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アフター回復系を狙う!小森嗣彦流プラッギングテクニックとは

寄稿:小森 嗣彦

みなさんこんにちは! 小森嗣彦です。

私はトーナメントに参戦する傍ら、春はプリスポーンを追いかけ、房総の亀山ダムから琵琶湖、そして福島県の桧原湖とガイドレイクを転々としています。

小森 嗣彦(Tsuguhiko Komori ) プロフィール

JBのトーナメンターとして、同協会の最高峰TOP50プロシリーズを戦うトーナメントプロ。年間チャンピオン3回(最多)TOP50優勝6回(最多)2008年にはJBスーパーバスクラシックを制覇、2012、2018にはBasserAllstarClassicを制している。シーズンの合間には琵琶湖、桧原湖、北浦、亀山ダムでガイドも行っている。論理的考え方でバスフィッシングとトーナメントを攻略する。1974年生まれ兵庫県神戸市出身、千葉県在住。

 

全国のガイド場の5~6月にかけてのパターン

5月は例年ですと琵琶湖、そして桧原湖、6月にかけては亀山ダムや房総のリザーバーを中心にガイド活動をしています。

そのタイミングだと琵琶湖はミッドスポーンからポストスポーンのシーズン。ウイードエッジに産卵を終えたバスが出てくるシーズンで、ガイドで狙う魚はこれがメインです。

桧原湖は5月いっぱいはプリスポーン狙い。シャローに入ってくるスモールマウスバスを狙っていきます。6月に入ると産卵を終えた個体も混ざるようになります。また、房総リザーバーは5月6月ともポストスポーンの魚を狙っていきます。

 

オススメプラグ5選

例年なら5月中旬までガイドを行っている琵琶湖。ここで圧倒的に活躍するのはDEEP-X300です。4~5mの水深にウイードが入ったエリアを広範囲に探ります。

 

続いて桧原湖ですが、ここではプリスポーン狙いではSHADHING-Xが活躍します。ただ巻きでシャローを素早くチェックします。6月に入りポストスポーンの個体を狙う場合はSIGLETT。この時期発生するハルゼミのパターンでもあります。

 

房総リザーバーはポストシーズンは水面ゲームが熱く、POP-Xが昔からのド定番。昨年はi-WING FRYも活躍しました。

結構多くなってしまいましたが、どれも外せないアイテムです。

 

それぞれのルアーの使い所とキモ

DEEP-X300

飛距離を稼げ、最大深度を長くキープしながらトレースできるDEEP-X300は、広大なエリアが広がる琵琶湖では大きなアドバンテージを得られます。

力強い水押しだけでなく、食わせの要素も持ったアクションと、高浮力ボディーとロングリップによりちょっとしたウィードも回避できるのが強み。

タックルは6.5~7ft.でミディアムからミディアムヘビークラスのレギュラーアクションのロッドで、力強く直線的に3.5~4.5mのエリアを巻いてください。

 

SHADHING-X

SHADING-Xはスローなリトリーブではリアルベイトライクなゆらゆらしたアクション、ハイスピードなリトリーブでハイピッチウォブリングをするフィネスプラッキングの定番です。

特に桧原湖でこの時期使用するにはハイスピードリトリーブがお勧めです。反応しにくいシャロー中層のバスに少しリアクション的に誘います。水深1.5mを広範囲に巻いてください。タックルはスピニングタックルがよいでしょう。

 

SIGLETT

桧原湖では6月の声を聴くとハルゼミが出現します。水面に落ちたセミは産卵を終えたばかりでシャローをうろつくバスにとっては、追いまわさずに食べられる格好の標的。SIGLETTはそんなハルゼミを簡単に演出できるルアー。

オリジナルに加えナノタイニーとサイズ展開があり、ベイトならオリジナル、ナノはスピニングで使用します。ちなみに、私はタイニーをベイトタックルで使うことが多いです。

どのサイズも着水後、少しだけ放置してから細かい微波動がでる程度で水面を揺らしてやる感じで誘ってみてください。

 

POP-X

言わずと知れたポッパーの完成形POP-X

この時期、房総リザーバーではオーバーハングの周辺やワンド奥のシャロー、岩盤などあらゆるところへアプローチすることが多いです。とにかくプラグで魚に触りたいならこれ。

アクションは弱めのロッドアクションで小さなスプラッシュ音を出し、左右に連続してドックウオークさせるのがポイントですが、時折ステイを入れて、ステイ後に大きめのアクションを混ぜると遠くからもバスを引き寄せることができます。

ロッドは少し柔らかめのMLクラスが扱いやすいと思います。リザーバーのみならず霞ケ浦水系などのマッディーシャローレイクでもこの時期は実績があります。

 

i-WING FRY

去年登場が記憶に新しいi-WING FRYは、リザーバーでの表層ゲームでは登場以来、既にかなりの実績があります。

このルアーの特長はまず飛距離。私は遠方にある立木をベイトタックルで狙うときチョイスしています。虫系とも羽系とも違う独特のサウンドが妙に効果的で予想以上によく釣れます。

使い方はトィッチするようなロッドアクションでゆっくり巻いてくるか、少しクロールする程度のスピードで巻いてくるというシンプルなアクションです。

 

パターンにハメる時と大型を狙う時の使い分けについて

ポストスポーニングのこの時期、安定した釣果を目指すなら産卵が行われやすい緩やかなシャローの沖を狙います。これは湖、スモールマウス。ラージマウスバス問わずそう思います。上記のプラグでハマれば数釣りは可能です。

ビッグバスを狙うときは私が夏場にやるような沖の立ち木や岩盤、ディープフラットの表層などを狙います。ルアーのチョイスは変わりませんが、ビッグバスとアベレージサイズはこの時期から少しポジションが変わってくるように感じています。

 

近況をご報告

6月になるとKARASHIなどのI字系ルアーがおススメになってきます。そのi字系ルアーとして開発中のIGX、現在最終調整段階に入っています。このルアーの特長は前回もお話しした通りなのですが、多くのi字系ルアーが持っている欠点…というか弱点でもある、フッキング効率。現在はこれの改善策を適応中です。納得のいくまでテストをしたいので、ホントもうしばらくだけお待ちください。

 

また、昨年はコロナ禍で一時中止しておりました国内最高峰のバストーナメントJBTOP50シリーズが今年は再開しました。九州は福岡県の遠賀川で行われたその初戦、私は3位に入賞することができました。優勝まであと一歩だったのですが、初戦としてはよいスタートが切れたと思います。

この試合ではプラクティスで懐かしのX-DADがバスを見つけてくれました。次戦は広島の弥栄ダムで開催が予定されております。前人未到の4度目のチャンピオンに向けてまた頑張ってまいりますので、より一層の応援もよろしくお願いいたします。

 

メガバス(Megabass)

1986年8月15日設立、静岡県浜松市を拠点とするルアーメーカー。デストロイヤーをはじめとする各ロッドシリーズ、各種バス、ソルトルアー、リールなど、あらゆるフィッシングタックルを輩出。 同社のCEO伊東由樹氏はアングラー、そしてルアー、ロッドデザイナーとしても有名で、同氏の手掛けるタックル&ルアーは実釣力の高さに加え、優れた機能美、造形美を放ち、国内外で高い評価を受けている。