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クロダイゲーム基礎講座【クロダイ・チヌ・キビレ!お手軽チニングはじめてみませんか?】

連載:トモ清水「ガッ釣りソルト」

隔週WEB連載「トモ清水のガッ釣りソルト」
第144回「クロダイゲーム基礎講座」

こんにちは、トモ清水です。原稿を書いている今、梅雨シーズンが終わりを告げようとしていますが、この記事がアップされる週末は全国的に梅雨が明け、いよいよ夏本番を迎えていると思います。

夏と言えば、仕事帰りにちょっと夕涼みがてらにナイトのクロダイゲーム、というスタイルでクロダイのルアーフィッシングを楽しめる季節ですね! SNS等を見ても全国各地でクロダイ、キビレの釣果が目立ってきています。

特に最近は東京湾で、陸から船からと非常に良く釣れるようになり、身近な場所で強烈な引きを味わえるとあって、人気が年々高まっています。

今回はそんなクロダイ(チヌ)ゲームのタックルの問合せも多くなっていますので、おすすめのタックルのご紹介はもちろん、クロダイの習性や釣り方など基礎的な、同時に重要なポイントをまとめてみたい思います。

クロダイって実は簡単、気軽に狙えるターゲット! 釣り初心者でもトライしやすいので、ぜひチャレンジしてみてくださいねっ。

トモ清水(Shimizu Tomo) プロフィール

PFJ(ピュア・フィッシング・ジャパン)であらゆる魚種のAbu Garciaロッド製品開発を担当するスーパーマルチアングラー。ホームは、関東外房(フィールドテストで全国行脚するため、大阪、広島、九州、北陸すべてセカンドホームグラウンド)。趣味はサーフィン、スノーボード、キャンプと多趣味だが、釣りがダントツ。1977年9月生まれ。本名は清水智一(しみず・ともかず)

 

クロダイゲーム基礎講座・内容INDEX

 

クロダイとはどんな魚?習性は?

まずはクロダイといっても、大きく分けると、真チヌとキビレの2種類が存在します。

まず関西でチヌと呼ばれ、標準名がクロダイになります。
北は北海道、南は沖縄まで生息している、非常に身近な魚種になります。

一方、キビレは名前の通り、尾ヒレなどに黄色味がかかっています。クロダイより内湾や河口を好み、海水域と汽水域の両方に生息しています。このキビレは関西方面でよく見られる魚だったのですが、温暖化が原因か定かではありませんが、最近では東京湾でよく釣れる魚種になっています。

こちらがキビレ。ヒレの先端が黄色いのが分かりますよね。たまたま?ソルティースタイルのカラーズの黄色カラーで釣りました♪
ちなみに東京湾での釣果。キビレが多くなっているのが実感出来ます。

 

クロダイはどんなものを食べているの?

クロダイは非常に雑食性が強い魚です。

主にカニやゴカイ類、貝や魚を捕食しているのですが、私の地元、石川県では夏場、クロダイが流れてくるスイカを捕食しているので、それをエサに狙ったりする面白いパターンもあります。あと、コーン、いわゆる、とうもろこしの粒粒をエサにしたりもしますよ~

基本的に、雑食なので、ミノー、カニ系のワーム、鉄板バイブレーション、トップウォータープラグなど、様々なルアーに反応するのがクロダイゲームの魅力となっています。

ルアー以外の釣り方も様々で、チヌの落とし込み、筏から狙うダンゴ釣り、ウキ釣り、ぶっこみ釣りなど、全国各地でご当地釣法もあり、クロダイ狙いの釣りは実に多様性に富んでいます。

 

クロダイゲーム! 旬な季節は?

結論から言いますと、冬を含む年中狙えます。
ただベストシーズンはこの梅雨時期から夏にピークを迎えるので、まさに今。
あと夏シーズンが良いところは、冒頭に述べたように仕事帰りにちょこっと夕涼みがてらに行ける気軽さにあります。
日中でも場所によってはイージーに釣れますが、夜はもっとも簡単で、はじめてチャレンジする方にもオススメです。

 

クロダイ、キビレはどこで釣れる?

