メバルは漁港や堤防など身近なポイントで狙うことができ、チャーミングな見た目とは裏腹にパワーも強力と釣り人を楽しませてくれる魚。
メバリングというとナイトゲームがメインと思われがちですが、実はデイゲームでも手軽に狙えるターゲットだったりもします。
今回はエコギアプロスタッフ、佐々木俊さんにデイメバルの攻略についてルアーローテーションやアプローチ術、尺サイズを狙ったリグなどを解説してもらいました。
ロケの舞台は東北、岩手県。
敷石や岩礁帯が沈んだ漁港エリアでメバルを狙っていきます!
ここでは佐々木さんのデイメバルゲームの低活性時のアプローチ方法や見えているメバルに対してのルアーセレクト、カラーローテーション術について解説していきます。
低活性のコンディションではリアクションバイトを狙うべし!
実は今回のロケ、前週までの釣果はかなりシブく、前日には大雨が降るなどかなり厳しいコンディション。
ロケ中では何本も釣り上げていましたが、前日までは目標5匹釣れればOKなんて話していたほど厳しい予想がされていました。
実は5匹釣れなければオチがつかないためバリカンでボウズなんて話も…(笑)
朝マズメに使用したルアーはエコギア熟成アクア 活メバルミノー1.6のパールシラス(夜光)にジグヘッドのシラスヘッドファイン(1.4g)の組み合わせ。
前日の大雨の影響で表層の海水の塩分濃度が下がり、水温も低下していて、全体的にメバルの活性は低い様子。
水面にメバルが浮いている姿もなく、ボトムに沈んだメバルの反応を見るためにパイロット的に投入。
活性が下がった状況下ではタダ巻きなどスローに誘っても効果は薄いため、ダートでアピールさせつつ、エコギア熟成アクア 活メバルミノー1.6の集魚効果と食わせ力で誘う狙いです!
基本操作は、キャストしてボトムに沈めてからティップで弾くように2~3回強い動きを入れてフォールさせます。
ロッドは水平よりやや下向きくらいで、ティップを活かしながら細かく操作するのがポイント!
アクション後のフォールでバイトしてくることが多く、ダートアクションでメバルのスイッチを入れて、目の前に落として食わせるといったイメージになります。
水中でのアクションを想像しながら行うとよりアタリが取りやすくなりますよ。
狙い通り、ボトムに沈んでいたメバルをGET!
連発はしなかったものの低活性の中でも良型のメバルを釣ることに成功しました!
今回のロケでも多用されたシラスヘッドファインは、スイミング&カーブフォールの直進性と安定性を追求したヘッドシェイプデザインで、ダートなど細かく誘うテクニカルなライトゲームにマッチしたジグヘッドです。
先端が細く尖った低重心なヘッドが、安定したスイミング姿勢を保ち、ワームのディテールを崩さないでホールドするプレスエッジキーパーを搭載するなど極小サイズのソフトルアーと相性の良い性能となっています。
またフックに関してもエクストラシャープポイント&マイクロバーブ設計でフッキングにも優れているので、活性が低いときの浅いバイトにも相性抜群です!
Weight(oz. / g) / Hook Size | #10F | #8F | #6F | #4F |
1/48oz.(0.6g) | 〇 | 〇 | 〇 | – |
1/32oz.(0.9g) | 〇 | 〇 | 〇 | – |
3/64oz.(1.4g) | 〇 | 〇 | 〇 | – |
1/16oz.(1.8g) | – | 〇 | 〇 | 〇 |
5/64oz.(2.3g) | – | 〇 | 〇 | 〇 |
入り数:5個
希望本体価格(税抜き):¥400
シラスヘッドファイン詳細ページはこちら
集魚&摂餌性能を追求し、旨み成分を酵素の力で熟成旨み成分を引き出したエコギア熟成アクア。
集魚力とバイトの数、バイトの深さに加え、活メバルミノーのハイスタンダードな性能が組み合わさったのがこの「エコギア熟成アクア 活メバルミノー1.6」。
1.6インチというバイトを弾きづらいひとくちシルエットにスイミング姿勢や微波動を発生させるリブと扁平テール、安定感あるキャスタビリティなどメバルを釣るための要素が凝縮されています。
ダートアクションといったリアクションやタダ巻きといったスイミングの誘いにも使える汎用性を備えた優秀なルアーです。
エコギア熟成アクア 活メバルミノー1.6″(大盛)詳細ページはこちら
釣れているときこそ小まめなカラーローテーションが重要!
