアは4番です。フェザーフックへ変更する理由は、移動距離を抑える為+トゥイッチした際に”G.I”のアクションを安定させる為。純正フックだと”G.I”が暴れ過ぎてしまうことがあるんです。

そしてベリーに板オモリを貼ること。何g貼ったらが良いというのでは無く、レンジを下げたい時はスローフローティングぐらいに設定します。逆に水面直下付近などの目に見えるレンジを狙う際は貼らなかったりもします。

写真を参考にしながら、フィールドで微調整しつつ試してみてください!

 

使用タックル

「グラディエーターアンチ GA-72HC キングヘビー」を2セット使用。巻き用と撃ち用で使い分けました。

2セット使用した理由は、秋の河川の”泳ぎ回る足の早い魚”を狙う際に、1本で釣り歩きもアリですが…2本用意して1本を腰に刺して素早くその場で無駄無くローテーションしながらクイックに釣っていくことで、スピーディーにチェックができる為です。

 

たかが2lb…されど2lb

巻いているラインは、巻き用にはソラローム®エクスレッド16lb(東レ)。そして撃ち用には同じくソラローム®エクスレッド(東レ)の18lb。

巻き用はオープンからカバー絡みまで、全てを気持ちよく使用したいから16lb。撃ち用は、カバーを絡める際に16lbでは怖いけど…20lbでは太くて操作感が微妙かな…ということで18lbをチョイスしました。

秋の魚は泳ぎまわって、とにかく足が早いので出会う確率を上げてあげることが大切なので、テンポ良く釣りをして、難しいことは考えずにシンプルに釣っていくと良い魚に出会えると思います。

気温水温共にベストシーズンだと思いますので、是非参考にして頂き秋のバスフィッシングを楽しでください!!

 

秋の河川攻略方法を紹介した動画も公開中!

出典:YouTube「RAID JAPAN Official Channel」

 

レイドジャパン(RAID JAPAN)

2011年設立、岡山県を拠点とするタックルメーカー。 ロッド「グラディエーター」シリーズをはじめ、各種バスルアーを輩出。 代表はカリスマアングラーとして知られる金森隆志氏。 「常に釣り人であれ。」という観念のもと、岸釣りのレベルとステイタスを押し上げるべく、現場主体で日々開発・研究を重ねている。