河口や港、汽水域など日本全国の海で釣れます。
特に河口はルアーで狙いやすい場所の一つです。広島の河川などは満潮と共に潮が川に上がってくるタイミングで、けっこう上流域でも狙えたりします。

淀川河口

カニが多く見えるポイントや、カラス貝、フジツボなどビッシリと付着している岸壁や橋桁周りも高確率でクロダイがいます。
カニや貝類は、クロダイの大好物です。

まずは難しく考えずに、クロダイは、あちこちに生息していますので、気軽にルアーをキャストして初めてみましょう♪

 

クロダイあるある注意点

「クロダイはあちこちにいるよ」と説明しましたが、ここで注意点。「見えているクロダイを釣るのは非常に難しく難易度が高い」ということです。

クロダイあるあるなのですが、見えているクロダイを一所懸命あれこれルアーを替えて狙うも、無視するどころか警戒して逃げていきます。この見えているクロダイを攻略する方法はまだしっかりと確立されていませんので、見えていないクロダイを狙うことが釣果を上げるための近道です。

ルアーによるクロダイゲーム、釣れるリグ、メソッドランキング(トモ清水的)

さて、色んなルアーで狙えるクロダイですが、トモ清水的に、釣れるリグ、メソッドをランキング形式でご紹介すると…。

1位:チヌ用ズル引きルアー(ワームをトレーラーに使用)
2位:フリーリグ(ズル引きワーム)
3位:ジグヘッド単体+ワーム(ズル引き系)
4位:鉄板バイブレーション
5位:トップウォータープラグ(特にポッパー)
6位:ジグヘッド単体+ワーム(落とし込み&スイミング)
7位:マイクロジグ
8位:ミノーなど

と、このような感じのランキングになります。もちろん地域や時間帯、魚のコンディションによっては、この限りではありません。
5位のトップウォータープラグにすこぶる反応が強く、これしかバイトしてこない、ってな事も十分に発生し得ます。
ただ平均的に、ワームを装着したズル引き(底を這うように巻いてくる)が最も簡単で手軽に釣果を得られやすい傾向にあります。

 

オススメ・ルアーウエイトは?

基本的に使うルアーの重さ、もしくはフリーリグに使うシンカー(オモリ)は、5gを基準にするとよいでしょう。
浅い場合、潮が緩い場合は3gと少し軽くします。逆に水深が深く、潮が速い(川の流れが速い)場合は、7g、10gと重くしていきます。

バークレイのスイベルシンカー。こちらはフリーリグにベストマッチするオモリになります。
1.8g、2.7g、3.5g、5g、7g、10.5g、14g、18g、28g、35gと重さのバリエーションも豊富です。

 

1位のクロダイ(チヌ)用ズル引きルアー(ワームをトレーラーに使用)とは

ランキングで1位に挙げた、クロダイ(チヌ)用ズル引きルアー(ワームをトレーラーに使用についてですが、私が愛用しているのは、チェックメイト!

これはチヌゲームで開発されたズル引き用ルアーで、広島在住の林健太郎氏によって黒鯛専用に開発されました。

独特の形状で非常に根掛かりしにくく、チヌ針でフッキングしやすくバレにくくなっています。
また煌めくラバーでワームを装着せず単体でも十分釣れるスペックとなっています。
香川在住の藤田元樹氏は、ワームを付けない方がクロダイの反応が高いとし、単体で釣果を上げています。場所や地形によっては単体でものすごく強い効果を発揮します。

 

広島で林健太郎氏が解説しているクロダイゲーム動画はこちら(わたくしトモ清水がカメラを回しています♪懐かしい)

 

香川でゲンキマンとのチェックメイトを使ったクロダイゲーム動画はこちら

 

もちろんワームをトレーラーとして装着するのもGood
バブルスピア2.2インチやガルプ!のサンドワーム2インチがクロダイ定番のワームになっています。

バブルスピア2.2インチ

サンドワーム2インチ

ジグヘッド単体にサンドワーム2インチ、というシンプルなリグも実績も高く、多用している方が多くみられます。

2位のフリーリグとは

こちらが実際にリグったフリーリグ。
このリグのメリットは、根掛かりしにくく、クロダイがワームを咥えてバイトしても違和感を感じにくく、フッキング率が高いことが挙げられます。

また遠投も可能なリグで、河口、磯場、貝殻捨て場、泥地など、あらゆるフィールド、地形的ポイントで利用出来ます。
こういった理由からランキングでも釣りやすさ2位にしています。

 

3位のジグヘッド単体+ワーム(ズル引き系)

