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「GG」「GP」「SF」「PM」…メガバスルアーのカラー名に付けられた頭文字の意味

あるときは光を透過して水色に溶け込み、またあるときは自らの存在を強烈にアピールして魚に訴える。

…そんな「美しいカラーリング」に定評があるメガバスのルアー。

 

新しいカラーパターンを生み出すために、塗料のみならず専用の機械やエアブラシまで独自に開発するというこだわりで、人にバスに…見るものを魅了してきました。

今回はそんなカラーのお話。

 

カラー名の頭文字

数々の名カラーを世に送り出してきたメガバス。

今や定番となっている「マットタイガー」というカラーを最初に採用したのはメガバスだった…なんて話も。

ところで、「GGシャッド」や「GPファントム」など、カラー名の頭に付けられた「GG」「GP」などのアルファベット、何を意味しているかご存知でしょうか?

実はカラーに迷ったときの参考にもなりそうな、こんな意味があるんです。

 

GG/グアニウムゴースト

ベイトフィッシュの鱗に含まれるナチュラルなグアニン色素を忠実に再現したパターン。光を反射するとメタリックに輝き、微光ではシースルーボディ(ゴースト)に変化。実際のベイトフィッシュに極めて近く、あらゆる条件下でリアルな存在感を演出するカラー。

 

GP/グアニウムファントム

クリア系カラー+グアニン反射で、シルエットは消しつつ光でアピールできるカラー。ボディ外面は光を反射しながらも基本的には光の透過率が高く、完全なクリアボディのものよりはるかに水とのなじみが良いカモフラージュカラー。クリアウォーターでとくに効果を発揮するという。

 

SF/ステルスフラッシュ

グアニウムスモークの進化形で、GPとGGの中間的な光透過率を持つ独特の表面処理。GGほどはっきりとは光らず、GPほど透過するでもない絶妙な存在。ビワヒガイをはじめ、モロコ、タナゴ系のマッチ・ザ・ベイトを表現するカラーとして使われることが多いパターン。

 

PM/パールマイカ

SG(スーパーゴースト)の後継パターンとして、フラッシングよりもトーン変化で喰わせることを目的に研究を重ねたカラー。クルマのメタリック塗装に使われる積層塗料を使い、白くぼんやり光る存在感を表現。マイルドな反射光は魚をスプークさせにくく、マッディウォーターにはとくに強いカラーとして認知されています。

 

MG/ミラーゴースト

クロームの半蒸着仕上げにより、GGよりも艶のあるヌメッとした質感を表現。完全に蒸着されたクロームが光を全反射するのに対し、ミラーゴーストは光の強さによって反射したり、透けたり、ちょうどマジックミラーのイメージで、条件を選ばずオールマイティに使えるカラー。

 

IL/イリュージョン

見る角度によって妖しく色が変わる、特殊塗料を使った背中部分のマジョーラ仕上げ。色彩変化には紫~青、オレンジ~緑などのパターンがあり、単独はもちろん、GGやGPと組み合わせて使われることも多いカラー。

 

HT/ハーフトーン

体側の側線より上をMG(ミラーゴースト)、下をGS(グアニウムスモーク)にしたパターン。テネシーシャッドとワカサギに採用され、 光の透過率を部分によって変えることでメリハリの効いたフラッシングを演出。

 

NC/ネオンコア

クリアボディの中心部を縦割りにして、クラッシュパターンのリフレクション・コアをインサート。強烈なフラッシングで内部からアピール。現行ルアーでは「シャッディングX75SP」や「ジャイアントドッグX」などに採用。

 

M/メタル

文字通りメタリック系の輝きを強調したパターン。完全なメッキ仕上げで光の透過はなく、水中から見上げたときのシルエットもはっきり。同系統の和銀に比べるとよりフラッシングが強烈で、ミラーフィニッシュに近い仕上げ。

 

PG/パールゴールド

「ビジョン95」の「PGアユ」のみに採用される特殊カラーで、顔料を3層に重ねてギラツキを抑えたパール系ゴールド。住む場所や状態など、アユのいる環境にこだわったカラーパターンのひとつとして開発されたカラー。

 

