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今江克隆のルアーニュースクラブR「知ってましたか? ベイトフィネス用リールの超フカボリ解説」の巻 第1028回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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ベアリングのオイル粘度による使い分け

さて、次にこれらの高性能ベイトフィネスリールを制御する上で、メカニカル、マグダイヤルでの調整以外に、かなり効果のある微調整方法がある。

それがベアリングのオイル粘度によるスプールの立ち上がりの調節だ。

簡単に言えば、過激に立ち上がり過ぎて手前に刺さるようなら粘度の高いオイルを、逆に弾道が浮き上がり気味なら粘度の低いサラサラのオイルを使う

市販のオイルには巻きモノなど、高回転型に高粘度耐久型のオイルを推奨しているが、立ち上がりを抑えたい場合には逆に高粘度をベイトフィネスに使うとよい感じで「タメ」がでて、投げやすくなることもある。

より立ち上がりの速さ、低弾道を求めるなら自分はK.T.F.のサラサラの極み「スーパーフィネスルーブ」一択。

粘度を上げてタメを作るにはK.T.F.の「スーパーハイレブルーブ」と、「SFR プロテクタオイル」、ZPIのペン型(青色)「エクストラロングキャスト」の巻きモノ用を使い分けている。

一番長期間メンテフリーでズボラできるのは「SFR プロテクタオイル」である。

オイルの粘度の使い分けでも、軽量ルアー専用のベイトフィネススプールのフィーリングはかなり変わるので、マグ設定、メカニカル設定でもイマイチ納得がいかない場合は一度粘度の違うオイルを数種類試してみることをオススメする。

これはブレーキセッティングがフロロよりはるかにシビアな「PEBF(PEベイトフィネス)」では、かなり重要な使い分けになるとも言っておこう。

ベイトフィネスセッティング最後の微調整は、ベアリングに注入するオイルの粘度で調整する。立ち上がりが鋭すぎて手前落ちしやすいなら、粘度を上げることで適性フィーリングなることがある

 

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