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【スーパーライトショアジギング】SLSを満喫できる専用ロッドとオススメのメタルジグを紹介

寄稿:井熊 亮
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井熊 亮「駿河の黒豹」( Ryo Ikuma ) プロフィール

Jackson誕生と同じ1980年生まれ。幼少期から学生時代はバスフィッシングに明け暮れ、社会人になりソルトルアーの道へ。関西在住時にはシーバスメインで釣行を重ね現在、Jackson Salt Water Pro Staff 「駿河の黒豹」として静岡にて活動中。

駿河の黒豹・Jackson Salt Water Pro Staff 井熊です!

いやぁー夏ですね。海にも夏の魚がかなり多く回遊しています!
静岡はGW辺りから大型青物が一瞬接岸し、最近では小型回遊魚がかなり回りはじめ数が釣れる時期になってきました。

小型回遊魚は主にワカシ・ワカナゴ(ブリの幼魚)、ショゴ(カンパチの幼魚)など小さくても引きを楽しませてくれる魚達です。その魚達をもっと楽しめるように、スーパーライトショアジギング(SLS)という釣りが近年流行りつつあります。

 

 

【SLS】サーフで連発できる釣り、スーパーライトショアジギングとは?

出典:YouTubeチャンネル「釣りジャック」

 

スーパーライトショアジギングとは。

スーパーライトショアジギングって、どんな釣りなのか? 簡単にいうと…。
ライトなロッドを使いラインも細くして軽いメタルジグを遠投し、ショアジギングを楽に楽しもうという釣りです。

一応、ジャンル的にはショアジギングなのでメタルジグがメインの釣りになりますが、メインで使用するルアーウェイトは15gや20gとなります。あと潮の流れなどにより30gを使う場面もあります。

ラインの太さは0.6号が基本の号数。最近のPEラインは進化しており0.6号でも強度が上がっていて細いラインでのやりとりが容易になってきました。

ロッドに関しては9ft代のライトなシーバスロッドを使用する、もしくはエギングロッドなどが流用可能かと思います。Jacksonからは発売されたばかりのSLS専用モデル、サーフトライブSLS9062L⁺があります。

こちらのロッドは私が1年半ほどかけてテストを繰り返し、ようやく完成させたロッドとなります。こだわりの部分があるので、ご紹介します!

サーフトライブ SLS(スーパーライトショアジギング)モデルのこだわり部分
サーフトライブ STSLS-9062L+【ジャクソン】

ジャクソン公式サーフトライブ SLS(スーパーライトショアジギング)モデル詳細ページはこちら

Length(cm / ft) Price 継数 仕舞寸法 Power Action Lure Line 先径 Material
290cm / 9ft6in ¥26,000 2本 148cm Light +POWER Fast MAX30g PE #0.4-1 1.7mm カーボン繊維98% ガラス2% エポキシ樹脂

 

この竿で、こだわったトコロですが…。

まずはキャストバカと呼ばれる私のキャストに耐えれる事!

パワー的にはスーパーライトな部類なので、ロッド自体のブランクス断面は細くなります。この細いロッドに30gメタルジグを背負わせフルキャストしても折れないように、カーボンを少し厚くししてあります(実際プロトロッドでは7回折りました)。

 

軽いルアーもキャスト出来る事

続いてこだわったのが、軽いルアーもキャストできるという点。
設定としては5g前後のルアーからキャスト可能ですが、メタルジグの5gとプラグの5gではやはりキャストフィールが違います。もちろん飛距離も違います。

5gのメタルジグなら普通にキャスト出来るかと思いますが、プラグの場合、ある程度キャスト時にベリー付近に溜めが効かないと、ルアーリリース時の人差し指離すタイミングが短く難しい。

そこでこのロッドに関してはベリー付近に張りを残しつつ、キャスト時にはキチンと溜めが効くように設計されており、軽いルアーでもストレスなく押し出す事が可能になっています。

 

メタルジグ以外のルアーも扱える事

あと、こだわった点としては、メタルジグ以外のルアーの扱いやすさ!

