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初めての「ひとつテンヤ」で12匹もの釣果をもたらしたのはビギナーズラックか、それともテンヤの性能だったのか

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気をつけろ、クセになるぞ、とは聞いていたものの。

なぜか機会がなかったというか、恥ずかしながらこれまでやったことなかった釣り「ひとつテンヤ」。

ギリギリアフターに差し掛かるタイミングで、瀬戸内にて挑戦するチャンスが。

結果から言うと…釣れたんです。それもめっちゃ。そりゃクセになるな、と大いに納得。記者のビギナーズラックもあると思いますが、当日お借りしたテンヤが殊の外、良かった様子。

 

バラシの少ないひとつテンヤ「1step TG」【START】

タックルはエギングタックルを流用

初めての釣りなので、専用タックルを持っているはずもなく…。当日使用したのは7.7ft、MHクラスのエギングロッドに3000番台のリール。PE0.8号にリーダーはフロロ3号というタックル。

使用したテンヤはSTART社のひとつテンヤ1step TG。刺したエビをずれにくくするV.I.SOUL社の「エビズレン」を装着。

スナップサルカンが始めから標準装備!こういうところも初心者には嬉しいポイント

釣行日は、大潮終わりの中潮2日目。潮がけっこう早いということで、8号をメインに10号までを使用。

 

バラシが多いひとつテンヤ

さて、いよいよ実釣となるわけですが、そこは素人。序盤からエビが齧られるなど、バイトは頻発するものの思いの外バラす。

みなさんご存じ、なんせマダイは口が硬い。リーリング中にバイトを取りそのまま掛けていくタイラバとは異なり、ひとつテンヤはフォールでバイトを取るのでそもそものテンションが緩め。だから、こちらから掛けにいく必要があるのです。

頭では分かっていても、なかなか体が付いていかない。それでもなんとか見よう見真似で掛けれるようにはなったのですが、何匹か釣ったり、少し根がかりしたり、フックポイントが甘くなるとやっぱりバレる。

原因がわかると「針交換できたらな…」と思うのが釣り人。記者も然り。

 

常に針がキンキンの状態で使える

「業界初、替針式革命!」…そうなんです、「1step TG」の何が良いって、現場でフックをカンタンに交換できること!

こんな感じでワンタッチでカンタンに取り外せます

ヘッドのシルエットが小さい方が喰いが良いと言われるひとつテンヤ。

そのため高比重のタングステン製が主流なのですが、やはり気になるのは値段。レアメタルであることに加え、とにかく加工しづらいタングステン系製品はどうしても割高になる。おいそれと、フックポイントが甘いから交換…とはいきにくいのです。で、結果バラしが増える。

「1step TG」ならコストを気にせず、キンキンの針にスグに交換できると。これは嬉しい人多いんじゃないでしょうか。

 

ヘッド形状もポイント

フックが交換できることに加えて、潮を受ける少しイビツな形状のヘッドもポイント。

これにより沈下姿勢が安定、理想的な沈下スピードになることで、テンションフォールが容易になっているとのこと。

実釣時の感覚でいうと、思ったほどストンと落ちないという印象。潮が流れているタイミングでテンションを掛けるとフワフワとドリフトするようなイメージでしょうか。実際、そのタイミングにバイトが集中。百聞は一見にしかずとはまさにこのこと。

 

スペック&ラインナップはこんな感じ

カラーは01アカキン、02ミドキン、03アカエロー、04アカオレ、05蛍光オレンジの5色。サイズ展開は5号、6.5号、8号、10号の4サイズで、替え針はワンサイズのみのラインナップ。

当日はやや潮が流れる状況、8号でMAX水深70mくらいまでギリギリボトムが取れるかなという印象。軽いほうが喰いは良いそうなので、ボトムが取れる範囲で上下にローテーションできるようウェイトは多めに持っておくと良さげです。

というわけで、ひとつテンヤ。…噂通り中毒性アリの危険な釣りでした。

専用タックルならもう少し掛けれた?アタリが取れた?ほら、ググり出すと止まらない。…これから始める方はくれぐれもお気をつけください。

 

ありがとうございました!

プライベートのテスト釣行に同行させていただき、快く取材にまでご協力してくれたのは…START社長の松成さん! 当日は餌の付け方から、誘い方までレクチャーいただいて…本当にありがとうございました!