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エギングマイスター川上英佑に訊いた3つの気になること

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なぜヤマシタのNEWエギシリーズ「ネオンブライト」は釣れるのか。何が違うのか。【Vol.1/開発編】

なぜヤマシタのNEWエギシリーズ「ネオンブライト」は釣れるのか。何が違うのか。【Vol.2/実釣シーンでのメリット】

エギングマイスター川上英佑さんにいろいろインタビューさせていただいた…とは、先日からお伝えしている通り。

このご時世、リモートでの取材だったのですがイロイロと話が脱線。個人的にそれはそれは楽しい取材だったのです。

ここでは、まだお伝えできていない「こぼれ話」をお伝えしていきたいと思います。

 

リモート取材の様子はこちら

出典:YouTubeチャンネル「LureNews.TV」

 

そもそも夏イカって何?

最近、よく耳にする「夏イカ」。要は夏にエギングでアオリイカを狙うこと。

確かに記者も、これまで夏にイカけっこう釣ってます。

そもそもアオリイカって春に接岸し産卵するためサイズの大きい個体を狙い、秋にはその孵った新子がコロッケサイズやトンカツサイズに成長してエギンガーを楽しませてくれる、というのが一般的。

…じゃあ、夏のイカってどこから来るんだ?と。 で、川上さんに訊いてみました。

 

産卵期間は人間が思っているより長い+地域差もかなりある

…というのが答え。

7月くらいまではまだまだ産卵を意識したイカがいる。また、こちらが思っているより早くに産卵するイカもいる。

もちろんエリアによっても違いはありますが、夏はまだまだ産卵を引きずっている個体と、早生まれの新子が混ざっているんだそう。サイズがバラバラなのはそれが理由で、300g程度~キロアップまで狙えるんだとか。

また、イカの産卵も桜前線のように南から北上していく。北に行けば夏場でもまだまだデカイカシーズン…なんてことも。ちなみに隣合わせた立地の湾でも、雪解け水などが含まれた流入河川が多ければ水温は低く、産卵のタイミングがズレることもあるとのこと。

 

意外に太い?リーダーセレクト

イカは目が良いというのは、ご存知の方も多いところ。そして、今回お話を伺ったネオンブライトは澄潮に効くと言う。

「目が良い」×「澄潮」…。細いリーダーが良さそうな気がしませんか?

気になったので訊いてみると、川上さんは2.5号以下は使わないんだそう。エリアによっては4号を使うことも。

 

14号や20号でもイカは釣れるから

大きな理由は2つ。

1つ目はアオリイカを狙う漁師は14号や20号のラインを使って、しっかりイカを釣っている。「あまりリーダーの太さは関係ないんじゃないかな」と。

で、2つ目は根掛りでロストしたくないから。他に替えの効かないテストサンプルを使うこともある…というのもそうだし、エギングにハマりだした若かりし頃、給料をつぎ込んだ多数のエギのロストを身を持って経験。以来、エギをロストしたくないという想いが強くあるんだそう。

個人的に太いリーダーにするのは、なんかイカに見られてる気がして抵抗があったんですが…すごく納得。

 

川上さんのUVライト

インタビュー動画でもチラッと話題になった「UVライト」。

その現物がコレです。

無理を言って現物をお借りしました

太陽光の紫外線でもっともキレイに発光するように設定されているネオンブライト。その太陽光に近い紫外線の波長というのが「360nm~380nm」だという。

そこで、川上さんは360nm~380nmという波長のUVライトを探して使用しているんだとか。

ちなみにこのUVライトの詳細はこちら

川上さんも、元々は視認性が考慮され青い光が混ざっている市販品を使っていたそうなんですが、どうもネオブラレッドがキレイに発光しない。で、開発陣に聞くと「それUVライトが原因ですよ」と言われた経緯があるんだとか。

産卵を引きずっている個体に、早生まれの新子も混ざる夏イカシーズンはまだ始まったばかり。ぜひ、夏の良いイカを!

 

関連動画

出典:YouTubeチャンネル「YAMASHITA Maria」

出典:YouTubeチャンネル「YAMASHITA Maria」

ヤマシタ

「ヤマシタ(YAMASHITA)」は、神奈川県横浜市の老舗釣具漁具メーカー「ヤマリア」のエギング、イカ釣り、タイラバ、タコ釣りなど、海釣り用品に特化したブランド。特にエギングへの造形は深く、エギのスタンダートである「エギ王」シリーズや、「ケイムラ」カラー、「490グロー」カラーなどを送り出し、最新のテクノロジーでエギングの世界を変え続けている。