私が年間通して通うフィールドはサーフエリア。色々なルアーを使い、色々な魚を狙い、色々な誘い方を行います
サーフで釣りをする上で、やはりその時々で色々なルアーを使います。

キャスト時にロッドに掛かる負荷もルアーによってそれぞれ違いますし、ルアーを使用するときのアクションの付け方も違います。その全てを網羅する事は1本のロッドでは不可能ですが、ランガンの多いサーフエリアでの機動力を考え、1本である程度の事をこなせるロッドを作りたいというこだわりでこのロッドをプロデュースしました。

最終的にティップからベリーまでは金属的感度と張りを持たせるが、魚の引きを味わえる粘りのあるブランクス。バッドにかけてはプラグ類をキャストする時の空気抵抗も考え強めに設定。

そうする事で不意の大物とのやり取りも落ち着いて対応する事が可能になっています。

真昼間に大物が!?横風の時の攻略法。【ライトショアジギング】

 

さて、ここからはSLSでオススメのメタルジグをご紹介します!

SLSで使えるメタルジグ紹介

メタルエフェクトStay Fall【ジャクソン】

メタルエフェクトStay Fallですが、コ「細身のジグ」と「喰わせの間」の両立が出来るメタルジグをコンセプトに開発しました!

ジャクソン公式 メタルエフェクト・ステイフォール 詳細ページはこちら

Name(size) Weight Hook 価格(税込)
メタルエフェクト ステイフォール(66mm) 20g F#12 R#8 ¥715
メタルエフェクト ステイフォール(75mm) 30g F#13 R6 ¥770
メタルエフェクト ステイフォール(83mm) 40g F#14 R#4 ¥825
メタルエフェクト ステイフォール(95mm) 60g F#15 R#3 ¥880

 

ベイトフィッシュのシルエットを持たせるだけではフォールが早くミスバイトが連発する事に注目。
その部分を解消する「喰わせの間」を持たせるように、メタルジグの側面に「窪み(くぼみ)」を設けました。

そうすることで水を嚙み、一瞬メタルジグが水中で止まったかのような「間」を作ることできました。
この「間」はロッド操作する上でも感じとる事が出来、ロッドをシャクった後にラインスラックが一瞬出て、次のシャクりの抵抗が軽くなる現象を感じ取れます。

この「喰わせの間」を作る事でアピールー力も増え、ミスバイトを減らしバイト数を増やすができるというわけです。

ワカシ釣りはフォールが重要【スーパーライトショアジギング】

 

この「喰わせの間=窪み(くぼみ)」は青物系の回遊魚だけではなく、フラットフィッシュにも絶大なアピール力を発揮しているようです。この窪みを設ける事で着底後のリトリーブでいち早く水を嚙み、揚力が生まれ底切りがしやすく、スローリトリーブも可能でレンジキープ能力にも優れています。

「喰わせの間」はどの魚種にも共通して良い結果を出してくれているので心強い武器になります!

 

【離島生活】いつもスルーしてしまうゴロタ浜で釣りをしたら過去最高の結果に唖然!!!?

出典:YouTubeチャンネル「 釣りせんば」

堤防からヒラメ連発!

出典:YouTubeチャンネル「釣りいろは 」

 

メタルエフェクトステイフォール水中ルアーアクション【ジャクソン】

出典:YouTubeチャンネル「studio jackson」

 

SLS(スーパーライトショアジギング)の注意点

SLSは小型回遊魚でもダイレクトに魚とのやり取りを楽しむためにタックルバランスをライトな部類にしています。ですので、大型の青物(ブリサイズ)が釣れているポイントでの使用はファイト時間も長くなり、周囲のアングラーに迷惑が掛かりますのでやめましょう。

タックル選びは対象魚のサイズにより変え、特に青物系は横に走る事が多いので、周囲のアングラーへの配慮も必要です。

SLS(スーパーライトショアジギング)参考タックル

ロッド:JacksonサーフトライブSTSLS-9062L⁺
リール:ヴァンキッシュ 4000XG
ライン:VARIVAS マックスパワーPE X8 0.6号
リーダー:VARIVASシーバスショックリーダーフロロ12lb
ルアー:Jackson メタルエフェクトステイフォール20g