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デイのメバルをスピンテールジグで狙う。ティクト「SPINBOWY(スピンボウイ)」開発を担当された花田 浩晃氏にあれこれ訊いてみた

寄稿:花田 浩晃
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メバリング特集2020

こんにちは、花田 浩晃(はなだ ひろあき)です。

さて、私がデイメバルを楽しむようになって10年以上。

「メバルは決して夜じゃないと釣れる魚じゃない」とは前回お伝えしたとおり。

この度、登場したルアーは”デイだからこそ楽しめる” そんなルアーになっております。

花田 浩晃(Hanada Hiroaki) プロフィール

九州天草、北薩エリアでメバル、アジなどライトゲームを中心にハタ、アオリイカ、ヒラスズキ、青物、シーバス、チヌなど様々な四季のターゲットを追うマルチアングラー。以前オフショアゲームに通っていた時期もあったが現在はショアゲームをメインに釣行を重ねる。 1971年生まれ 熊本県在住/TICTアンバサダー

 

SPINBOWY(スピンボウイ) 【Tict】

「spin bowy」はスピンテールジグ。 主にデイゲームで活躍するライトゲーム用のルアーになります。

Tict公式「スピンボウイ」詳細ページはこちら

 

そもそも、なぜ”デイ”で”スピンテールジグ”なのか

スピンテールジグはもともとバスルアーですが、シーバスでも現在定番ルアーになっているのはご存知かと思います。

メバル用として開発に着手したそもそものキッカケは…私がまだtictのテスターではなかった10年以上前にこのルアーがメバルに効くのでは?と思い、バス用の軽量のスピンテールジグをルアーショップに注文して取り寄せて使用したことから。

 

その当時はメバルデイゲームはあまりポピュラーではなかった為、常夜灯が効いたナイトゲームで試しました。釣果はというと腕も悪く使い方もあまりよくわかってなかったというせいもありますが、1時間で2匹と時間をかけた割にはあまり釣れず。この釣行でスピンテールジグがメバルに効くと言う事はわかったのですが、ワームの方が釣れるからと出番がないまましばらく時は経ちました。

そして5年程前、シーバスのデイゲームを楽しんでいた時にたまたまシーバス用スピンテールジグで良型のメバルを数匹キャッチ。その時にスピンテールジグはメバルに効くと改めて思ったんです。そして、スピンテールジグはバスやシーバスではデイゲームで使われているので、メバルもナイトで使えるものの、デイで使用する方がさらに効果的なのでは?と思うように。

そこで、その当時に本格的に始めていたデイメバルプラッギングで試してみようとなった訳です。

テスト釣行中にちょうどミノーやシンペンでは反応が悪く、下のレンジを探るためにまずバイブレーションや鉄板バイブで探っていましたがメバルの反応は良くない状況。駄目もとで小型スピンテールジグにルアーチェンジすると不思議な事にバイトラッシュが続き非常に驚いた事を覚えています。

その時わかったのがデイのメバルは「ルアーの波動」ではなく「ブレードのフラッシング」に反応してバイトしてくるという事。

 

こういう経緯でスピンテールジグの開発をtict社にお願いした訳です。もちろん「波動」に反応しないという訳ではなく、もちろん波動にも反応します。ただバイブレーションプラグなどの「強波動」を嫌がるケースもあると私は感じています。

 

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