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今江克隆のルアーニュースクラブR「今江の推し!今夏の注目トップウォータープラグ&使い方を紹介」の巻 第1059回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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梅雨末期の集中豪雨が、今年は例年以上に激しいが、梅雨後半から始まる本格的な夏に向けて、今週は今江的夏の最強トップウォータープラグ3選+αを紹介しよう。

ちなみに今回のセレクトには、先週詳しく書いた「メタルマウス」は今江的に当確なんですが、今回は除外します。

ベスト1は、真夏のガマン比べ!?

さて、今江的に今夏のトップウォーターセレクション最強ベスト1は、やはり今年も「アベンタクローラー」シリーズに決まり。

もはや不動ともいえる最強トップは、バスとの「真夏のガマン比べ」、ルアー界随一の圧倒的スーパーデッドスロー能力を誇るビッグクローラベイトだろう。

どんな賢いバスも、ルアーと分かっていてなおキレさせてしまう能力は今年も健在だ。

特に最も厳しいピーカン無風でもデカバスに水面を割らせるルアーは他にない。

今や年間を通して最強トップウォーターは?と聞かれれば、多くのバスプロが「ビッグクローラーベイト」と口を揃えるだろう。それほどデッドスローの魔力はビッグバスを虜にする

勝敗は間違いなく、どこまでガマンしてデッドスローに徹せるか、暑さに負けない体力、信じる信念で決まる。

とにかくひたすら「動ける最低速」を維持し続けられるかで結果が決まるといっても過言ではない。

人間とバスとのキレガマン比べという単純極まりないテクニックだが、真夏のクローラーは人間にもバスにも過酷な勝負だ。

多くのアングラーは、暑さ、遅さに耐え切れず徐々に速度が上がってくる……くれぐれもバスより先に人間がキレたら負けである。

特にこの夏は、ビッグクローラベイトの中でもダントツの飛距離、飛行直進性と、ウルトラデッドスロー能力を兼ね備える「アベンタクローラーRSR」が、とにかく記憶に残るデカいバスを釣りたいなら最右翼だ。

圧倒的長距離を投げられる「アベンタRSR」だけに、1投あたりの忍耐時間も地獄の長さだが、出れば確実にデカい。

入れ喰いになるルアーではないが、1日やり通せば1本で1日が満足できるクオリティフィッシュに出会える確率がとても高いルアー、 それが「アベンタ(クローラー)RSR」である

2位も、やはりガマン比べ系

次に、今江的夏のベスト2は「アイアロー」。

これまたガマン大会としては「アベンタ(クローラー)」にも負けない忍耐が必要だが、コチラは体力的ではなくメンタル的体力が勝敗を分けるトップだ。

「アイアロー」は、とにかく回遊する見えバススクールがいっぱい見えるが、ワーム系サイトに全く無反応になるアフター回復の初夏に最強の力を発揮する。

ノイジー系「アベンタRSR」の対極的存在である静の最強トップ「アイアロー」。春は放置が最強だが、夏はスイムベイト感覚で使えるペンシルベイトになる

コチラのガマン比べは、まずどれだけ一定速度で、ルアーを揺らさずに巻けるかが第一関門。

リールのハンドル回転で、ハンドルを下方向に回す時と上方向に回す時の重力格差による「グングン巻き」は最もダメ。i字系を均一な一定速で巻くのは、実はかなりの練習が必要である。

今江的には、ハンドルノブを管理釣り場(エリアトラウト)用のラウンドノブに変えることで、このスピード段差を最小限に抑えている

コレは簡単でかなり効果的なので、オススメできる修正法だ。

i字巻きでバスが加速して接近して寸前で見切るなら、ギリギリのタイミングでの極めて短く鋭いショートジャークが基本。

もう一つの夏の食わせ方として、ダイブ&ライズ&ステイの繰り返しも効果的なので、どちらに反応するかは現場で見極めて使いたい。

基本この時期は、F(フローティング)タイプで「水面を壁」として利用する使い方がバスを騙しやすい。

「アイアロー」は中級者以上向きの操作系プラグだが、梅雨後半〜初夏にかけてアフターのバスが水面付近を 回遊し始めると、コレしか釣れない最強の喰わせプラグにもなる

さらに注目の推しルアーを紹介!

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