太陽が出て水温も徐々に高くなり、沖に出ていたメバルたちが手前の敷石に戻ってくるタイミング。
メバルの姿もチラホラと見えはじめ、より強いダートが出せるメバル職人 メバダート 1インチとアジチョンヘッドの組み合わせで反応をうかがっていきます。
カラーは視認性の良いグロウオレンジ(夜光)をセット。
サイトで狙う場合、メバルの群れに対し少し奥にキャストして、しっかりとダートアクションを見せていくことが大事!
操作に関してはこちらも最初のシラスヘッドファインと同様、ティップのしなりを活かした細かく誘うアクションとなります。
アクションでメバルの捕食スイッチを入れて、フォールをじっくり見せるパターンが見事にハマり連続ヒット!
この日はこのダートアクションで誘うのが正解のようです!
とはいえ、同じカラーやルアーを使用し続けていると見切られやすく、徐々に反応も悪くなってきてしまいます。
少し食いが悪くなってきたな…と感じてきたら、カラーを変えるなど変化を加えることで、より長い時間釣り続けられます。
釣れていない時は小まめにルアーをローテーションしているかと思いますが、実は釣れているときほど小まめなローテーションが重要になってきます。
徐々に食いが渋くなってきたタイミングでカラーをグロウオレンジ(夜光)からナチュラル系のピュアクリアホロに変更!
すると、これまで反応を示さなかったメバルたちも即バイト!
アクションはこれまでと同様、細かくダートで誘う方法でしたが、カラーを変えることで反応が大きく変化しました!
ピュアクリアホロから今度は同じくナチュラル系のアミエビカラーに変更!
メバルが小魚系のベイトではなくアミなどの小さなベイトを捕食していることもあり、よりベイトカラーを意識したチョイスに!
実際、ピュアクリアホロでも釣れていたのですが、小まめにカラーを変えることでメバルに飽きさせないようにします。
特にメバルは群れで生息しているので、同じカラーでアプローチし続けているとそのポイント全体で見切りも早くなる傾向があります。
また、時間帯によってはなかなかメバルの活性も上がりきらないときもあるので、一度ポイントを休ませて入るタイミングを変えることでルアーへの反応も良くなったりします。
デイメバル攻略はちょっとしたルアーのローテーションやアプローチの変化を与えることが重要になってきます。
1インチという極小シルエットのなかに、切れ味鋭いダートを生み出すギミックを凝縮したニューコンセプトベイト。
ナイトゲームはもちろん、リアクションバイトを積極的に狙うデイゲームにおいても絶大な効果を発揮します。
アジチョンヘッドと組み合わせることで、より切れのあるダートアクションを生み出すことが可能です。
Length (inch / mm) | Pcs. | 希望本体価格(税抜き) |
1″ / 25mm | 15pcs. | ¥410 |
メバル職人 メバダート 1インチ詳細ページはこちら
ダートアクションを出すのに優れたヘッド形状、チョンがけセッティングができるマスバリがセッティングされたアジチョンヘッド。
ワームをチョン掛けして誘うことができるのですが、今回のようなリアクションに特化した「への字」セッティングもオススメです
上記のような「への字」にセットすることで、驚きのダートアクションを繰り出します。
今回のデイメバルのようなリアクションで誘いたいときに重宝するセッティングです。
Weight(g)/ Hook Size | アジバリ7号 | アジバリ8号 | 入り数 | 希望本体価格(税抜き) |
0.4g | 〇 | – | 5 | ¥400 |
0.6g | 〇 | – | 5 | ¥400 |
0.9g | 〇 | – | 5 | ¥400 |
1.2g | 〇 | – | 5 | ¥400 |
1.5g | 〇 | – | 5 | ¥400 |
2.0g | – | 〇 | 5 | ¥450 |
2.5g | – | 〇 | 5 | ¥450 |
アジチョンヘッド詳細ページはこちら
リアクションでも反応がない時は流れに乗せたドリフトアクション!
