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【なんでもやっちゃおう】ライトゲームの世界を広げる!ヤマガブランクススタッフによる「ブルーカレント・オールレンジ」解説!

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みなさんこんちには!ヤマガブランクス・フィールドスタッフ舛田です!

今回ご紹介するのは、ヤマガブランクスのロッドラインナップの中でも異彩を放つ「ブルーカレント・オールレンジ」シリーズ!

研ぎ澄ました使用感と高い汎用性能を融合した「なんでもロッド」がオールレンジの位置づけで、一般的にお店に並ぶ製品としては85・93になるのですが、実はオンラインショップ「ヤマガブランクス・メンバーズ」限定の73まであります。

ライトゲームカテゴリーながら「一本で何でも狙ってみよう!」というコンセプトのこの3本の魅力やそれぞれの使用感、簡単な使い分けについてお伝えしたいと思います!

 

ブルーカレント・オールレンジとは

そもそも「ブルーカレント」とはアジ・メバルを始めとしたライトクラスのターゲットを狙うためのロッドシリーズ。 なのですがラインナップは多岐に渡り、様々なゲームやターゲットが狙えるモデルが揃っています。

そのブルーカレントのラインナップの中にあるサブネーム「オールレンジ」に込められた意味としては、この一本でトップウォータープラグからミノー、シンペン、ジグ、ジグヘッドまであらゆる種類のルアーを駆使して、表層からボトムまで全てのレンジを攻略できますよ!といった意味合いが込められています。狙うターゲットや使用するルアーを敢えて限定しない、いわばなんでもロッド的な位置付けのシリーズです。

なんでもロッドといえば一見、大雑把な味付けで何をするにも半端な調子になりそうですが、実際に使用してみるとそのイメージはあっさりと覆されます。軽量な作り込みで、繊細ながらも芯が通っていて安心感があり、ライトゲームからエギング、シーバスまで、予想以上の扱いやすさで、私の中でも必然的に持ち出す頻度が高いモデルたちとなっています。

73・85・93の3本とも、レングス、パワー、調子がそれぞれ違いますので、こんな釣りがメインならこのモデルが使いやすい!といった部分を私なりの見解ですがご紹介させていただきます!!

 

BlueCurrent 73 All Range TZ/NANO PROFESSOR(メンバーズ限定モデル)

Spec:Lure 0.5~12g Line:PE0.2~0.6

3機種の中では最もレングスが短く、パワーもライトなモデルですが、アジ・メバルロッドとしては若干強めの部類で、比較的シャープな使用感が特徴です。

軽量ジグヘッドを使用する場合、ジグ単用のロッドには操作性や感度の面では敵いませんが、それでも1gもあればジグヘッドの存在はしっかり把握できますし、2g〜3gとなると逆にクイックなアクションがつけやすくなります。バットパワーも強いため、例えば藻場での良型メバル狙いやダート系ジグヘッドを使用したライトワインドの釣りにも向いたモデルと言えます。

また、トップチヌでも扱いやすく、特にフェイキードッグDSやシュガペンなどのドッグウォーク系のルアーではトゥイッチ入力が非常に楽で、誘いから食わせまで一連の動作でダイレクト感を味わえます。さらに、港や小河川の明暗狙いや、小型ベイト付きのフッコクラスを10g前後の小型のシンペンや細身のミノーでライトに狙うのも最適なバランスです。

2.5号までのエギを使用したライトエギングにも対応する、シリーズの中でも最も繊細ながら幅広いターゲットとメソッドをカバーする1本となっています。

 

製品詳細

「BlueCurrent 73 All Range TZ/NANO PROFESSOR」詳細ページはこちら

 

関連動画

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

 

BlueCurrent 85TZ/NANO All Range

Spec:Lure 3~21g  Line:PE0.4~1

私の中でも最も出番が多いモデルです。ライトなシーバスロッドに迫るバットパワーを持ちながらも自重は84gと非常に軽量で、バランスの良さが一際目立ちます。

次に紹介する93TZ/NANOと比べた場合、バットパワーは93TZ/NANOの方が若干強くなりますが、短さも相まって使用感は85TZ/NANOの方がシャープに感じられ、感度も勝ります。対アジ・メバルでは重ためのフロートリグやキャロライナリグの使用に向いており、申し分ない飛距離、ラインを送り込んだ先での感度、遠距離でのシャープなフッキングまで、かなり納得の仕上がりです。