3位のジグヘッド単体+ワーム(ズル引き系)で使うジグヘッドですが、私は「ふわゆらジグヘッド」の2gを愛用。
ふわゆらジグヘッド」は太軸のロングシャンク、ナローゲイブ形状。
やはりクロダイは口が硬いので、太軸のジグヘッドがオススメです。

バブルスピアにジグヘッドを装着するだけの非常にシンプルなリグ

このジグヘッド+バブルスピアを愛用している、ゆっちさんから自己記録の51cm獲れたよー!
というナイスな釣果報告を少し前にいただきました♪

カラーはCGBFO。オレンジに見えますが、ブラックラメが入っていたり、ロックフィッシュでも定番のカラーとなっています。

こちらもジグヘッド+バブルスピアの釣果! 赤系カラーもオススメ~!

 

鉄板バイブレーションも黒鯛が大好きなルアーの1つ

続いて、鉄板バイブレーション! こちらも黒鯛は大好きなルアーの1つです。
「グリグリ~」と巻いて「ドスン!」と明確にアタリが出るダイナミックな方法。
広範囲にリサーチ出来るメリットと、巻くだけでなくリフト&フォールも演出出来るので、優秀なルアー。

アブガルシアからもう間もなく、マイクロ鉄板が発売されますよー!!

マイクロジグも効きますよ

こちらは極小メタルジグ「マイクロジグフラット1g」での釣果。

かつみ君が私の開発しているプロトロッドで見事に釣ってくれました~

マイクロジグにもクロダイは反応することも多いです

 

こちらはピュアフィッシング営業のパクちゃん。
営業巡回のついでに、東京湾のクロダイ開拓に今ハマっているそうです♪

こちらも新しいソルティーステージのクロダイモデルで良型を釣っています。

 

トップウォーター・クロダイゲームも楽しいですよ!

こちらは三重在住のシゲちゃんからDEXポッパーでのキビレ、黒鯛釣果♪

やっぱりトップウォーターゲームは最高ですね!
個人的に一番好きなスタイル♪

デックス・ポッパーは66mmの大きさですが、マラブーフック搭載で、この大きさでクロダイにもバッチリ、アピール出来ますよ!!

 

こちらはポッパーでのヒットシーン(ムービーもアリ)。
黒鯛専用のバットがしっかりした専用ロッドでも、バットからブチ曲げてくれるので、超エキサイティング!!

 

ベイトフィネスはクロダイゲームにピッタリ

ソルトのベイトフィネス、これほどクロダイゲームに適したタックルはない、と個人的に強く感じているほど、愛してやまないタックルです(笑)。
トモ清水が長年、提唱しているベイトフィネスは、クロダイゲームに使えるほか、ライトロックにもベストマッチ!
メバルやアジングなどソルトのライトゲーム全般で応用出来るのが一番の肝かな。

黒鯛はやっぱりベイトフィネス! いろいろな部分が理にかなっています。

ベイトフィネスによるクロダイゲームの醍醐味を是非とも体験してみてくださいね!!

なお、黒鯛で一番人気のベイトフィネスモデルは、エラディケーターシリーズだとERD BFC EBTC-74MLS -Death Xross Ⅱ

製品名 タイプ 継数 全長 仕舞 自重 先径 ルアー PEライン(号) パワー テーパー/アクション 製法 使用材料 本体価格
EBTC-74MLS BC 2 7’4″/223.5cm 114.5cm 75g 1mm 5~20g 0.5~1.5 ML(ミディアムライト) ファースト TAF カーボン100% ¥41,000

ソリッドティップでファーストテーパー。クロダイがフッキングしやすく、ベリーからバット部の強いパワーで寄せる力、このバランスが人気の秘密。

ソルティースタイルシリーズだと、こちらSalty Style Baitfinesse STBC-732MLS-KR。

製品名 タイプ 継数 全長 仕舞 自重 先径/元径 ルアー ライン(lb) パワー テーパー/アクション 製法 使用材料 本体価格
STBC-732MLS-KR BC 2 7’3″/2.21cm 113.5cm 106cm 1.0/11.5mm 5~18 g 6~14 ML(ミディアムライト) ファースト ソリッドティップ カーボン97%,グラス3% ¥17,000

エラディケーターEBTC-74MLSと同じくソリッドティップ採用のファーストテーパーモデル。

 

ボートからのクロダイゲーム

今、東京湾ではボートからのクロダイゲームの人気も急上昇中!
ボートのクロダイゲームも併用できるボートシーバス専用ロッドを開発中。

横浜のシーバスチャーター船「ストライカー」の早川キャプテンと去年からフィールドテストを繰り返し実施し、今年の11月に新しく生まれ変わったソルティーステージのボートシーバス専用が発売されます。もちろんクロダイ狙いにも高次元で流用可能なモデルも!

