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今江克隆のルアーニュースクラブR「令和の大進化!ギル型ルアーの新提案!!ミニーを紹介」の巻 第1035回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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チェイスをバイトに変える!

また「ギルベビ」のジャークベイト以上のメリットが、追ってきたバスを視認できた場合、そこから「ギルロイドJr.」と同様にポーズ&リアクションのサイト展開に持っていけることである。

特に冬から春の低水温では、シャローに居残ったバスが「ギルベビ」に気がついて追ってきても、なかなか一発でガツンと喰ってくることは少ない。

たいていはシャローの何か障害物に当ててヒラを打った瞬間などに突如姿を現し、喰い損ねることでバスをたまたま発見することが多い。

「ギルベビ」はリップがあるため、「ボトムや岩、スタンプに当てて止める」ことが可能で、それを繰り返すことで、通常のサイトでは発見できないバスを見つけたり、フラットのブレイクを延々巻きながら流すことでバスのスクールに遭遇したりすることがある。

この探せる能力と何かに接触させられる能力こそがリップ付きビッグベイトのリップレスに最も勝る点である。

基本的にバスを確認してからは、「ギルロイドJr.」のサイトでの使い方と同じと思ってよい。

バスが興味を持って距離を縮めてきたら見切らせないよう少しジャークで逃がし、さらに距離を縮めさせ、ルアーが岩壁、岸際などに追い詰められ次は逃げられないような状態を演出する。

そしてキメのショートジャークで喰わせるのが基本だ。

イメージは「ダルマさんが転んだ作戦」、もしくは「はじめの第一歩作戦」である。

このように「ギルベビ」は「ギルロイドJr.」に比べると、濁った場所や大雨、ローライトな時間帯などではグリフワ巻き(ダッシュ&キル)、もしくはデッドスローから超高速巻きで巻くだけでも釣れてくれる「万人向け簡単ギルルアー」と言う点が特徴と言えるだろう。

「ギルロイドベビー」の巻きからサイトへの展開で仕留めたシャローの寒バス。寒鮒カラーはもはや冬のマストカラー

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