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スピニングモデルも追加された天龍のオフショアジギングロッド「ホライゾン・プログレッシブ」

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天龍のライトからスーパーライトジギングのフラッグシップロッド「ホライゾン・プログレッシブ」

2021年には待望のスピニング2機種が追加されるなど注目を集めるシリーズです。

さて、そんな「ホライゾン・プログレッシブ」ですが、スロー系ジギングに特化したロッド性能となっています。

展開機種はベイト4機種と新たに追加されたスピニング2機種の合計6機種。

開発は高反発のブランクを搭載した「ホライゾンSL」をベースに、ブランクのネバリ強さ継承しながらも操作性も高めた理想の仕上がりとなっています。

各機種のスペック

ベイトモデル

モデル レングス

( m [ft])

ピース アクション 仕舞寸(cm) ルアーウエイト(g) 適正ルーウエイト(g) ライン(lb/号) ドラグマックス

(kg)

グリップレングス

(mm)

TIP DIA
(mm)
ロッドウエイト(g) カーボン/グラス

(%)

希望小売価格

(税抜き)

HPG66B-ML 1.98[6’6″] 1 R 198 MAX150 100 25/0.6-1.5号 4.0 450 2.0 121 93/7 ¥51,000
HPG66B-M 1.98[6’6″] 1 R 198 MAX200 150 30/0.8-2 5.0 450 2.0 125 92/8 ¥51,500
HPG66B-MH 1.98[6’6″] 1 R 198 MAX230 180 35/0.8-2 5.5 450 2.0 139 92/8 ¥52,500
HPG66B-H 1.98[6’6″] 1 R 198 MAX300 250 35/0.8-2.5 5.5 450 2.2 150 92/8 ¥53,000

全機種統一の6’6″ftのレングス設計。

展開モデルもライトからミディアム、ミディアムヘビー、スロー系ヘビーモデルとそれぞれパワーが展開。

・ベイエリアから近海の浅場までのスローライトモデルのHPG66B-ML

・近海を幅広くカバーするスロー系ミディアムモデルのHPG66B-M

・近海エリアのスロー系ミディアムヘビーモデルのHPG66B-MH

・ディープゾーンでのスロー系ヘビーモデルのHPG66B-H

といったように、ベイエリアから近海、中深海といったディープエリアまで対応し、持ち前のネバリ強さとシャープな操作でターゲットを狙えるモデルとなっています。

スピニングモデル

モデル レングス

( m [ft])

ピース アクション 仕舞寸(cm) ルアーウエイト(g) 適正ルーウエイト(g) ライン(号) ドラグマックス

(kg)

グリップレングス

(mm)

TIP DIA
(mm)
ロッドウエイト(g) カーボン/グラス

(%)

希望小売価格(税抜き)
HPG612S-M 1.86[6’1″] 2 (O.S.H) R 140 MAX200 150 MAX2.0 5.0 455 1.5 109 93/7 ¥53,000
HPG642S-LL 1.93[6’4″] 2 (O.S.H) RS 152 MAX100 60 MAX1.5 2.5 410 1.4 97 90/10 ¥53,000

以前の記事でも紹介したように、こちらのスピニング機種はライトタックルにおける限界チャレンジモデルのHPG612S-Mスーパーライトジギングの王道を往くHPG642S-LLの2機種が展開されています。

ベイトシリーズと異なり、それぞれでコンセプトが決められ、HPG612S-Mに関してはライトタックルの限界に挑戦した仕様で、ブランクもかなりネバリ強く、ブリでは10kgクラス、ヒラマサなら7~8kgなどの大物にも負けないパワーとしなりを備えています。

水深100m前後のエリアで、100~150g程のジグを軽快に操るなど軽快な操作性が持ち味など、これまでのシリーズの中でもかなり尖ったコンセプトとなっています。

対してHPG642S-LLは基本ジグウエイトは60gなど使用感は全体的にしなやかな仕上がりで、シーバス、マダイ、イサキなどライトジギングにおいてかなりメジャーなターゲットが狙いやすい性能となっています。

なお、スピニングに関しては両機種ともマグナフレックス製法が採用され、HPG612S-Mに関してはグラス素材のティップ、HPG642S-LLに関しては低弾性のカーボンのティップとなっています。

以前の紹介記事はこちら

天龍のライトジギングロッドの「ホライゾン プログレッシブ」にスピニング機種が追加!

開発ベースとなった「ホライゾンSL」から引き継いだネバリ強いブランク

「ホライゾンSL」から引き継いだハリとネバリ強いブランクを継承した「ホライゾンプログレッシブ」。

しかし、「ホライゾンプログレッシブ」の注目ポイントはネバリ強さと相反する要素、「操作性」にも優れているところにあります。

というのも、一般的にネバリ強さに特化してしまうと操作時のダルさが残ってしまい、逆に操作性に特化してしまうとロッドのハリが目立ってしまいネバリが失われてしまいます。

そこで注目したのが「C・N・T(カーボンナノチューブ)」

「C・N・T(カーボンナノチューブ)」をブランクに採用することで高弾性素材の比率を上げ操作性を向上させると共に、減ってしまうネバリを補強し、微粒子がカーボン繊維を繋ぎとめているので、破損のリスクを抑え、限界値を高めています。

また、バット部分には4軸カーボンを巻き上げ、ネジレや潰れといったウィークポイントへの対策も施しています。

より軽量を求めたガイドセッティング

開発ベースのホライゾンSLの段階でブランクはアンサンド仕上げに加え、チタンフレームのガイドとすでに軽量化が施されています。

そこでさらに軽量かつシャープな仕上がりにするためにKガイド(チタンフレーム、トルザイトリング)を採用。

軽量で滑りの良いトルザイトリングの効果で、快適なリーリング感と感度の高さを実感できます。

スピニングモデルも同様にチタンフレーム、トルザイトリング(トップのみSiC)を搭載。

軽量化=高感度となり、持ち重り感も改善され、よりシャープさが際立つ仕様となっています。

天龍公式ホライゾン プログレッシブ詳細ページはこちら

繊細なアプローチに特化したホライゾンプログレッシブ

2021年春には別タイプのホライゾンMJが展開されるなど、ジギングラインナップがより充実してきます。

ホライゾンMJはマルチジギングをコンセプトとしているためハイピッチ・スローピッチなどジャンルにとらわれないでマルチに活躍できるロッドとなっています。

今回紹介した「ホライゾンプログレッシブ」はガイドセッティングなど繊細なアプローチに特化した仕様で、専門性の高い仕上がりとなっています。

感度を重視したい場合はこのプログレッシブ、マルチに使いたい場合はホライゾンMJと使い分けもできるのでぜひチェックしてみてください!

天龍(TENRYU)

1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。