プロトロッドで、しかもペンシルベイトのトップで獲った珍しい良型のキビレ。
場所は羽田空港の滑走路近く。

 

ベイトフィネススタイルでボートから落とし込みで狙ったクロダイゲーム動画はこちら

 

 

クロダイ、はじめてその魚を知るきっかけ

黒鯛という魚の存在を知ったのは、小学生の時。親父に連れられて、春の乗っ込みシーズンの黒鯛釣りへよく行ったのがきっかけ。生まれの石川県では黒鯛はとてもメジャーな大人気の魚種。食べても非常に美味で、高級魚。

それが太平洋側の和歌山や静岡県なのでは、磯釣りではグレ(メジナ)の方が人気が高く、地元石川県との魚の価値のギャップに驚いたものです。

小学生の時、親父にゴムボートで岸から少し離れた消波ブロック帯に連れていかれ、磯竿を使った電気ウキスタイルで黒鯛をよく狙いに行っていました。その時、エサでよく使っていたのが、下写真のボケ。
黒鯛の電気ウキ釣りで、たまに掛かるシーバスやアイナメが釣れた時はウレシかったなぁ~!

もう小学生の自分にとっては黒鯛の暴力的な引きは最高で、もうガムシャラにファイトしていたのを懐かしく思います。またヘッドライトして、スパイクシューズ履いて、ライフジャケットもしっかり着用し、装備は万全でしたが、消波ブロック帯で親父についていくのがやっとでした~

 

黒鯛の昆布締め

小学生のころ、自分で釣った黒鯛を親父は昆布締めにしてくれて、大好きでよく食べたものです。

日本海側の黒鯛は臭みが一切なく、程よい脂の乗りで最高の刺身に!

日本海側の黒鯛は本当に臭みが一切なく、程よい脂の乗りで最高の刺身を味わうことが出来ます。

 

まとめ

そんなわけで、自分の大好きな黒鯛という魚が、今、大注目されスポットライトを浴びていることが非常に嬉しく思えます。

黒鯛のルアーゲームは、やっぱりその「手軽さ」が、楽しめる一番大きな要素!
誰でも、どこでも、気軽に、その黒鯛の魅力をたっぷりと味わえますので、まずは気軽な気持ちではじめられてはいかがでしょうか!?

トモ清水でした!
See you next time!

 

クロダイ・キビレタックル参考例

■クロダイタックル・(ベイトフィネス、お手軽派、コスパ重視)

ロッド:Abu Garcia SaltyStyle Baitfinesse STBC-732MLS-KR
リール:Abu Garcia ロキサーニBF8
ライン:バニッシュレボリューション7lb
ルアー:Berkleyふわゆらジグヘッド2g+ バブルスピア2.2インチDEXポッパーチェックメイト5g、スイベルシンカーのフリーリグなど

コスパ重視のソルティースタイルのベイトフィネスの製品ページはこちら

■クロダイ・タックル(スピニングモデル、お手軽派、コスパ重視)

ロッド:Abu Garcia SaltyStyle Kurodai STKS-782L-K、STKS-832ML-KR
リール:Abu Garcia Cardinal Ⅲ STX (カーディナル3 STX)
ライン:スーパーファイヤーライン0.8号 + リーダー:バニッシュレボリューション7lb
ルアー:Berkleyふわゆらジグヘッド2gg + バブルスピア2.2インチDEXポッパーチェックメイト5g、スイベルシンカーのフリーリグなど

コスパ重視のソルティースタイルのクロダイの製品ページはこちら

■トモ清水使用ベイトフィネスタックル(スペシャルモデル)

ロッド:Abu Garcia Eradicator Baitfinesse EBTC-74MLS(Death Xross Ⅱ)
リール:Abu Garcia REVO ULTRACAST BF8(レボ ウルトラキャスト BF8)
ライン:Super FireLineウルトラキャスト  0.5号
ショックリーダー:バニッシュレボリューション77lb
ルアー:Berkleyふわゆらジグヘッド2g + ババブルスピア2.2インチDEXポッパーチェックメイト5g、スイベルシンカーのフリーリグなど

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