トップチヌやシーバスゲームに関しては、20g程度のシンペンまで振り切ることができますので、上の73All Rangeよりも広範囲を探ることが可能となります。また、エギングに関して言えば、エギングロッドのLクラスに似たパワー設定で、3.5号のエギでもしなやかにシャクリ上げることができます。ティップまで張りがあり、ライトゲームよりはミドルパワー寄りになりますが、だからこそ用途が多いモデルに仕上がっています。

 

製品詳細

「BlueCurrent 85TZ/NANO All Range」詳細ページはこちら

 

関連動画

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks etc.CHANNEL」

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

 

BlueCurrent 93TZ/NANO All Range

Spec:Lure 3~21g  Line:PE0.4~1

上の85TZ/NANOに比べ、バット部分が一回り太くなり、パワーアップとロングレングスによる飛距離アップを実現したモデルです。シーバス相手でも対等にファイトできるパワーがありますが、軽快な操作感や振り抜き感をもってすれば、きちんとライトゲームロッドにカテゴライズされていることに納得させられます。

85TZ/NANOでおこなう大抵のゲームはこの93TZ/NANOでもカバーできますが、細かな違いを挙げるとすれば、トップチヌやエギングなどのアクション入力が必要な場合には、レングスが短くて持ち重りも少ない85TZ/NANOが向いています。

対して93TZ/NANOは、より重ためのプラグにも強いことに加え、レングスが長い分、ティップがやや入り込みますのでミノーやバイブレーション等の巻き感度が高いため、地磯やオープンな港湾、サーフなど飛距離が必要なエリアでシーバスや小型回遊系を狙う巻きの釣りに向いていると思います。

ライトゲームでは感度の面では上の2機種には及びませんが、それでも必要十分な感度は備えています。それよりもフロートやキャロライナリグ、小型ジグにおいて、その圧倒的な飛距離がもたらすメリットの方が大きく感じます。

 

製品詳細

「BlueCurrent 93TZ/NANO All Range」詳細ページはこちら

 

関連動画

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks Product CHANNEL」

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks etc.CHANNEL」

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

 

まとめ

私がこのシリーズを使用して感じたことは、ライトゲームにもシーバスにもトップチヌにも使えるという便利さが第一にあることは間違いありません。しかし、何度か釣行を重ねると不思議と「これがいい、なんかしっくりくるなぁ」と感じるようになるのです。それは恐らく、軽さやバランス設計などロッドとしての完成度の高さから来るものだと思います。

特にショアのライト系の釣りは、地域やシーズンによって数えきれないほどの魚種や楽しみ方が存在するかと思います。このオールレンジシリーズの適応力、そして何より使用する楽しさが各々のゲームで実感できると思います。自由な発想、自由な使い方でこそ、ブルーカレント・オールレンジの真価が発揮されるので、ぜひ皆さんも楽しんでみてください!

 

それぞれの機種の実釣動画もチェック

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

出典:YouTubeチャンネル「YAMAGABlanks」

 

 

ヤマガブランクス最新情報はこちらからチェック→「YB BASE 2021
実釣動画ほかスタッフさんによる製品紹介番組「YBBC」も随時配信中→YouTube チャンネル「YAMAGABlanks

ヤマガブランクス(YAMAGA Blanks)

釣竿製造の株式会社山鹿釣具のオリジナルブランドとして2008年に誕生したロッドメーカー「ヤマガブランクス」。より良い製品づくりを目指し、工場内で設計者と職人がコミュニケーションを取れるように、また多くのプロトロッドのテスト・改良をスピーディーに繰り返すために、ブランクの設計・巻きつけ・塗装・組み立て・出荷まで全てを国内自社工場で一貫生産し、その高品質なロッドに定評がある。