WAGIN/和銀

光の透過が少ないメタリック系のパターン。メッキ系のギラギラした反射ではなく、柔らかくくすんだ光を放つアルミニウムを蒸着。タバコの銀紙を貼ったハンドメイドミノーのような渋い質感が特長。和銀オイカワ、和銀アユなど、多くのベイトフィッシュパターンに採用。

 

WAKIN/和金

「プロップダーター80」の和金ゴールドシャイナーに採用されている控えめなゴールド仕上げ。和銀と同じくピカピカの反射を抑え、マイルドな光沢でナチュラルな存在感を演出。光線量の多いコンディションや、一段アピールを落としたい場面で使いたいカラー。

 

AB/アバロン

ネオンコアと同様、クリアボディの内部にアワビプレートを内蔵。天然アワビ特有のランダムかつ妖しい光沢は一つとして同じものがなく、美しい色彩とともに、ハイプレッシャーレイクのビッグバスが学習しにくいファジーさが魅力。天候・水色等の条件を選ばずに使えるカラー。

 

GLX/ギャラクシー

Zクランクに採用されていた「ダズラー塗装」の技術を現代にアレンジしたフレーク塗装。当時より細かい粒子を散りばめ、さらにクリアコート間で積層にすることでいっそう細密な反射を演出すると同時に、思わず息を飲むようなベイトフィッシュの美しさを表現。

 

HAKUSEI/ハクセイ

メガバスファクトリーの熟練職人が魚の剥製と同じ方法で塗り込んだというカラー。「ライブXリバイアサン」の専用カラーとして開発された塗装技術で、ハクセイカワムツ、ハクセイカープなど8タイプが展開、ローライトやディープウォーターで一番効くカラーというアングラーも。

 

ST/ステルス

ボディの一部にのみ箔を貼ったカラーパターン。シルエットを小さく見せる効果があり、アクション時の明滅フラッシングはしっかりと届ける仕上げ。クリアウォーターのシビアな条件下、またはエビなどの甲殻類パターンにはめると効果的なんだそう。

 

SS/シェルスキン

「ワンテンJr.SW」、「X-80シャローSW」、「コノシラス」など、主にシーバスルアーに採用されている下地。シェルスキンの名の通り、天然貝の輝きに近いフラッシュを追求。ゴーストのような半透明感も併せ持ち、水色の変化に対応しやすいナチュラルなカラー。

 

LZ/レーザー

メタルフィニッシュともグアニウムとも違う、変幻自在な輝きを見せるホログラムパターン。「X-80Jr」、「プロップダーター」等に採用され、シャローベイトが見せるデイライトでの強反射を表現。水色や光線量に関わらず使えるオールマイティなカラー。

 

GLOW/グロウ

その名の通り、一般的には夜間やディープレンジなど、ローライトコンディションで存在が際立つカラーパターン。一方デイゲームで下から見上げた時は太陽光に同調して自らをカモフラージュ。実は昼夜問わず使えるカラー。

 

MAT/マット(ハーフマット含む)

いわゆる艶消しの表面処理。ルアーの光りすぎを抑えたい時はもちろん、シルエットを際立たせたいときにも効果を発揮。

 

FF/ファーフィニッシュ

ルアーの表面を起毛処理し、昆虫や小動物の胴体をリアルに再現。また、このファーの作用で光沢を消すことができると共に、着水音を柔らかくできるという隠れたメリットも。虫パターンのタイミングでひとつは持っておきたいカラー。

 

ウッドパターンフィニッシュ

「ワンテンX」の背中に施されたパターン。リアルなウッドを模したウッドパターンは、最先端のテクノロジーと塗装技術とが融合した極めてアート性の高いカラー。

 

さっきまで全然喰わなかったのに、カラーを変えたらスグ釣れた。

そんな経験はないですか?

釣れない時こそカラーの意味を考えてみると、貴重な1匹、後1匹、もう1匹に出会える…かもしれません。

 

メガバス(Megabass)

1986年8月15日設立、静岡県浜松市を拠点とするルアーメーカー。デストロイヤーをはじめとする各ロッドシリーズ、各種バス、ソルトルアー、リールなど、あらゆるフィッシングタックルを輩出。 同社のCEO伊東由樹氏はアングラー、そしてルアー、ロッドデザイナーとしても有名で、同氏の手掛けるタックル&ルアーは実釣力の高さに加え、優れた機能美、造形美を放ち、国内外で高い評価を受けている。