さて、これまでリアクションを中心に狙ってきましたが、ダートアクションに反応してこない場合はどのようにアプローチすればよいのか?
最初のポイントから移動してきた次のポイントではリアクションへの反応があまり良くない様子。
そうしたときはアプローチの根本から変更するのも大事な要素です。
使用したリグはアジ職人 アジマスト2インチのピュアクリアホロカラーにシラスヘッドファインの1.8g。
リアクションでも反応しないメバルにはナチュラルに誘う「ドリフトアクション」で狙っていきます!
堤防先端で潮の流れもあるポイントなのでジグヘッドのウエイトは少し重くした1.8gを使用。
アジマストは扁平ボディでスライドフォールさせやすく、ボディとテールに配置されたリブが微波動を発生させるなど、流れに乗せたときにナチュラルに演出ができる性能となっています。
このポイントでも先端から湾内に潮が流れていて、その流れに乗せてドリフトさせながらメバルの目の前にルアーを落としていきます。
ドリフトのコツはメバルのいるレンジまで流れに乗せてワームを落とすため、少し手前にキャストしていくのがポイント!
ラインを送りつつワームを沈めたら、そこからはロッドで引きながら流れに合わせてゆっくり動きを見せていきます。
ダートなどリアクションに反応しないメバルには、こうしたナチュラルに誘えるドリフトのアプローチが効果的です。
もちろん、ドリフトに反応を示さなくなってきたときは先ほどのリアクション重視のセッティングに切り替えるのもオススメです!
ルアーでアプローチを繰り返すことで群れ全体の活性を上げつつも、アプローチの質を大きく変えることでメバルたちを飽きさせずバイトを誘うことができます。
切り替えに使用したリグはメバダート+アジチョンヘッド。
潮の流れもあったため、ジグのウエイトを2gに上げることでスピーディーにアプローチができ、足元にいるメバルたちをバーチカルに狙うにも最適です。
扁平ボディでメバルやアジが好むスライドフォールを実現。
ボディ・テールそれぞれにデザインされたリブが、極めてベイトライクな微波動を生み出します。
素材もしなやかに折れ曲がる極細テールとなっているので、浅いバイトに対してもフッキング率が高いのもアジマストの特徴です。
食い渋ったシチュエーションにもマッチした味と匂い成分も大量に配合されています。
Length (inch / mm) | Pcs. | 希望本体価格(税抜き) |
1.6″ / 43mm | 12pcs. | ¥410 |
2″ / 49mm | 12pcs. | ¥410 |
2.4″ / 62mm | 12pcs. | ¥410 |
アジ職人 アジマスト詳細ページはこちら
ルアーとカラー・アプローチをローテーションさせることでスレ知らず!
タフコンディションの中でもメバルの反応をうかがいつつ、小まめにルアーをローテーションさせることでスレさせず釣り続けることが可能です。
状況が読みにくい、不鮮明な時はアクション要素と集魚・食わせ効果の高いエコギア熟成アクア 活メバルミノー1.6+シラスヘッドファインのようなパイロットセッティングもオススメ!
メバルの活性が低い場合は捕食スイッチを入れるリアクション系、リアクションに反応を示さない場合や反応が悪くなってきたときはドリフトやタダ巻きといったナチュラル系にアクションを切り替えるなど、フレキシブルな判断が重要です。
アクションにハマってヒットが続いたのであれば、今度はカラーを変えることでメバルをスレさせないなど、メバルの様子を見ながら常に変化を与えていきましょう!
さっきまでアタリがあったのに急に反応が悪くなった、見えているメバルに対してのアプローチがわからない…なんてときはぜひ今回の佐々木さんのアプローチ術を参考にしてみてください!